消防団の年末夜警が始まって、僕は昨日ポンプ庫に詰めていた。消防車で巡回中携帯が鳴った。救助隊長からで、抜戸岳で2名の遭難者が出たので明日出動してほしいとのことである。
行くしかない。ポンプ庫に戻って班長に事情を説明し早々に夜警を終えさせてもらった。他の消防団の仲間も快く承諾してくれ気遣いの言葉やたくさんのビールをくれた。消防団の素晴らしい仲間達に感謝である。
今朝は4時半起床、6時過ぎに総勢20名の隊員でセンターを出発。怖いくらいの風と雪の中、交代でラッセルしながら現場へ向かった。約2時間現場につき早速捜索開始。ビーコン反応はないので、ゾンデで地道に探すしかない。下界と違って猛烈に雪が降り続いている。監視員を置いて上部からの雪崩に備えながら3時間ほど探し続けたが発見に至らずこの日に捜索を終え、帰路についた。
明日は天気の回復が見込めるのでヘリを使っての捜索であるが、僕は行けない。早く見つかることを祈るばかりだ。
子供達が待ちに待っていたクリスマスである。昨晩はプレゼントが楽しみで中々寝つけなかったようである。
1年生の息子はサンタいないと思っていると僕は思っていたが、いると信じているようだ。寝る前にわざわざサンタが来てくれるのでお土産を持ってもらおうと、手紙を書いてその横に甘栗の食べかけを置いていた。
夜中、そっと子供達の枕元にプレゼントを置いた。朝はいつもより30分以上も早く起きて早速サンタからもらったプレゼントのおもちゃで遊んでいた。
娘にはフラフープとパンを作るおもちゃで、息子にはなんだか僕にはよく分からないおもちゃであったが、二人とも喜んでいたのでまあよかった。
地元の仲間達と東京へ旅行に行ってきた。参加者は11人である。毎年行っている旅行だが今年は旅行会社を通さず自分達でバスを借り運転していく事になった。朝5時に出発、3人で交代で運転し10時過ぎ東京に着き、まずは宿泊先にバスを駐車し後は地下鉄などでの移動である。早速昼食を酒屋のしんちゃんが予約してくれていた、浅草にあるアサヒービール本社に向かい最上階の23階でイタリア料理のフルコースであった。大都会東京を眼下に眺めながら美味しい食事とビールに大満足であった。
その後、東京駅から出ているスカイバスという2階建てで屋根のないバスで東京巡りである。天気も好く暖かく東京の風を感じながらのツアーはとても気持ちよかった。しかし、朝早かったのとアサヒビールで飲んだビールが好く効いて何人かは爆睡していた。ガイドさんごめんなさい。
スカイバスの後は夕食まで自由行動である。夕食は東京湾ナイトクルーズで夜景を見ながらの食事である。レインボーブリッジの下をくぐり、浦安ディズニーランドほうめんを巡る約2時間半の船旅で宝石を散りばめたような夜景や羽田空港から飛び立つ飛行機、ディズニーランドの花火など何を見ても本当に綺麗だった。食事はバイキングでこれもまた美味しく頂いた。恋人同士ならさぞかしロマンチックなんだろうが、僕達は男10人である。これはこれで楽しいものであった。
2日目は朝から自由行動であったので、ヒロと二人東京めぐりをすることにた。まずは定番に皇居に行ってみた。この日も天気が好く広々とした皇居は気持ちが良かった。
それにしても外国人や修学旅行生でごったがえしていた。
写真を撮ったら早々に引き上げ、次は築地市場へ向った。市場を見学し中にある店でトロ中落ちウニ丼を食べた。さすがに絶品であった。
築地も早々に引き上げ浅草、浅草寺でお参りすることにした。
線香を焚いて御参りして、仲見世でお土産を買い込み、あんみつを食べた。
ここで他の皆と合流し一緒にバスへ帰ることにした。
短い日程だったが、楽しい旅行だった。普段山ばかり見ている僕にとって年に1回は東京で都会の空気を吸うのもいいものである。
先週、蔵柱へ写真を撮りに行ったが、思うように撮れなかったので懲りずに行ってきた。蔵柱の道を車で走っていると途中から神岡の小萱へ通じる林道があることがわかったのでそちらは景色が良さそうだったのでそちらへ行ってみることにした。車が1台しか走れない舗装していない道で、少々不安になりながらも山道を登っていった。この道は峰越林道というらしい。
峠まで出ると看板が建っている。見てみると天ヶ岩屋トレッキングコースと出ている。最近体もなまってきているので丁度いい運動になるだろうと思い、いってみることにした。頻繁に整備されているようで歩きやすくきれいな道である。道標もたくさんあり分かりやすい。
途中天ヶ岩屋という場所に出た。そこにはこの場所の由来と小さな祠を祀ってあった。こんな場所があるなんて。ちっとも知らなかった。お参りを済ませ、展望台へ向かった。
展望台からは笠ヶ岳、穂高、乗鞍、御岳、眼下に神岡の街が広がりなかなかの景色だった。
そこにも祠があり、地元の人が大切にしているのが伝わってくる。
早々に引き返し車に出た。往復2.5キロとトレーニングには物足りなかったが、笠ヶ岳の写真も撮れたし、新しい場所も発見できたしそれなりに満足であった。