自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花比べ・・・

2008-06-06 18:40:00 | お散歩
オオバコ[大葉子](オオバコ科)
草むらで、こんな花を見つけました。
オオバコの果実は蓋果で、蓋が外れて中の種子が飛び出してきます。以前にも載せましたが、種子が水に接すると粘液が生じます。それが人の足などについて遠くへ運ばれ、種子が乾くとそこで落ち、繁殖するそうです。これも「ひっつき虫」の一つでしょうが、面白い戦略ですね。

ヘラオオバコ[箆大葉子]
(オオバコ科)

オオバコ属は、世界に270種あるそうです。その中でも日本に帰化して、その繁殖域を広げているヘラオオバコ。同じ草地の道端にポツリ、ポツリと生えていました。
新横浜駅前の道路の緑地帯に、群生しているのを見たことがありますが、こんな草地でも、そのうち大群生が見られることになるのでしょうか。
要注意外来生物リストにも載っていますので、これ以上蔓延るのは遠慮してもらいたいですね。

5月下旬 横浜市内にて 
オオバコの学名は Plantago asiatica. 属名のPlantagoは、「足の裏」が語源で「足の裏で運ばれる」という意味だそうです。種小名のasiaticaは、「アジア産の」という意味だそうです。
踏み付けられて繁殖する姿を言い表わしているようですね。
コメント (3)
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