昨日(7/13)は、朝食前後に2本のアンテナ(HF15CLS@21MHzSSB、HF15CLS延長Ver.@18MHz)を立ち上げた。その後は暑い日中を避けて、夕方に次のアンテナを調整するつもりでいたけど、久々に18MHzで近距離エリア(1、2、3、0エリア)が開いたため、迷わず作業を延期。そして翌朝のWXが雨ではなかったため、2日連続で早朝の作業となった。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ、アンテナを装着した時の外観は、こんなイメージ。
・測定方法 :過去記事@RVK的なアンテナ測定方法_240612に記載の“本気測定”による。
・ねらい周波数:28.510~28.520MHz付近。
・その他 :ステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲。
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とりあえず元々のバンド内に調整する訳なので、標準エレメントの挿入長さを個人的最小である20mmにして1回目の測定。結果は、f0≒27.605MHz、SWR≒1.21、Z≒48Ω、帯域=27.382~27.828MHz(27.605MHz±223kHz)であった。とりあえず標準エレメント最長状態なので、まぁこんなものかと。
ここで取説を参照し、周波数変化量の目安が18kHz/mmであることを確認。計算の結果、ねらい周波数付近まで50mmほど短くする必要があるとのことで、とりあえずエレメント長さを-40mmさせて2回目の測定。結果は、f0≒28.242MHz、SWR≒1.08、Z≒50Ω、帯域=28.010~28.474MHz(28.242MHz±232kHz)であった。もう少し高く出るつもりでいたけど、まあまあの値だと思う。
この40mmにおける周波数変化量を計算した結果、15.925kHz/mmと出た。これを踏まえ更に-17mmさせようとしたが、途中でエレメントが止まる。その理由は、最大エレメント挿入長さが65mmであるため、対応長さ(穴深さ)が5mmしか残っていなかったためだ。なので、ここでエレメントの追加工作業が必要になる。
具体的には、17mm詰めるためにエレメントを12mm短くする必要がある。と言うことで、いつもの両頭グラインダーが登場する。今回は切断しても砥石角部の摩耗を限りなく無意味に進行させるだけなので、削り落とすことにする。
で、12mm先にマーキング(砥石で傷付け)を行い、それを超えないように慎重に作業を進め、バリ取り&バフ掛けを経て無事に加工終了~3回目の測定。結果は、f0≒28.525MHz、SWR≒1.00、Z≒52Ω、帯域=28.290~28.760MHz(28.525MHz±235kHz)となる。
細かく拘れば、「0.5mmほど延ばしてねらい周波数に持って行くことも可能だな。」とも思ったけど、組立の再現性が有る状態の方がどちらかと言えば好みなので、目いっぱい奥まで挿入した状態で使うことに決め、作業終了とした。
なお参考として、2つの周波数でSWR等を測定。1つ目は28.480MHz(DXなどのニーズ?)で、SWR≒1.05、Z≒49Ω、2つ目は28.610MHz(国内コンテストなど)で、SWR≒1.12、Z≒61Ωであった。また、全長を測定したところ、998mmであった。
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バンド内、しかも一般的と思われる周波数をねらっていたので、当初は「追加工無しで行ける!」と見込んでいたけど、結果的にそうならなかった。なのでこの日(7/14)は、作業台として使っていた脚立を持って来ておらず、急遽フタ付きコンテナの上に板を敷いてお店を広げ、立膝姿勢で加工しながら対応した。
そういうハプニングもあったが、これで同シリーズのHF帯分5本(7CW、7拡SSB、18、21SSB、28SSB)が立ち上がった。引き続きHF6CLS@50MHzの調整を行っていく。
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