この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

マンガも読みます。

2010年09月27日 | 本と雑誌

2010092716200000 『元祖女子山マンガ でこでこてっぺん』

登山専門誌、月刊『山と溪谷』に17年間連載されているマンガがある。

著者はゲキさんという女性で、自分が山へ行った時の体験などが面白、おかしく漫画化されていて楽しいマンガである。

共感できるネタもたくさんあり特にこれから山をやりたいと思っている女性には打ってつけのマンガかもしれない。

今回単行本化されて早速買ってしまった。最近いろんな山のマンガがあるが僕はこれが一押しです。


初登頂!

2010年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Ata41_31 この写真の山は僕が96年登った山。

僕の所属する飛騨山岳会の先輩達が他の山岳会の人たちと合同登山隊を組んで、チベットの未踏峰ダ・カンリ峰(6247m)の登頂にこのほど成功した。

平均年齢は60歳を越す隊で若くはないが、先輩達は皆現役のアルパインクライマーばかりで強力なメンバーである。しかも、未踏峰ということで山の情報はほとんど無く綿密な偵察を重ねていたようである。ある意味、登りまくられている8000m峰よりも難しいのではないだろうか。過去に誰も登った事の無い山に自分が初めて山頂を踏む時の心境はどんなものだろう。

登頂後、さらに別の未踏峰を偵察されたようで、すでに次の山に目標を定めているようである。いくつになっても夢のある山を続けられていて素晴らしいことである。

お疲れ様でした。


カレーのお店

2010年09月22日 | 食・レシピ

2010092212440000 弱尊の店構え。

カミさんと高山へ買出しにいってきた。

昼食は初めて入るお店。弱尊JAKSON

カレーが有名らしいこの店は夜はBarもやっているらしい。店の中はすでにお客さんが一杯。僕たちは少し奥まった席に着いた。Barのつくりなのでかなり薄暗い。飛騨豚カツカレーを注文した。写真を撮ろうと思ったが暗すぎて僕の携帯はライトも着いていないので撮れなかった。

食べてみるとコクのある濃厚な味わい。中々美味しい。この味は何だろうと思ったらひょっとして味噌?初めての感覚のカレーだった。しばらくして思い出したらまた行きたくなるだろう。

行ったことのある人も沢山いると思いますが、場所は文昭堂の近くやさ。文昭堂ってしっとるろ。ヒラヨシの隣の。


いろいろあります。

2010年09月21日 | 山岳救助

2010092114380000_2  慌ただしいヘリポート。

最近遭難と呼べるほどのことではない遭難があった。

疲れで動けなくなってしまったが林道(車道)までは降りてきている。ほとんど山から降りてきているのに救助要請。

ヘリで救助に向かい救急車に引き継ぐとヘリを呼んだ覚えはないと逆切れする始末。

だったらなぜ、救助要請するのか。救急車を降りる頃には疲労も回復し元気だったんじゃない?

タクシーでも呼んだつもりで要請したのだろうか。こちらは要請があれば絶対に出動はするが、意味がわからん。


2010-09-21 09:23:46

2010年09月21日 | 山岳救助

P1050942 秋の空になってきた。

連休最終日の昨日、飛騨側の山岳遭難者の合同慰霊祭が執り行なわれ僕も救助隊員として参列してきた。

昨年も遭難して亡くなった方が何人かいて新たに合祀された。

この連休は天気も良く登山者もお盆より多かった。はやり遭難事故も何件か発生していずれもヘリで救助された。僕も朝早く要請がかかったが、さすがに本業が忙しく勘弁してもらったが警備隊が迅速に救助を終えてくれた。

夏から休みの度に県警ヘリがヘリポートで待機してくれているが今年はそのお陰で事故発生からレスキューまでが本当に早い。航空隊長の采配がズバリ的中している。

今年ほど遭難事故の多い年はあっただろうか。長野も今年は異常に遭難が多いらしい。

軽い怪我から痛ましい事故まで様々だがやはり中高年のかたの事故が圧倒的である。普段運動をしていなくて、いきなり登山すれば無理があるのは当然だ。疲労で動けなくなってしまう遭難は、トレーニングや自分に合った山を選ぶことで防げるはずである。美しいアルプスにはそれなりに覚悟して行く必要があると思う。あまりの遭難の多さにいろいろ考えてしまう。


だいこんマラソン

2010年09月19日 | 子育て

P1050956_2 スタート前。

カミさんの実家のある山の村で、 毎年行われているマラソン大会がある。

その名も、「山のむら高原だいこんマラソン大会」どうしてだいこんなのか知らないがそれに息子が出場してきた。僕は仕事で行けなかったがカミさんと娘で応援に駆けつけた。

その日のために息子はマラソンの練習をしていて僕も付き合ったりしたが、最近熱を出したばかりで体調は良いのか良く分からない。

P1050962 1124番!ニヤニヤしないでしっかり走れ!

でもまあ楽しく3キロのコースを走ったようである。

天気も良く秋の高原の風は気持ち良かっただろう。外で元気に走り回る事は心身共に健康になる。

結果は39人中21位。参加賞のダイコンとホウレン草をもらってきました。来年も出てください。


ちょっと汚い話。

2010年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

先月、錫杖にクライミングに行って足の爪が傷んでしまった。

写真撮って載せようと思いましたが汚いので止めました。左足の親指は内出血で黒ずんでいるだけですが、右足の親指爪は完全に浮いてしまって、新しい爪が押し出してくれるのを待っている状態です。

シューズが小さいのか、登りかたが下手なのか、なんでだろ~♪なんでだろ~♪

今度から深爪していこ。

先日子供たちの小学校の運動会がありました。ビデオ撮影に必死で良い写真が撮れませんでした。僕も足痛いけど参加してきました。

カミさん、弁当作りご苦労様。

P1050411


山岳雑誌に。

2010年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム

P1050939 本日発売の二誌。

大変僭越ながら、山と渓谷10月号に記事を出させていただきました。

153ページ、クライマーズリレーコラム。

僕にリレーを廻してくださった、akiさんありがとうございました。

また、同じく本日発売の岳人に僕が師匠と仰ぐT根氏の記事も出ています。138ページ~140ページ。岳人クロニクル。

いつかはクロニクルに載せられるような山行がしてみたい。


1年が経ちました

2010年09月11日 | 山岳救助

P1050335 鳳凰三山の向こうに富士山

県防災ヘリが墜落して今日で丁度一年となった。とても残念で悲しい惨事だったがそれを無駄にしないように各機関の連携など、色んな面で改善されたようである。

しかし山岳遭難は一向に減る兆しも無く、返って今年は増加してしまっている。

今日も遭難現場へ、ヘリで出動してきたがやはり現場はまだ雪渓が多く残るかなり険しい谷の中。内容は今日もヘヴィなので書けないが救助隊員も航空隊員も皆命懸けである。どんなに軽い怪我や疲労での救助要請でもこちらの危険度はほとんど変わらず、こちらも必死でレスキューしていることを多くの登山者に知ってもらいたい。楽なレスキューは無いのである。

山に行く前の綿密な登山計画を立て、自分に合った山を目指し決して無理のない登山をしていただきたいと、心の底から願ってしまう。