秋の連休はとても好い天気に恵まれ、たくさんの観光客や登山者が新穂高で北アルプスの雄大さと紅葉の美しさを楽しまれたようだ。
最近の登山ブームなのか新穂高から槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳などへ登山される人もとても多くなっている。
そんな中問題も起きている。
あまりにも多い登山者の為、駐車場が無いのである。無料の駐車場はとっくに満車になり溢れ出している車は路上に停めるしかなく、酷いところでは両脇に駐車されて通行する車は前から車がきたらすれ違えるわけも無く大変なことになっていた。
9月の連休から頻繁におきている。
登山者の駐車マナーが悪いと言う声もあるが、果たしてそれだけの問題だろうか?
地元や行政では広く宣伝やアピールをしてお客さんに来てもらいたく誘致しておいて、お客さんが来てくれたら車の停める所が無い。
それではせっかく来てくれた登山者や観光客も災難というか可愛そうである。路上駐車は決して良い事ではないがある意味仕方無いところもあるような気がする。
もし自分がよその土地へ登山に行って同じような事に出会えば登山を中止して帰ることなんてできるか自信が無い。
しかし仕事や生活で道路を使用する人にとっては死活問題になり迷惑なことには替わりは無い。
話はそれるが僕の所属する山岳救助隊は、よそから来てくれた登山者が、自分たちの愛する地元の山で遭難した時に知らない顔をすることが出来なく、助けたいという気持ちを持った有志で結成されたのが始まりである。
自分の愛する土地に憧れを抱いて訪れる登山者が嫌な気持ちで帰らないよう我々地元民、行政などがしっかり考え対策を練っていく必要が大いにある。