先日、乗鞍岳で山スキーヤーが遭難した。僕も捜索に行ったが、ヘリが素早く見つけて救助したがすでに亡くなっていた。
平湯峠から登り、ほうのき平へ滑り降りるようだったが恐らく降りる尾根を間違え、急な斜面に入ってしまい、滑落したのだろう。
ほうの木平に続くこの尾根は最近出た、山スキーのルート集に紹介されたばかりで僕も興味を持っていたルートである。最近はインターネットや本で沢山ルートが紹介されて、それを元に山へ行く人がかなり多い。僕もいろいろ参考にさせてもらい山スキーに行く。大変ありがたいのである。
しかしその情報だけで安易に山へ、行ってしまう事も事実である。昨年の穴毛谷の事故や今回の事故もそのような可能性もあるかもしれない。
ルートを紹介された方は自分が紹介したルートで遭難が起き、責任を感じるとまではいかないが、気分は良くないだろう。あくまでも自己責任と言ってしまえばそれまでだが、雪のある、山へ行く事の厳しさも、くどいくらい書くことも必要となってきたのかもしれない。