JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

BIC10H(28MHz用ホイップ?)をシエンタで測定&調整(現状把握、FM編)

2022年07月30日 08時26分00秒 | 28MHzアンテナ

28MHz用の走行使用可能な長めのアンテナとして、今回白羽の矢を立てた“BIC10H”だが、急遽必要な場面が出てきたためFMで立ち上げることにした。本当はCW→SSB→FMの順に着手するべきなんだけど、時間が無いのでイレギュラーなプランを選ぶ。

なお、チェックケーブルは以前に製作した28MHz用のものを使用し、アンテナアナライザーはCOMET_CAA500、帯域はSWR≦1.5の範囲とし、各エレメント挿入長さは、記述が無い限り目いっぱい@50mmとする。

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まずは現状把握、3種類の未使用エレメントを測定してみる。

1本目は、BIC10Hに付属していたエレメント@L≒1300を取り付けて測定。結果は、f0=26.895MHz、SWR≒1.14、Z≒65Ω、帯域=26.338~27.452MHz(26.895MHz±657kHz)であった。

2本目は、SD330のオプションエレメントとして販売されていたOPE750@L≒773mmを取り付けて測定。結果は、f0=33.286MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω、帯域=32.524~34.048MHz(33.286MHz±762kHz)であった。

3本目は、HF80CLに付属していたエレメント@L≒1200を取り付けて測定。結果は、f0=27.751MHz、SWR≒1.04、Z≒57Ω、帯域=27.126~28.376MHz(27.751MHz±625kHz)であった。

以上を踏まえ、1本目のエレメントは今後のスペアエレメントに加えることにして、3本目のエレメントを加工して調整していくことにする。ちなみに加工には、脚立の上に載せた両頭グラインダーを使用する。

それでどれだけ短くするかだけど、ねらいf0=29.14MHzとした場合、3本目のエレメントは計算上約163mm長いことになる。そこで、まず150mmカットして1回目の測定。結果はf0=29.347MHz、SWR≒1.04、Z≒57Ω、帯域=28.598~30.096MHz(29.347MHz±749kHz)となり、いきなり見込んだ余裕を喰い尽くす切り過ぎとなった。

仕方が無いので20mm伸ばして(挿入長さ≒30mm)2回目の測定。結果はf0=29.113MHz、SWR≒1.04、Z≒57Ω、帯域=28.372~29.854MHz(29.113MHz±741kHz)となり、かなり近いところまで来た。

更に3mm深く挿して(挿入長さ≒33mm)3回目の測定。結果はf0=29.146MHz、SWR≒1.04、Z≒57Ω、帯域=28.406~29.886MHz(29.146MHz±740kHz)となったので、作業終了とした。

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久々の作業だったためか、最初の現状把握で帯域幅にバラツキが発生したが、アンテナアナライザーの取り扱い感覚が戻って来たようで、後半3回の値は少ない誤差に留まってくれた。(同じアンテナアナライザーをお使いの方であれば、この状況はお分かりいただけると信じたい。)

今回は時間の都合でここまでとしたが、いずれは組立の再現性が確保(挿入長さ=目いっぱい@50mmで使用できる)されたエレメントを製作および交換し、今回のエレメントは別のアンテナ(たぶん使えそうなアンテナに、心当たりあり。)に充てようと思う。


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