コナラ[小楢](ブナ科)
いつも歩く林には、たくさんのドングリが落ちています。そんなドングリの一つ、コナラの実から芽が出ていました。コナラの実は、生食できないと聞いたことはありますが、それは有毒なタンニンを含からだそうです。これらのドングリを餌にしているネズミたちも死んでしまうことがあるのです。でも、その含量には大きな幅があるみたいで、ネズミたちは、味見をしてはタンニンの少ないものを選んで食べているのではないかと考えられているそうです。また、タンニンと結びついて有害な働きを抑えるたんぱく質が唾液の中に含まれていて、これによってドングリを食べることができるそうです。
(2009年12月12日朝日新聞土曜版)
せっかく実らせたドングリを全て食べられてしまっては、コナラたちは子孫を残せませんね。お互いに生き残りをかけた戦略なのでしょうね。
2007年のドングリ
12月中旬 横浜市内にて