この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

2006-11-30 19:22:53

2006年11月30日 | インポート

P1070728 ハニーロール

とにかく最近暇なのでカミさんが毎日ケーキやパンを作っている。

高山でのパン教室へ行っていろいろ教わって来ていた。

P1070734 チョコパンとチーズパン

パン好きな僕はおかげで色々なパンを食べることができる。

あまり体は動かしていないので太ってきそうだ。

P1070738 コーンマヨネーズ

山での行動食には最適なので又朝早くどっか行こうか。


2006-11-29 17:07:01

2006年11月29日 | インポート

P1070719 暗闇の悪友

最近運動不足で体がなまってくるので、今朝3時半に起床して、悪友と運動に行ってきた.

近所を歩くともし誰かに見られたら怪しまれるといけないので、右俣谷へ行くことにした.

あんまり朝が早いのでカミサンに物好きと思われていたが、行くしかない.こんな物好きな事に付き合ってくれるのは悪友しかいないだろう.

悪友の車で新穂高まで行きまだ真っ暗闇で小雨が降る中歩き始めた.本当に真っ暗で一人だとかなり怖いだろう.

しかし暗闇を歩くことも訓練なのだ.

50分ほどで穂高平について小屋の中で休憩しカミサンが作ってくれたパンとコーヒーで早めの朝食とした.

今は無人のこの小屋はとても快適でとてもありがたい.30分程休んで一人300円の休憩料を払いで帰ることにした.ようやく空が白みはじめ、小雪がちらついていた.家に着いたらまだ7時前だった.いい運動になった.


2006-11-28 22:10:06

2006年11月28日 | インポート

P1070685 槍の穂先

今日は観光協会の配り物があったので、息子と二人配りに出た。2.3.日前からやる気満々だった。

毎回手伝ってくれるが、初め頃よりとても助かるようになった。

最初は「こんにちはー」という声も照れて小さかったが、今は大きな声で言えるようになり、「お願いします」としっかり言えるようになった。

ちょっとした事の子供の成長だが、僕にとってはなんともいえない気持ちになる。

また手伝ってな。


2006-11-26 22:36:34

2006年11月26日 | インポート

Dsc04965 冬のレスキュー

昨日は結婚式に出席するため、岐阜市へ泊まりで行ってきた。

新郎は僕らと一緒に山岳救助に携わっている若者だった。

彼はこれから北アルプスでのレスキューを担っていく期待の男だ。今年ある遭難事故で彼が先に現場に降りていて後から僕ら二人が向かった。

先に遭難者を確保していた彼は片腕を脱臼しながらも必死に遭難者を守って急斜面で待機していた。

自分の体を顧みず、遭難者の安全を第一としていた彼の姿に頼もしさを感じた。

彼ならこれからきっと奥さんを、大切に守っていくことだろう。結婚おめでとう!


2006-11-24 21:16:22

2006年11月24日 | インポート

P1000001_1 獅子舞いをする息子

息子は何でも作ることが大好きで、自分で獅子作って舞っている。

最近、「手にはめるものは手袋なのにナゼ足は靴下なの?」と言っていたので、「足には足袋(タビ)よ」と言ったら紙で足袋も作って、それを履いて獅子舞いをしていた。

P1000002_2_3    自分で作った足袋

僕にも紙で足袋を作ってくれて一緒に獅子舞いをした。

やれやれ。


今日のケーキ

2006年11月23日 | インポート

P1070699 ガトークラッシク

暇な日が続いているので、カミさんがまたケーキを焼いた。

今回はチョコレートの定番ガトークラッシクだ。

このケーキ、簡単なようでなかなか焼き加減が難しいし、メレンゲを合わせる時の丁寧さが求められる。

焼きあがった時焼きが甘いと重い感じになるし、焼きすぎるとぱさついてしまう。チョコレートのしっとり感がほしい。

カミさんが作ったのはなかなかだった。

何度も作らないとうまくならないものだ。


白い槍

2006年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム

P1070681 操縦席越の槍

昨日の訓練で見た北アルプスは降雪直後だったのできれいな雪がたくさん積もっていた。

気温が高いせいで少し重い積もりやすい雪だったのだろう。

おかげで普段強風でなかなか雪の積もらない槍の穂先も真っ白だった。白い槍はあまりお目に掛かれないのだ。今日はもう黒くなっていた。

雪崩も何箇所か出ていた。


今日の訓練

2006年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Heri1_1 槍ヶ岳上空から見た槍、穂高。

県警航空隊が北アルプスで訓練を行った。

槍ヶ岳や、穂高の稜線に何度も離着陸を繰り返した。

北アルプスはもうすっかり深い雪に覆われており、完全な冬山だった。

僕もホイストで何度か槍ヶ岳や奥穂高に降り立った。

気温はマイナス4度で中尾とはまったく別世界だった。

Heri2 槍ヶ岳山荘と笠が岳

晴れていても、稜線では強烈な風が吹き荒れていた。厳しい条件のもと日頃からのこうした訓練が本当のレスキューの時に役立つのだ。


2006-11-20 23:04:04

2006年11月20日 | インポート

P1000005 柿のマフィン

お客さんの少なくなったこの時期、いろんなメニューを考えるのにいい時だ。

カミさんはセッセとデザート作りに精を出している。

季節柄柿をたくさん頂いているので、柿を使った物やサツマイモや、むらさきイモを使ったケーキを焼いていた。

P1000004_1 むらさきいものタルト

一度に沢山出来るので食べるのも大変だが、子供達は喜んでいる。


山の本

2006年11月18日 | インポート

P1070671_1  アグスタの表紙

最近読んだ本を紹介します。

タイトルは「翼を持ったお巡りさん」とういもので、山岳救助に懸ける富山県警航空隊の現場からの話しだ。

富山県は剣岳、立山、黒部などとても険しい山岳地を持っており、毎年多くの登山者が訪れる一方遭難者も、とても多い。その遭難者を救助する為ヘリの性能限界のところで救助活動を行っている。

富山県警山岳警備隊と共に山岳救助に関しては、最も高い技術を持っているという内容だった。

我ら、岐阜県警航空隊も、ベル412EP型ヘリを持っており、ヘリの性能も素晴らしいがパイロットの山岳地での飛行技術や整備士のホイストオペレーターのレベルは、富山にも負けていないと思った。

どっちにしろ、苦しんでいる遭難者を、早く助けてやりたいという気持ちは一緒だと思った。

本の中に「救命率の向上と後遺症なき早期社会復帰が図れる近代的救助」という言葉を常に意識としてもっているのが、富山の警備隊、航空隊だそうだ。また最近の登山者のモラルの低下やヘリをタクシー代わりに呼ぶ登山者もいるようで、自分さえ良ければという人が増えていると指摘していた。確かに僕もそれを感じる時もあった。

P1070278 こちらは岐阜県警航空隊のヘリ