この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

またアイストレ

2010年02月24日 | インポート

Ts3b0781_2 アイススクリューを捻じ込む。

昨日見つけた堰堤の氷を早速登りに行ってきた。鉄は熱いうちに打て、じゃなくて氷は溶ける前に登れである。

穂高UJ君と一緒である。今日はあまり時間も無いので、アイススクリューを打つ練習も行って登る本数は少なかった。

しかし、リードのトレーニングなどをやったので内容的には充分であった。

このところの暖かさ、濁河の氷も落ちたと情報が入った。もう、アイスは終わりなのかなあ。

201002241230412 リードする僕。


2010-02-21 16:31:46

2010年02月21日 | 山岳救助

P1020436 綺麗な青空だった。

今朝、9時過ぎ西穂高で遭難発生の連絡が入り、ただちに準備しヘリポートに向かった。

現場ではすでに山小屋関係者が到着しレスキューの準備を整えてくれていたので警備隊員が1名ヘリに乗り込み救助活動はとてもスピーディーに終わった。ありがたいことである。

午後からはとても好い天気だったので子供たちとスノーシュートレッキングに鍋平へ行ってきた。

P1020438 向こうの山は笠が岳

ゴローも連れていったら滅茶苦茶喜んで走り回っていた。やはり鍋平は景色もいいし、のんびりと散策するにはもってこいの場所である。

子供たちも1時間弱だったがよく歩き回った。自然の中で体を動かす事は心身ともに健全になるような気がする。

トレッキングも終わり帰ろうとしていたら、ヘリポートの近くの斜面で娘のお友達のコッチャン一家がソリをして遊んでいたのでウチの子供たちも仲間に入れてもらいこれまたみんなで楽しそうに遊んでいた。

P1020440_2

何度も急な斜面を登ったり降りたりして子供たちはよく体を動かしていた。きょうもよく遊んだからよく寝てください。


2010-02-19 10:23:58

2010年02月19日 | 山行記録

昨日の久しぶりの山スキー山行のお陰で、今日は少しの筋肉痛があり程好い疲労感がある。スキーを履いてラッセルしながら急斜面を何時間も登り、帰りは滑ってくる山スキーは体に相当な負担をかけていると思う。

その代わり、体の悪いものが全て外に出て行くような感じがしてスッキリした気持ちも得られるのである。また、帰ってきてからお互いに撮りあった写真を見るのも楽しみである。昨日の山行も、また大事な思い出が出来た山行になった。

今日は、O森君が撮影してくれた、恥ずかしながら僕の滑りをご覧下さい。

</object>


四ッ岳北面台地

2010年02月18日 | 山行記録

P1020412_3 まもなく森林限界

今シーズン初、O森君と四ッ岳北面台地パウダーを楽しんできました。

朝4時半自宅発。結構良い降りで雪が降っている。午前中は晴れ予報だったのでやんでくれる事を祈りながら平湯キャンプ場でO森君と落ち合った。

良く降る雪に気持ちが折れそうになるが、行けるところまで行ってみようということになり5時半出発。まだ真っ暗なので地形がよく分からないが何とか尾根に登り上げ、大滝川渡渉点へ。ブリッジはしっかりしているので助かった。

1時間半で北面台地に登り上げた。後は台地をひたすら登っていく。

P1020414_2 滑走準備中。

いつの間にか雪は止んでいたが、高度を稼ぐに従い、靴上ラッセルとなってきた。堅い雪面の上に降りたての粉雪が20センチほどのっかている。急な斜面だとすぐ崩れて登りにくいがクトーを効かせてガシガシ登った。

登り始めて5時間、森林限界まで来たが、気温-10℃、ガスが出はじめ吹雪いてきた。さっきまで見えていた笠が岳も見えなくなってしまった。標高約2450m、山頂まで残り約300m、コレより先はハーフパイプ状の地形に新雪が溜まっている。これ以上は無理しないと決め、今日はここまで。シールを剥がしパウダーを楽しむ事にした。

P1020413 四ッ岳の岩峰

木の無い斜面はクラストして滑りにくいが森林帯に入ると風も止みフカフカパウダー三昧であった。

やはり今日もきてよかった。こんなに雪質が良いなんて二人とも思っていなくて、嬉しい限りである。

パウダーを楽しむにはここのルートは素晴らしい。お互い写真を撮りながら落ちていくように滑り込んだ。

P1020423 落ちていくO森君

底なしとまでは行かないが、本当に気持ちよく楽しい滑降である。アッというまに渡渉点着。スキーを脱ぎ少しの登り返し。何てことは無い。

さらにキャンプ場までパウダーをいただき、大満足であった。

山頂には立てなかったが今日も約7時間の行程。楽しい1日であった。

帰りに平湯の森で温泉に入りラーメンを食べて、またねと別れた。

O森君の華麗な滑りをどうぞ。

</object></object>


アイストレ3

2010年02月04日 | 山行記録

P1020393_2 善五朗の滝をuj君登る。

今日は穂高uj君とアイスクライミングのトレに行ってきた。

前回のクライミングでuj君もアイスにはまったようで、アックスとアイゼンを新調してきた。気合充分である。

今日は新しいアイスエリアを見つけようと思い、自宅から近いクリヤ谷の氷を探す事にした。近所のコイケさんから高さ10mはある氷柱があるとの情報を得ていたので朝7時過ぎに出発。どんな氷があるのかと二人でワクワクしながら登りはじめた。コイケさんの話では30分も登ればあると聞いていたのですぐ見つかるだろうと思っていたが中々みつからない。ラッセルしながらドンドン登るがいつまで経ってもそれらしきものが出てこないのでコイケさんに携帯で教えてもらいながらさらに登り続けるが段々険しくなっていくばかりでいつまで経っても氷は見つからなかった。結局2時間ほど探しまくったが見つからなかったので、諦めることにした。

P1020395 善五朗の滝をuj君登る2。

悔しい、二人とも頭の中は氷の事で一杯なので、悶々としている。もっと別の場所を探そうと、車で移動することにした。どこへ行く?うーん。そういえば!

安房トンネルを抜けて、国道を下っていると確か登れそうな氷があったはず。と僕のかすかな記憶を頼りに行ってみることにした。

まあ、確かにあることはあるが、登るに値しない規模である。残念。また考える。そういえば!

乗鞍高原の善五朗の滝が登れると聞いた事がある。行くしかない。二人ともとにかく氷を求めて彷徨っていた。

乗鞍高原で昼も過ぎたので腹も減ってきた。信州名物そばでも食べよういう事になり通りすがりの蕎麦屋に入った。

Ts3b0763 天ぷらそば。1100円也。

とても寒い日だったので暖かいそばはとても美味しかった。お店の名前は忘れたがこの辺では他の店にも入った事があるが1番美味しかった。

体も温まりいざ、善五朗の滝へ。車を停めて15分も歩くと。前面結氷した、高さ30mの善五郎の滝が現れた。やっと氷に出会えた。二人とも嬉しくなり早速ハーネスやら準備をしてロープをセットし登りまくった。

しかし、時間も押してきていたので4時に終了。コレで気持ちが落ち着いた。今晩もよく眠れそうです。慌ただしかったが楽しい1日でした。

Ts3b0766 善五朗の滝全景。