この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

春山パトロール

2009年04月28日 | 山岳救助

ゴールデンウィークにかけての春山警備が今日から始まった。今日、早速同じ救助隊員のミット君と、西穂高へパトロールへ行ってきた。26日、27日にかけて降雪があり新たに30~40センチほどの新雪が積もっていた。GW中は比較天気が良さそうだが西穂高へはアイゼン、ピッケルは必携である。しっかりとした装備で山へ行ってください。

P1010206 独標とピラミッドピーク

出発は始発のロープウェイに乗って9時登山口発。山荘手前の急登でアイゼンを装着。50分ほどで山荘着。支配人に挨拶してハーネスを着け独標を目指す。途中3名の登山者が降りてきた。

P1010198 西穂山荘の様子

11時独標着。ロープを出してお互い結び合いピラミッドピークを目指す。

P1010212 ピラミッド直下の雪壁

12時ピラミッド着。しばし景色を楽しんでから下山開始。下りは登り以上に慎重に行く。

P1010220 アルピニストミット君

14時30分ロープウェイ駅着。

GWは始まったばかり。平穏に過ぎてほしい。


脱走インコ

2009年04月25日 | ペット

Pap_0499 脱走犯

ウチのインコがうっかり戸を開けている隙に外へ飛び出してしまった。家の近くの木にとまっているのを見つけたのだが、呼んでもちっとも降りてこないので石を投げたり、よぼったりして、おびき寄せようとしたがよけ遠くへ逃げてしまいなかなか捕まらなかった。

1時間ほど頑張ったがダメだったので、カミさんとバトンタッチして僕は諦めることにした。それから約10分後、かみさんが逃げたインコを捕まえてきた。

初めからカミさんに行ってもらえばよかった。


09春山偵察

2009年04月20日 | 山岳救助

GW前の現在の北アルプス南部飛騨側の偵察飛行を行いました。

先日行った槍ヶ岳方面の状況を北アルプス遭難対策協議会のHPにもUPしましたので合わせてご覧いただきこれから山に入られる方の参考になれば幸いです。

P1010145 西穂高北西面の様子。標高約2800m辺りから上は急に雪が多くなるようです。

P1010177 抜戸岳付近の稜線の様子。セッピに注意。

P1010152 涸沢(信州側)の様子。雪は多い。

P1010183 笠が岳山荘。2階部分まで雪に埋まっています。積雪約5m。


愉快な仲間達。

2009年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム

一人で山へ行くこともしばしばあるが、やはり仲間がいると心強いものである。先日の槍ヶ岳のように厳しい山行になればなるほど、仲間の存在は大きいくビックルートにも挑戦するモチベーションも上がるのである。社会人山岳会に入っている僕だが会の人たちとはなかなか休みが合わず一緒に山へ行くことができない。しかし、幸いにも悪友、ミット君、怪物SS木君、O森君など僕と同じ平日休みの仲間達がいることは本当に嬉しいことである。今日もミット君とSS木君は御岳へ山スキーに行ったようである。彼たちも山スキーに完全にはまってしまっている。これからもお世話になりますのでよろしく御願いします。

P1010091_2 大槍からの小槍。

P1010120 帰り際、ジャンダルムが見送ってくれた。


2009-04-14 14:03:16

2009年04月14日 | 山行記録

ハード山行の後の今日は疲労感が強いが、やり遂げたという充実感もあり心地よい。槍ヶ岳へは途中の槍平で1泊するのが普通であるが、時間が無い僕たちにとって日帰り山行は普通である。その分体への負担は大きいが、歩いて下山するよりはるかにスピードが速いのでロングルートでも日帰りが可能になるのである。スキーの機動力は素晴らしい。

P1010064 槍平冬季小屋の様子

P1010074 飛騨沢上部を望む。

P1010086 大喰岳を望む。あちらも滑ってみたい。

P1010116 飛騨沢に吸い込まれていく。


1day槍ヶ岳飛騨沢

2009年04月13日 | 山行記録

P1010093_4 槍ヶ岳山頂からの眺め。標高3180m

1シーズンに1回くらいはビックルートに挑戦したい。今日、奥飛騨のスーパーテレマーカー、ミット君と槍ヶ岳日帰りに挑戦してみた。今シーズン僕にとって最高のパフォーマンスとなった。

P1010071 穂高をバックに。

起床は2時半、新穂発、3時半とした。今日は長丁場になるし、晴れて気温も上がれば暑くなる、雪崩の危険も増すので早めの出発とした。

まだ暗いのでライトの明かりを頼りに歩き出す。歩き初めてすぐ、夕べのうちに作っておいたサンドイッチを冷蔵庫にいれたまま持って来るのを忘れたことにきずいた。しまった。どうしよう。ミット君がおにぎりを分けてくれた。申し訳ない。感謝である。

右俣林道の雪は途切れているのでスキーは使えない。長く辛い林道を無心に歩き続け2時間で白出沢を越えた右俣谷左岸に降りた。あとは川沿いに豊富な雪道をスキーで登る。チビ谷のデブリは降雪のお陰でスベスベ。難なくクリヤ。滝谷もデブリは無く快適にクリヤ。7時40分、槍平着。雪は多く冬季小屋の屋根の上には3m近く積もっていた。

P1010119 槍平からの穂高。

小休止のあと槍平を出発し飛騨沢へ。天気も回復し日差しが暑い。途中3人のスキーヤーが降りてきた。前日槍平に泊まったらしい。長くて急な飛騨沢斜面をあえぎあえぎ登り続け、10時48分飛騨乗越に着いた。信州の山並みや槍の穂先が良く見え感動ものである。

P1010089 槍ヶ岳と槍岳山荘。

乗越にスキーをデポし、アイゼンを装着しいざ穂先へ。山荘は1階が雪に埋まっており2階部分しか見えない。穂先へは雪と岩のミックスで登りにくいが11時40分、登り始めて7時間槍ヶ岳山頂に着きました。誰もいない貸切の山頂だった。この時期槍の穂先に立てて感無量。

P1010092 山頂の祠。

しかし、まだ帰らなければならない。早々に山頂を後にしデポ地へ。

さあ、飛騨沢の大滑降の始まりである。この大斜面、どうやって滑ってやろうか。とにかく二人で雪原に飛び込んだ。辛く長い道のりだったがあっという間に落ちていく。雪は適度なザラメで快適だった。あっという間に槍平着。12時51分。

P1010109 飛騨沢にエントリー。ミット君。

後は重くなった雪の上を滑りながら帰るだけ。すっかり春めいた山の風は心地よかった。新穂着午後3時半。12時間行動だったが大満足の1日となった。

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仔インコ

2009年04月09日 | ペット

P1010043 産毛の残る仔インコ

先月、ウチで飼っているインコが卵を産んで雛が2羽生まれた。約1ヶ月間は親インコが餌を与え続け、今日巣箱から出した。まだ産毛が残っているが親の毛色を合わせた色をしている。

子供達と名前を考えているが、僕はベムとベラにしようとしたが、却下されたのでチックとタックにしようと言ったがそれも却下された。

ナメコの菌打ちがようやく終わりかけた。旅行に行ったりして長引いている。今日も朝からひたすら、打ち続けたがさすがに原木200本、菌7500個あるとなかなか終わらないので畑の拡張作業に取り掛かれない。総会の資料作りなどありもうしばらくは慌ただしい。

Grl_0497 乗鞍の大雪原

快晴だった今日、SS木君とO森君ら3人が乗鞍へ山スキーに行ってきたようだ。その写真がO森君から送られてきた。風も無く最高のコンディションだったようだ。僕も行きたかったが今回は我慢した。

今年は雪は少ないといわれているが2000m以上では例年並に雪がある。まだまだ山ではスキーが楽しめる。


伊勢志摩旅行

2009年04月03日 | 旅行記

P1000830 内宮にて。

毎年春休みに行っている、家族旅行を義姉家族と一緒に2泊3日で8人で行って来た。

初日の目的は伊勢神宮を参拝することである。朝5時自宅を出発、昼前に伊勢に着き、始めに外宮を参り、内宮に移動した。五十鈴川で身を清めてから、みんなで御祈祷してもらった。そして正殿を参ってから丁度昼になったので名物の伊勢うどんを食べた。そこで娘の同じクラスの家族に偶然会った。世の中狭い。

P1000828 五十鈴川で身を清めよう。

子供達の好きな赤福を食べてから、今日宿泊する志摩スペイン村のホテルへ向かった。次第に近づいてくる遊園地に子供達は大喜びであった。

この日の夕食の夕食はスペイン料理でとても美味しかった。子供達のテンションは高いが明日の遊園地に備えて早めに寝ましょう。

P1000896 比較的空いていた。

翌日、朝からガッツリご飯を食べて子供達がお待ちかねのスペイン村である。ホテルから歩いて3分で行けるので楽である。早速息子は激しい乗り物が乗りたいと言っていた。おいおい、始めからあまり飛ばさないでおくれよ。こちらは身がもたない。

天気も好く待ち時間も無く乗りまくっていた。あまり激しいのが得意ではない僕だが付き合って色々乗ってみた。調子にも乗ってピレネーという、足が宙に浮いていてひっくり返るヤツに乗ってみた。激しすぎて何がなんだか分からなかった。降りた後もフラフラしてしばらく気持ちが悪かった。それに2回も乗ったのだから帰ってからも体がヘンだった。夕方までミッチリ遊んでこの日とまる海の近くの民宿へ向かった。

P1000937 船盛に嬉しそう。

この民宿の夕食はさすがに漁師の宿である。海の幸が食べきれないほどでてきた。アワビの踊り焼き、イセエビの刺身や焼き、ひらめの刺身、岩ガキサザエ、蛤、煮付け、ウニ飯、などなど普段山に住んでいる僕たちには新鮮でとても満足できた。

この日も遊びつかれて早めに就寝。

最終日は、二見シーパラダイスでアシカのショー見て帰路に着いた。息子はシーパラダイスが物足りなかったようで帰り際の川島ハイウェイオアシスにある、淡水魚の水族館に寄った。そこのほうが面白かった。

年に1度の家族旅行、今回も思い出に残るものとなった。