昨日は疲れ果てて寝てしまったので続きを書きます。
今朝は心地よい疲労感があり、気持ちは充実している。O森君も同じだろう。
2ピッチ目。O森君リード。左のカンテを順調に登るってから右に若干トラバース。
トポでの3.4ピッチを一気に僕がリ-ドした形となった。
ここからが本当に大変だった。5ピッチ目。チョックストーンのある狭いルンゼ。
右壁から上がるのがトポ通りだったが、見た感じ悪そうと感じてしまって、O森君左のフェースから登りにかかる。しかし、このフェースもムズイ。しかし、O森君頑張る。彼の頑張りは凄い。約1時間O森君頑張ってくれるが35mほど登った地点から諦めのコール。ロワーダウンして降りてきた。ウーン。厳しいです。
それなら今度は僕が。何とか左から右へ移ってチョックストーンの上に出たい。
しかし、やはりO森君と同じ方に行ってしまって、合えなく撃沈。僕もロワーダウン。ここですでに1時間半は時間を食ってしまった。二人に諦めて敗退の雰囲気が漂う。
しかし、最期にもう一回だけ右のランペに挑戦してみよう。これでダメだったら潔く敗退することにした。僕がリードする。さあ、力を振り絞ってA0でランペに体を引き上る。ここも厳しい。しかし、ピンもあり何とか抜けられそう。体が終始投げ出されている感じで怖いがチョックストーンの上に出る事ができた。
さすがに嬉しかった。
さあ!次はラストピッチ。O森君に頑張ってもらいましょう。右壁から一旦取り付くがランナウト。再度左壁からチャレンジ。ここもかなり厳しい場所。
O森君粘り強い登りで奮闘してくれ登り切った。なんだか感動ものだった。
続いて僕がフォローしたがここは本当に厳しくテンションかけてしまった。O森君で無ければ登れなかっただろう。
最期、草付をザイルを外してコルまで。一気に素晴らしい景色が広がっていた。これだけの達成感のある山登りは本当に久しぶりである。
頑張ってよかった。あの時諦めなくて力を振り絞って登ってよかった。
コルからの槍、穂高
懸垂を何回か繰り返し、同ルート下降。すでに体はクタクタ。途中またもやハプニングが発生したが、ここもO森君の頑張りでなんとかクリア。彼は本当に凄い男である。
コルから抜戸方面。
かなり時間を食ってしまった。夕闇迫る中急いで下り、中尾口に大方7時着。
12時間行動の厳しかったが素晴らしい1日であった。
O森君ありがと。
クタクタになって帰ってきた。
以前からの課題であった錫杖岳3ルンゼにいつものO森君と登ってきた。
二人とも初めてのルートで厳しい場面もあったがコルまで登り切り、充実感、達成感、そして安堵感。いろんな気持ちの交じり合うクライミングであった。
これは12時間に及ぶ男二人の壮絶なドラマである。(大げさかな)
朝6時半中尾口にO森君と待ち合わせ。ちょっとしたハプニングもあったが出発。3ルンゼの取り付きまで二人とも行ったこともなかったので、藪漕ぎとなってしまった。2時間登ってなんとか取り付きを見つけたがすでに汗だく。暑くなってきた。
1ピッチ目僕がトップで登り出す。久々のクライミングで緊張するし早速厳しい場面に出くわすが50m一杯に伸ばした。かなり稼げたはずである。
続きは明日か今夜中には。
昨晩、少しだけ夜更かしをして30年ほど前の「はだしのゲン」という映画を見た。
小学生の時に学校で見た覚えがあり、原爆が落ちてからのシーンは強烈に記憶に残っていた。昨日も何十年かぶりにその場面を見たがやはり、正視できない位、悲惨な場面であった。
子供の頃は戦争について漠然と怖いと言うことしか考えていなかったが、最近になって、8月は終戦記念日や原爆が投下された月ということもあって、テレビなどで戦争についての情報を見て、本当に平和のありがたさを感じている。
映画の中にもあったが自分の子供が戦争に行くことになって、誰が喜んで送り出す事ができるだろうか。
戦争をしていた時代を少しでも知って、今の時代のありがたさに感謝。
いつまでも平和が続きますように。常念岳からの日の出(horiさん撮影)
今日、昼休み軽トラで山ノ村へ用事に行ってきた。
山ノ村とは神岡町の、ある地区でいろいろなが集まった場所の通称である。
冬はとてつもない豪雪地帯だが今の時期は高原の空気に包まれてなんとも爽やかな場所である。
標高は1000mくらいで初めて訪れた時は普段の生活とは時間の流れ方がゆっくり流れているようでまるで別世界の気がして驚いた。
この時期、奥飛騨は観光客の車でゴッタ換えしてなんだか騒がしいが、山の村はほとんど地元の人の車しか走っていなく今日も本当に別世界であった。
気温も町の温度計は34度を示していたがここはなんと27度。湿度も低く風もあってきもちがよかった。
日本のほとんどの場所は開発が進んでいるが、ここは観光地化されず旅館も無く(1軒あるが)訪れる人も少ない。
冬になれば大規模林道は除雪されないので行くのにさらに厳しくなる。
しかし、ここはそれでいいと思う。(生活している方は大変だけど)いつまでも静かでこのままの山ノ村であって欲しい。
ついに欲しかった山のアイテムを手に入れた。
GPSハンディである。まともに買えばとんでもなく高くとても手が出そうではないのだが、今回horiさんがネットで格安の新品を見つけてくれ。三分の一ほどの値段で買う事ができた。
しかもhoriさんに25,000/1の地図まで頂いて本当にありがたかった。
英語版なので使うのに難しいかも知れないが一回覚えてしまえば何てことないだろう。
しっかりと地形図を読図できる事が基本であるが、山スキーのときなど、道無き道を行く時は心強いお守りとなることは間違いない。
また、パソコンにトラックを載せてブログにアップできたりもするので山から帰ってきても楽しみが増えそうである。
しばらくは使い方を勉強するのも楽しそう。
昼飯前の仕事中、救助隊長からレスキューの出動要請の電話がありバナナ1本食べて、ヘリポートに向かった。
瞬時に装備を装着し一息も入れるまもなく、ベテラン隊員と二人でヘリで現場に向かった。場所は「鳥もかよわぬ」と昔言われていた、かなり険しい場所。
雪渓の高さはまだ7mもあった。
詳細はヘヴィーなので書かないが大変だった。1時間後3人の隊員が応援にヘリで来てくれた。
当事者はギリギリピックアップできたが僕らは雨が酷くなってきたので土砂降りの中徒歩で下山。
忙しいこの時期、家族にも迷惑を掛けたがカミさんが僕の仕込みをかなりやってくれていたので助かった。
やれやれ。
今朝は5時に起きて新穂高の湯の掃除当番だったので息子を連れて行ってきた。
まだ眠そうだったが前の晩から行きたいと言っていたので無理に起した。
朝早くからの掃除はなんだか健康的だ。約30分ほど掃除をしてから帰って息子はラジオ体操に行った。
Kaorikoさんがフランスから送って頂いたクールジェットの種が順調に育ち、今収穫の最盛を迎えている。
1日4~5本づつ採れるのでありがたい。うっかり見落として採り損ねると恐ろしい位でかくなってしまうので気をつけよう。
炒めたり、煮込んだりして美味しくいただいて。お客さんにも出せるのでありがたい。
ゴーヤも育てているがまだまだ小さい。ゴーヤ大好きなので早く食べたいです。
トウモロコシは今年は失敗してしまった。悲しいです。