この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

人として。

2007年08月22日 | 山岳救助

Pap_0187 今日食べた大黒屋のてんぷらうどん。この後なめこうどんも食べました。

先日の救助活動の時の遭難者は、ツアー会社が企画した10数人の登山隊の参加者だった。遭難者は足を怪我をして隊から遅れてしまうが、ガイド以外、他のメンバーは先にどんどん下山してしまい、バスに乗り込みさっさと帰ってしまったのである。いくら、その時初めて顔をあわせた者同士の集まりでも、普通隊の中でけが人が出ればみんなで力を合わせ助け合って下ろしてやるのが、僕は普通だと思っている。他の隊でもけが人を見れば手を貸してあげたくなるはずである。

詳しい事情は分からず、ガイドが先に行ってくださいと言ったかもしれないが、その隊自体の冷たさを感じたし、ガイド自体の危機管理が全く出来ていないのである。どんな山へ行くのであっても何かアクシデントが起きることを前提に準備していかなければ、本当に何かあった場合何もできなのである。

ツアー登山は参加しやすく山にも行きやすいが、これからこういう事故ももっと増えていくだろう。


真夜中の救助活動

2007年08月20日 | 山岳救助

P1090386 夏の乗鞍畳平

昨夜仕事が終わりクタクタになって休もうと一息入れた9時頃、近所の宿の主人から携帯に連絡が入り、宿泊予定の登山者が足をくじいてしまい今の時間になっても山から下りれず、、助けて欲しいらしい。

というものだった。すぐさま僕から登山指導センターに連絡し仲間も救助隊員にあつまってもらい、体制を整え10時に登山口を出発した。約1時間で遭難者と合流し、交代で背負って山を降り病院へ収容できた。自宅に着いたのは午前1時近かった。

こんな夜遅くからでもレスキューに快く集まってくれるみんなはとても頼もしい。皆さんお疲れ様でした。


2007-08-18 21:22:28

2007年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Pap_0178 右利きの人は向って左側に立とう

久しぶりの投稿である。とにかく毎日忙しく、仕事が終わるともうクタクタで、風呂に入ってすぐに寝てしまう日が続いている。

そんな中今日の昼、隣のペンションのオーナーが毎年恒例の流しそうめんをやってくれた。ウチの子供達も大喜びだった。こんな暑い日には涼しい流しそうめんは最高だった。ここのオーナーが作るてんぷらはとてもおいしくみんなで食べまくった。ごちそうさまでした。

Pap_0184                   三輪車の娘

忙しい日はまだまだ続くが、手を抜くことなく毎日全力で仕事するしかない。


2007-08-06 21:37:16

2007年08月06日 | 子育て

Pap_0168 相も変わらずまともな顔の写真が無い(後ろは白水の滝)

今日も忙しかったが、僅かな休み時間の合間をぬって、息子と焼岳方面の「鍋助横手」まで行ってきた。

やはり子供は、元気でスイスイ登っていた。途中先月取り付けた看板の状態を確認したがしっかりと建っていた。

約30分掛けて鍋助横手に着き、そこから見える中尾や我が家の小ささに驚いていた。

西穂高に登るためのいい予行練習になったようだった。


2007-08-05 22:01:49

2007年08月05日 | 子育て

Pap_0164_1 子供は水遊びが大好き

忙しい日が続いているので、子供達は休みでも遊んでやる事がなかなか出来ない。

ビニールのプールを作ってやったら、楽しそうに遊んでいた。遊びすぎたのか息子はその晩中耳炎になってしまった。娘も先月風邪をこじらせて、しばらく入院をしていた。

忙しい時と子供の病気が重なって大変だったが一番大変なのはカミさんである。病院へ行ったり、家の仕事したりで休む暇も無い。

暇になったら子供に、カミさんに家族サービスをしなければならないので、今から計画中である。


指導センター勤務

2007年08月03日 | 山岳救助

P1090409 西穂高に続く岩尾根

昨晩から今日に掛けて登山指導センターに詰めた。

台風の影響か、登山者は少なく、何事もない静かな1日だった。

いくら暇でもいつ何が起きるか分からないのでセンターを離れるわけにはいかない。

P1090415 同じく西穂の稜線

仲間の警備隊員とくだらない話しをしたり、穂高に常駐の隊員に山の様子を聞いたりしながら過ごした一日だった。


夏山パトロール

2007年08月01日 | 山行記録

P1090408 独標から山頂を目指す登山者

今日は救助隊の夏山警備の一環の西穂高パトロールを悪友と二人で行った。 天気は快晴で最高の眺めだった。

登山者もとても多く独標ではあふれるくらいごった返していた。

途中独標からの岩尾根でストックを二本持って登っていた登山者がいたので、しまうよう指導した。

P1090416 西穂山頂からの眺め

time

西穂高口駅発 8:00 

独標着     9:35

西穂高山頂着 10:40

西穂高山頂発11:10

西穂高口駅着13:35

何事もなく無事パトロールを終えた。