この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

川原の露天風呂

2019年07月02日 | 新穂高の歴史

泥や流木で埋まった露天風呂

奥飛騨を代表する公共の露天風呂に新穂高の湯がある。

野趣あふれる大自然の露天風呂だが川に近いため大雨で増水すると風呂の中まで川の水が入り込むことが年に1,2回はある。

そのためすぐに閉鎖することにしている。雨が止むとすぐに川の水も引くので再開したいが泥や流木でとても入れる状態ではない。

そのため自分たち観光協会員が総出で掃除をする。

溜まった泥はとても重いので中々人の手では出せないので放水ポンプを使って一気に流すのである。

こうして綺麗になった露天風呂がまた安全に再開できるのである。

綺麗になって気持ちいので入りにきてください。



新穂高の湯

2017年12月15日 | 新穂高の歴史

新穂高温泉の河原にある無料の、風光明媚な露天風呂「新穂高の湯」の大規模改修工事を現在行なっている。

長年、観光客や登山者に愛され人気の風呂だが大雨時に川の増水で冠水したり湯温の低下で快適に入っていただけない状態となっていた。

今回、新穂高温泉観光協会で地元の建設業者に依頼して今月から改修に入っている。

相当な傷みかたをしているのでかなりの難工事だ。

僕は今回の工事の協会の責任者になっていて毎日のように進み具合を見守っているが、さすがに奥飛騨の露天風呂を数多く作ってきている業者なので雰囲気の良い露天風呂になりそうだ。

また、湯温も上がるように工事しているので今までみたいに寒くて出られないということも無くなるはずだ。

奥飛騨のポスターなどにも使われているこの露天風呂、来期は気持ちよく入ってもらえると思います。


イベントします

2014年04月25日 | 新穂高の歴史

地元の観光組合主催でちょっとしたイベントを開催します。

平日で1日だけの限定ですが、興味在る方は見てみてね。

新緑の北アルプスと満開のニリンソウの群生地を楽しむツアー

P1080523_2ニリンソウ畑

Pap_0534 新緑と笠ヶ岳。

詳細はこちら!

 


中尾のガイド

2012年03月23日 | 新穂高の歴史

20100511_1161648_2 旧穂高小屋の前の中尾のガイド達。

北アルプスの麓に住む僕の中尾は、古くから多くの山岳ガイドを輩出してきた。

そんな中、飛騨の山岳界の大御所から昔の写真に写っているガイド達の中に一人だけ名前は分かったがどういう人なのか分からないと僕に問い合わせがあった。

その写真には左から杉本為四郎 今田由勝 中畠政太郎 内野常次(前) 今田竜次郎さんは有名なので詳しい事はわかるが、右端に写っている小瀬紋次郎のことが分からなかったらしい。

101_0420_2 100年近く前の写真。

小瀬といえば僕の母の旧姓。母に聞いたところ、僕の曾祖父の弟だった。

中尾のガイドで北アルプスの初登頂がいくつも成し遂げられたりしてその活躍ぶりは有名である。そんな先人達を誇りに思い、僕ももっと精進しなければと思った。

大御所のブログをご覧いただければ飛騨の登山史がわかります。

隠居の『飛騨の山とある日』

大御所は錫杖の冬季1ルンゼ初登攀者など飛騨を代表する僕の尊敬する岳人の一人です。


スノーシュートレッキング

2012年01月12日 | 新穂高の歴史

Imgp0276 右俣谷の川原。

スノーシュートレッキングの新たなコースを探しに山の中を悪友と歩いてきた。

この冬一番の寒さの今日は青空は澄み渡り、空気もキンと冷え、雪質はパウダーでトレッキングに最高の日和だった。

新穂高はスノーシューのトレッキングにはもってこいのロケーションである。

Imgp0286_2 ジャンや白出のコルも良く見える。

ロープウェイ乗り場から歩き出し、少ししてからスノーシューを装着。

結構トレッカーが入っているらしくトレースがある。

途中、川原へ降りて雪原を行くと穂高が好く見えた。

夏なら行く事のできない場所でも雪がある時期ならスイスイ行けて楽しい。

Imgp0309_4 穂高平から笠ヶ岳。

写真を撮りながらゆっくり歩いて1時間半で穂高平着。

笠ヶ岳の見えるところまで上がり昼食とした。素晴らしい景色の中、ラーメンとコーヒーは美味しかった。

今日は陽が照っても気温が低く雪質は軽かった。

スノーシューは下りが楽しい。リズミカルに下れば本当に楽である。

Imgp0320 穂高平の雪原。

日本各地でスノーシュートレッキングが行われているらしいが、これほどの北アルプスを間近に見ながら歩けるところは、そうは無いと思う。

約3時間のお手軽トレッキングだった。


郷土の歴史

2009年10月06日 | 新穂高の歴史

Pap_0703 杓子の岩屋

昨日、悪友と岩井戸地区にある「杓子の岩屋」を見に行ってきた。

それはどういうモノかというと、今から三百年近く前に、播隆上人がこの地を訪れた際に、この岩屋に籠もり、百日間飲まずくわずの修行を行った窟である。

その後播隆は笠ヶ岳の再興に成功したそうである。

岩井戸地区から始めは細い車道を歩き、途中から山道に入ってゆく。20分程歩くと目の前に突然岩の壁が目に入ってくる。異様な感じに少し威圧感を感じた。

そして、高さ約30mはあるだろうか、巨大な窟の中に祠がある杓子窟があった。まわりにはいくつも同じ様な窟がいくつもある。壁を触ってみるとフレーク状でとても脆い。長年の風雨や風雪で削られていったのだろう。

Pap_0699 下から見上げた窟。

削られているところが、杓子状なのでこの名前だと思う。

この近くは頻繁に車で通っているがこんな近くにこんな場所があるなんて知らなかった。

毎年夏に播隆の祭りがあるらしい。今度はそれも見てみたい。


絵手紙コンテストの結果

2009年01月27日 | 新穂高の歴史

Cac7mvlj 絵手紙応募作品

昨年から新穂高温泉観光協会で絵手紙コンテストの募集を行っていた。

今月15日に応募期間が終了したので先日、役員で審査をさせていただいた。応募総数36通と思ったより多くの作品を送っていただいた。どれも力作揃いでみんなで悩みに悩んで、1つの特選、5つの入選、佳作をそれぞれ選び抜き賞品の図書カードを進呈させてもらった。作品は全て新穂高の観光案内所に展示してあります。

みなさん是非見にきてください。

Cadvfqt8 絵手紙応募作品


嵐の10月

2008年10月22日 | 新穂高の歴史

Pap_0306 一之瀬の散策道

紅葉シーズン真っ盛り、めまぐるしい日が続いている。朝から本業が忙しく全力で仕事をしているが、夜には観光協会のイベント開催中なのでそちらに毎日行って役割を果たしている。10時を回って家に帰ると布団に入ることもなくソファの上でつい深い眠りについてしまう毎日である。「忙しい」という言葉は余り好きではないがどうしても使ってしまう。「忙」という字は心を亡くすと書く。働きいてばかりいると自分を失ってしまってしまうという意味なのだろうか。自分にとってのリフレッシュはやはり山や大自然である。そんな中僅かな昼休み中にカミさんと乗鞍高原へ行ってきた。急峻な奥飛騨と違って乗鞍の山すそに広がる高原は、広々としていて空が広い。紅葉には少し遅かったようだが天気もよくおしゃれなカフェでコーヒーを飲み、リフレッシュすることができた。

Pap_0310 牧場と乗鞍の峰

夜の新穂高のイベントの紅葉ライトアップはお客さんにまずまず好評をいただいている。今年初めての試みにみんな戸惑っていたが、なんとかこなしている。日が経つにつれいろんなことに気付く。その都度改善して来年の役員に引き継げたらいい。


絵手紙コンテスト

2008年06月15日 | 新穂高の歴史

P1130214 ポスターの絵手紙はカミさんのです

新穂高温泉観光協会が主催する、「第1回新穂高温泉絵手紙コンテスト」を開催して新穂高に泊まられた多くのお客さんからの応募を募っている。 僕も絵手紙なんて最近まで知るよしもなかったが、カミさんが趣味でやっているのを見て、面白そうだったので今回この企画を立ち上げてみた。新穂高の各宿泊施設などにポスターを貼ってもらい絵の具つきのパレットとはがきも置いてもらい、ポスターを見てすぐ描きたいと思われたお客さんが手軽に描いてもらえるようにした。旅の思い出の一つして残してほしい。

来年の1月15日まで募集しています。題材は新穂高に関するものです。入賞者には図書カードが進呈されます。後日特設会場にて絵手紙を張り出したいと思っています。ドシドシ応募をお待ちいたしております。