昨夜は航空隊隊長が定年で勇退されるため送別会が開かれた。
山岳関係者50名ほどが集まった。
現代の山岳救助でなくてはならないヘリコプターであるが、隊長は航空隊発足から北アルプス飛騨側で発生した遭難者の救助30年近くやり続けてきた。
隊長はいつも熱い情熱を持った人で、熱血漢という言葉がピッたりである。その豪快で温かい人柄にファンも多い。
厳しい気象条件の中でのヘリの操縦は困難を極めるが卓越した操縦技術で11000時間以上無事故で今日まで来られたことは素晴らしい。救助した遭難者も700名を越える。名実共に日本一のヘリのパイロットである。
日没寸前に遭難者を救助し暗い中着陸したりアッというまにガスに巻かれ視界不良となり山の中に着陸したり相当大変なことも経験されている。しかし、それも日頃の訓練と冷静な判断が安全に繋がっている。
僕も個人的に非常にお世話になった。僕が入隊した頃から可愛がっていただき鍋平ヘリポートに来る時はいつも声を掛けていただいた。又、色んな遭難現場や訓練に出動させてくれ貴重な経験を沢山積むことができた。僕の結婚式でスピーチしていただいた時の原稿は今でも大切に持っている。
隊長には僕はただ感謝である。一、民間救助隊を本当に大切にしてくれたご恩は絶対忘れない。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。