原発の影響で日本にいた、外国人が次々と帰国しているようだ。僕達は日本を捨て外国に逃げてしまうことなんて出来ないが、最悪日本に住めなくなってしまうような事になるのだろうか。
そうならないように必死の対策が取られているが、原発の事故現場で必死に作業に当っている方には本当に有りがたく、頭が下がる思いで一杯だ。
目に見えない放射線という恐怖の中での放水や電気の復旧作業はまさに命懸けである。消防、自衛隊、東京電力、各機関の沢山の方々には最小限の被曝で済む事を願うし、感謝しなければならないと思う。
今日の奥飛騨は真冬に逆戻りし、雪の降る寒い日になっている。しかし暖房は普通に使えて不自由は無い。今も被災された多くの方たちは物資が乏しく大変な目に遭っていると思うと心が痛い。
こういう時、自分には何ができるだろうと考えてしまうが、毎日の仕事にベストを尽くすしかない。また少しでも被災地に物資が早く届くように、被災しなかった僕たちは買いだめや、不必要な物の消費は我慢したい。
原発も気が収まる時が全く無いが、何があっても落ち着いてパニックにならないように行動しなければならない。
被災地が少しでも早く復興し、素晴らしい日本を取り戻すために、一人一人が自分さえよければ良いという考えを捨て、力を合わせていかなければならないと思う。
本日のルート。赤登り。青スキーで下り。下りでもスピードの遅い箇所は赤。
本日、穂高UJ君と輝山へ山スキーに行ってきた。輝山は飛騨の山スキーのクラッしくルートである。
朝、9時。平湯トンネル西側から登り始める。いつもは南尾根から最短距離で登るが今日は平湯峠から挑戦してみる事にする。僕もUJ君も初めてのルートである。
ここ三日間くらい雪が降り続いていたので、歩き始めてすぐから靴上ラッセルである。先が思いやられるが車道をモクモクと平湯峠目指してラッセルである。気温-10℃。
約1時間で峠着。
ここから尾根に取り付き山頂を目指すが、ドンドン雪が深くなってきて膝上のラッセルとなった。とても3月の雪とは思えないフカフカの雪でラッセルは厳しい。UJ君と交代しながら登っていくとピラミッドと言われる平湯から良く見える少し剥げた斜面に出た。ここを輝山と思っている人も多いが、本当の輝山はまだ先。
もう勘弁して欲しいラッセルだが今シーズン最後かもしれないラッセルを充分楽しもうと思った。
南尾根から登るよりも約1時間余分にかかったが、3時間半で山頂に着いた。
ガスも取れて真っ青な青空が広がって降雪直後の山々は輝いていて綺麗だった。
さあ後はパウダーをゲットして楽しい滑りだ。
下りは南尾根沿いに滑り込むとする。
僕が先頭で行かさせてもらったがなんだか様子がおかしい。いつもの伐採地が出てこない。マズイ。どうも間違って降りていることに気が付いた。速めに引き返さないとエライことになるのでシールをつけて再び山頂へ引き返すことにした。
いつもと違う尾根から登っているのにいつもと同じ感覚で降りてしまった。全くおかしなことをしまって反省。UJ君にも余分なアルバイトをさせてしまった。
気を取り直して今度こそ南尾根にドロップイン。ようやく気持ち良く滑ることができそうだ。
途中いつものO森君と電話をしたら近くのスキー場で滑っているということだった。
O森君は昨日まで3日間、山へ訓練にいっていたので今日は誘わなかったがスキーをしているなんてこの人もタフである。
滑って下るにしたがい段々雪が重くなってくるが、快適に滑り降りていく。
車道に着くとO森君が登ってきて待っていてくれた。物好きな人である。
終始厳しいラッセルだったが初めてのルートから登れて楽しかったです。
UJ君ありやと。
O森君いっつもありやと。