僕の所属する飛騨山岳会の先輩達が他の山岳会の人たちと合同登山隊を組んで、チベットの未踏峰ダ・カンリ峰(6247m)の登頂にこのほど成功した。
平均年齢は60歳を越す隊で若くはないが、先輩達は皆現役のアルパインクライマーばかりで強力なメンバーである。しかも、未踏峰ということで山の情報はほとんど無く綿密な偵察を重ねていたようである。ある意味、登りまくられている8000m峰よりも難しいのではないだろうか。過去に誰も登った事の無い山に自分が初めて山頂を踏む時の心境はどんなものだろう。
登頂後、さらに別の未踏峰を偵察されたようで、すでに次の山に目標を定めているようである。いくつになっても夢のある山を続けられていて素晴らしいことである。
お疲れ様でした。
カミさんと高山へ買出しにいってきた。
昼食は初めて入るお店。弱尊JAKSON
カレーが有名らしいこの店は夜はBarもやっているらしい。店の中はすでにお客さんが一杯。僕たちは少し奥まった席に着いた。Barのつくりなのでかなり薄暗い。飛騨豚カツカレーを注文した。写真を撮ろうと思ったが暗すぎて僕の携帯はライトも着いていないので撮れなかった。
食べてみるとコクのある濃厚な味わい。中々美味しい。この味は何だろうと思ったらひょっとして味噌?初めての感覚のカレーだった。しばらくして思い出したらまた行きたくなるだろう。
行ったことのある人も沢山いると思いますが、場所は文昭堂の近くやさ。文昭堂ってしっとるろ。ヒラヨシの隣の。
連休最終日の昨日、飛騨側の山岳遭難者の合同慰霊祭が執り行なわれ僕も救助隊員として参列してきた。
昨年も遭難して亡くなった方が何人かいて新たに合祀された。
この連休は天気も良く登山者もお盆より多かった。はやり遭難事故も何件か発生していずれもヘリで救助された。僕も朝早く要請がかかったが、さすがに本業が忙しく勘弁してもらったが警備隊が迅速に救助を終えてくれた。
夏から休みの度に県警ヘリがヘリポートで待機してくれているが今年はそのお陰で事故発生からレスキューまでが本当に早い。航空隊長の采配がズバリ的中している。
今年ほど遭難事故の多い年はあっただろうか。長野も今年は異常に遭難が多いらしい。
軽い怪我から痛ましい事故まで様々だがやはり中高年のかたの事故が圧倒的である。普段運動をしていなくて、いきなり登山すれば無理があるのは当然だ。疲労で動けなくなってしまう遭難は、トレーニングや自分に合った山を選ぶことで防げるはずである。美しいアルプスにはそれなりに覚悟して行く必要があると思う。あまりの遭難の多さにいろいろ考えてしまう。
カミさんの実家のある山の村で、 毎年行われているマラソン大会がある。
その名も、「山のむら高原だいこんマラソン大会」どうしてだいこんなのか知らないがそれに息子が出場してきた。僕は仕事で行けなかったがカミさんと娘で応援に駆けつけた。
その日のために息子はマラソンの練習をしていて僕も付き合ったりしたが、最近熱を出したばかりで体調は良いのか良く分からない。
でもまあ楽しく3キロのコースを走ったようである。
天気も良く秋の高原の風は気持ち良かっただろう。外で元気に走り回る事は心身共に健康になる。
結果は39人中21位。参加賞のダイコンとホウレン草をもらってきました。来年も出てください。
県防災ヘリが墜落して今日で丁度一年となった。とても残念で悲しい惨事だったがそれを無駄にしないように各機関の連携など、色んな面で改善されたようである。
しかし山岳遭難は一向に減る兆しも無く、返って今年は増加してしまっている。
今日も遭難現場へ、ヘリで出動してきたがやはり現場はまだ雪渓が多く残るかなり険しい谷の中。内容は今日もヘヴィなので書けないが救助隊員も航空隊員も皆命懸けである。どんなに軽い怪我や疲労での救助要請でもこちらの危険度はほとんど変わらず、こちらも必死でレスキューしていることを多くの登山者に知ってもらいたい。楽なレスキューは無いのである。
山に行く前の綿密な登山計画を立て、自分に合った山を目指し決して無理のない登山をしていただきたいと、心の底から願ってしまう。