商品自体のデビューから既に30年ほどになる、第一電波のMDシリーズ。その特徴は、メインエレメントに各バンドのカセットコイルを取り付けて調整することでアンテナが完成する。このため、長いアンテナを何本も持ち運ぶ代わりに、必要なバンドのカセットコイルを備えておき、状況に応じて取り換えて使用するというものだ。
これだと車内に取り外したアンテナが何本も転がっている状況ではなくなるので、発売当初から一定のメリットはあると思っていた。なので、これまでの当BLOGで装備の充実、クーポン乗っかり、ポイント稼ぎのネタの1つにしたことや、ヤフオクに手を出したりするなど、幾つかの記事で挙げていると思うけど、ようやく立ち上げ作業を始める気になった。
ところでMDシリーズは、公称長さが2.00mとのこと。このクラスのアンテナをシエンタ天井に装着する場合は、ミリ単位で長さを見極める必要があり、早速MD200@メインエレメントを組み立てて全長を測定。結果、2003mmであった。これでMDシリーズのメインエレメントを装着した時のモービル総高さを把握するために必要な数値が全て揃った。以下にそれらを列挙し、計算してみる。
①アンテナ基台上面の地上高=1789mm
②飾りナットの厚さ =5mm
③メインエレメントの全長 =2003mm
↓
モービル総高さ=①+②+③
=1789+5+2003
=3797[mm]
ということで、道路法に付随する車両制限令第3条3項@大半の道路で最大3.8mを満たすため、走行モービルでの使用が可能だ。なので今後、MDシリーズの各バンドが上手く立ち上がってくれることを期待したい。
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