清見にある立壁へ行ってきた。今日はクライミングではなく、セルフレスキューの勉強会である。
朝、8時半に現地に着き、早速始める。先生は僕の師匠、T根氏である。平日休みの僕のために休みを取ってくれた。もう一人は山岳会のN嬢。三人でのほとんどマンツーマンである。
始めは制動確保と仮固定。マルチピッチを登攀中リードが転落した事を想定しレスキューするというもの。
テンションが掛かっている確保器からフリクションヒッチでアンカーへテンションを移しロワーダウンのシステムを作るというもの。50キロ以上ある石を人に見立て練習した。中々複雑なシステムだが何回も繰り返し練習し、T根氏がこと細かく指導してくださる。三回目には比較的スムーズにやることができた。
休憩後、次の課題へ。負傷者をロワーダウンで下ろす時、ロープの結び目の通過方法である。
ここでもやはりフリクションヒッチと仮固定が大切である。今度は石ではなく実際に人で行った。
これも複雑なシステムである。もう手が痛くなるくらい繰り返し練習した。
ミュールを解除する時のメインロープでの制動の掛け方。
夕方薄暗くなるまでみっちり8時間近く練習した。懇切丁寧に分かりやすく理屈に合った指導で本当に勉強になった。
忘れんうちに復習しよっと。みんな付き合ってください。