この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

新たな挑戦

2013年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりの投稿です。

いつもご訪問してくれている皆さん、サボってばかりでスミマセン。

これからも頑張らない程度に続けていきますのでよろしくお願いします。

9月もお陰さまで忙しく中々休日が無いが先日2日間だけ休みを取った。一日目はフランス国家山岳ガイドの江本悠滋 さんとパラグライダーを初体験してきた。

Dsc_0012_2 江本さんがウチに泊まりに来た時、夜飲みながら色々語った中で江本さんはクライミングやスキーはほぼ極めているので新たなることに挑みたいと言っていた。それがパラグライダーだった。

夏の3ヶ月はシャモニでガイドをしていてアルプスの山々をパラグライダーで飛んでいる人がたくさんいるのを見ていてやりたくなったらしい。

じゃあ是非一緒に、ということで僕も体験してきた。

全くの初心者の2人。しかし講師の先生は懇切丁寧に教えてくれる。低い丘の上からだったが初めは少し怖い。

この日は風があまりよくなかったがそこそこ飛べた。さすが江本さんは僕と違って飲み込みが早い。けっこう遠くまで飛んでった。

来年の夏はヨーロッパアルプスで飛びまくっているだろう。

自分も練習してもっと上手くなりたい。


子ども達と立山黒部

2013年09月06日 | 子育て

仲良し4人組で出発!

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夏休み中は僕は仕事で出掛けられないので毎年この時期に息子と山へ登りに行っている。

子どもは学校を休まなければならない。4人もいっぺんに休んでごめんなさい。

今年は息子の友人とそのお父さんたち総勢7人で穂高へ行く事にしていたが前日までの大雨で急遽立山へ変更した。

久しぶりにUJ君に会えると皆楽しみにしていたが仕方ない。

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室堂を眼下に。

朝5時に奥飛騨を発ち立山駅へ。

アルペンルートを上がって室堂に。多少ガスっていたが雨も降らずまずまずの天気だった。

早速雄山を目指して登りだした。

僕以外皆、立山は初めてでワクワク。

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まともな顔の写真が無い息子。

さすがに山の子ども達スイスイ登って行く。

お父さん、頑張れ!

ガスの雄山山頂だったが景色はまあまあ。

このまま下りたら早すぎるので富士の折立まで縦走しることにした。

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内蔵助との分岐で昼食。

美しい室堂を下に見ながらの縦走に子供も大人も感動していた。

写真を撮りながらの縦走でゆっくりのんびりである。

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剣岳と内蔵助雪渓。

初めは全く見えなかった剣岳もいつしか顔をだして姿を見せてくれた。

僕達は本当に運がいい。

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賽の河原まで下りてきた。

途中一時土砂降りとなったがすぐに止んでくれた。

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雷鳥沢にて皆で記念撮影。

雷鳥沢まで降りると歩いてきたルートが全部見える。

あそこを来たんだ。みな満足げの表情である。

最期の登り返しを頑張ってこの日の宿、雷鳥荘に到着した。

早速温泉に浸かり楽しい夕食。トランプなどを持ってきた子ども達は遅くまで楽しそうに遊んでいた。友達同士で泊まる宿の夜は本当に嬉しく楽しいものである。

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血の池にて。

次の日も予報は外れていい天気になった。息子はいろいろあって寝不足のよう。

この日の予定は登山ではなく黒部ダム見学である。

バスターミナルまで行く間、空気は澄んでクッキリ素晴らしい景色が広がっていた。

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みくりが池と雄山と息子。

トロリーバスやケーブル、ロープウェイを乗り継いで黒部ダムに到着。

ダムや放水の迫力に圧倒されっぱなしの皆だった。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去って来たルートを戻った。

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黒部平にて。頼むデ普通に写ってくれ。

わずか1泊2日の山旅ではあったが、子ども達が今回の山でより一層仲間の絆が強まり、仲間の大切さに気づいてくれたかもしれない。

成長して別れていっても再び出会った時、今回のことを少しでも思い出してくれ話題にしてくれたら僕も嬉しい。来年は中学生。今度こそ穂高へ!

P1310104 宿で買ったお揃いのTシャツを着て。仲良し4人組。