この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

はもずしでアイス

2012年01月28日 | 山行記録

Imgp0335_2 相変わらず良い所です。

昨日はアイストレにはもずしエリアへ。

初めはいつものO森君と二人の予定だったが、前日にラテルネ師匠をお誘いしたところ、突然だったにもかかわらず、ご一緒していただけるとのこと。二人で漠然と登っていてもあまり進歩はない。経験豊富な方と登れる事は勉強になるので本当にありがたい。

当日の朝は大雪が降っていて朝早い時間は除雪もあまり進んでいなかった。途中N野さんも合流して4時間近くかかってはもずし到着。他に誰もいなかった。

早速トップロープでいろいろ登ってみる。僕は連日のかまくら掘りで体が重いが頑張る。気温は暖かく感じたがマイナス10度くらいだった。昼食でラテルネ師匠がなんと僕たちに暖かいラーメンを作ってくれた。冷めた体には有りがたく、とても嬉しく美味しかった。

P1270009_2 ドライツーリングも挑戦!

昼食を食べ終えた頃、近くの大規模なキャンプ場で働くT中さんが急遽飛び入り参加してくれた。はやりこの人もかなり登り込んでいる達人である。スイスイアイスクライミング。参考になる。またT中さんはアウトドアに関しての知識は物凄い。話をするだけでも勉強になり楽しい。

ラテルネ師匠にドラツーを教わりながらチャレンジしてみた。初めてやってみたが難しいが結構楽しい。後半戦でようやく僕も体が軽くなってきた。

結局5人でワイワイ。あっという間にゲートが閉まってしまう5時近くになってしまった。ヤバイ。早く帰らなければ。

計画性の無い突然のアイスにもかかわらず、楽しく充実した一日となった。山を通じて色んな人たちと知り合えお話が出来るのは僕にとって財産である。今後とも皆さんよろしくお願いします。

ありがとうございました!


近くの氷

2012年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

2012012314080000 雪がベッタリついています。

今日は自宅近くの堰堤の氷の様子を一人と一匹で見にいってきた。

ゆっくりラッセル、歩いて約1時間、やはりまあまあ氷っていた。

早速バイルとアイゼンを装着。ゴローにビレイしてもらうわけには行かないので、3mほどの高さしか登らなかったが、スクリューを打つトレしたりスクリューにテンションかけて利きを確かめたり一人でも、た、楽しい・・・。

また行こう。


アイス中止。

2012年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Nec_0194 夫婦滝女滝。高さ約60m。

akiさんが下見で撮影した写真です。

akiさんからのお誘いを受け、穂高UJ君と乙女渓谷の夫婦滝へアイスクライミングに出かけた。

朝3時半起床。4時出発したが大粒の雪がかなり降っていた。

7時、乙女渓谷駐車場着。しかし、降り続く雨などで中止とした。

まあ今回は縁が無かったということでいつか再チャレンジしたいです。

各務原を廻りakiさんと食事へ出掛け、久々の再会で色んなお話をさせていただいた。熱いクライマーとの会話はいろいろ勉強になったり刺激になります。

今後ともよろしくお願い致します!

Nec_0189 こちらは男滝。80m近くあるそうです。同じくakiさん撮影。


餌掛谷林道

2012年01月16日 | 山行記録

Photo_2 本日のトラック。

山スキーシーズン真っ只中、足慣らしに少し歩いてきた。

昼近く、悪友と山スキーで輝山か猫方面に行こうと平湯へ車で向かった。

平湯近くになるとミットの車が餌掛林道入口付近に停まっていた。

おー!あの人も好きですね。早速電話してみると歩き出してまだあまり時間が経ってないらしい。僕たちもミットの後を追う事にした。

餌掛林道は10年ほど前、林道から大棚に登り上げ、白谷山と焼岳の間まで山スキーで行った事があった。現在は大棚まで林道が伸びているが当時は大棚の下部までしかなかった。

Imgp0328 大棚手前の林道。

ミット達が作ってくれたトレースをありがたく使わさせてもらう。楽なのだが一緒にラッセル出来なくて申し訳ない。

山スキーで歩く感触が久しぶりで心地よい。

やはり僕はスキー場よりもこちら方が合っている。

しかし、中々ミット達には追いつけなかった。結局2時間ほど登った大棚まで上がったところで出会うことができた。

お疲れさまです。ラッセルありがとうございました。しばらく話し込んで下る事にした。

Imgp0329 濃い樹林帯の悪友。

僕達は少し大棚を登ったところから林道へエントリー。木が濃く快適とは行かなかったがパウダーである。

後は林道をひたすら滑り降りるだけ。あっという間に国道着。

3時間ほどの足慣らし山スキーだった。

ミット君、今度はどこか頂上目指しましょう!ありがとう。


スノーシュートレッキング

2012年01月12日 | 新穂高の歴史

Imgp0276 右俣谷の川原。

スノーシュートレッキングの新たなコースを探しに山の中を悪友と歩いてきた。

この冬一番の寒さの今日は青空は澄み渡り、空気もキンと冷え、雪質はパウダーでトレッキングに最高の日和だった。

新穂高はスノーシューのトレッキングにはもってこいのロケーションである。

Imgp0286_2 ジャンや白出のコルも良く見える。

ロープウェイ乗り場から歩き出し、少ししてからスノーシューを装着。

結構トレッカーが入っているらしくトレースがある。

途中、川原へ降りて雪原を行くと穂高が好く見えた。

夏なら行く事のできない場所でも雪がある時期ならスイスイ行けて楽しい。

Imgp0309_4 穂高平から笠ヶ岳。

写真を撮りながらゆっくり歩いて1時間半で穂高平着。

笠ヶ岳の見えるところまで上がり昼食とした。素晴らしい景色の中、ラーメンとコーヒーは美味しかった。

今日は陽が照っても気温が低く雪質は軽かった。

スノーシューは下りが楽しい。リズミカルに下れば本当に楽である。

Imgp0320 穂高平の雪原。

日本各地でスノーシュートレッキングが行われているらしいが、これほどの北アルプスを間近に見ながら歩けるところは、そうは無いと思う。

約3時間のお手軽トレッキングだった。


今季初アイス

2012年01月06日 | 山行記録

Imgp0246 善五郎の滝。

今季初のアイスクライミングのトレに行ってきた。

メンバーはいつもの穂高UJ君、O森君と僕の三人。

初めは濁河アイスに行こうと思ったが遠いし昨夜は大雪で道が心配だったので近場の善五郎の滝とした。

滝に着いてみると昨年より氷が小さいしツララ状で水がジトジト垂れているような状態。右側の滝も小さかった。

初っ端はUJ君がリードで楽々と右側から登って僕とO森君がフォロー

Imgp0260_3 O森君。

僕は久々のアイスに少し緊張しながら登ったが、スティンガー、ノミック、バイパーとツールだけは成長しているので以前より格段に登りやすい。

そのまま大滝にトップロープをセットしそれぞれ何回か登ってみた。

しかし階段状になっていて中はスカスカ。スクリューはとてもセットできそうではなかったのでリードはやらなかった。

Dsc_0010_3 Vスレッド

途中、UJ君がアバラコフ成るものをもっていたので試しにVスレッドを作ってみた。

一体どれだけの強度があるのだろうと、スリングをセットしてロープで三人で思いっきり引っ張ってみた。

衝撃を加えたりしてみたが結果はビクともしなかった。氷の状態にもよると思うが、相当な強度がありそうだ。

しかしコレを作らなければならないところへ僕達は行くかはわからない。

Dsc_0009_2 ビクともしません。してもらったら困ります。

最後に一回僕がリードで登ってO森君がフォローして本日は終了。

久々のアイスで、緊張もしましたがやはり楽しい。

次回は何所にいこうかな。

HORIさん次回はご一緒にお願いしまーす!

Dsc_00121 リードの僕。

怖かったが楽しかったです。


カラダと仲良く

2012年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、息子が、とある詩を教えてくれた。

昨年は健康について考えさせられる事が色々あったので本当にそうだなと思える詩だったので紹介します。

カラダと仲良く

「歩いていると歩ける自分にびっくりする

立っていると立っていられることがありがたい

座っていると座れる自分にしんみりする

病んで初めて老いて初めてココロが気づくカラダの恩

アタマは眠ってもカラダは眠らず働いている

ココロが夢を見ていてもカラダはどこかで起きている

黙々と二十四時間働き続ける口下手なカラダの言い分

ココロとアタマは聞いてるだろうか

すこやかな私の中に病むかもしれない私がひそむ

若い私の中に老いる私がうずくまってる

私の中の予測できない私のために

今日の私を明日にむかって書きとめる」

                    谷川俊太郎

健康であってこそ働けるし遊ぶことも楽しめる。

今年も日々の健康に感謝しながら毎日を一生懸命生きていきたい。