自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

悪い花と・・・

2015-07-04 19:23:00 | お散歩
ワルナスビ[悪茄子](ナス科)
北アメリカ原産の多年草。葉は両面に星状毛をビロード状に密生します。茎や葉脈上、花茎などに鋭い刺があります。茎は高さ40~80cmになり、地中に長い根茎があります。
6~9月、節間に花序をだし、花冠が5裂する白色~紫色の花を付けます。果実は球形の液果で、黄熟します。

花の様子です。萼は尖って背面に毛があります。葯は黄色で花糸より長いです。
ワルナスビは、要注意外来生物にも指定されていて繁殖力が強く、種子だけではなく根茎でも繁殖します。根茎は1cm以下の切断片でも生長するため、機械転耕は繁殖を助長してしまいます。
明治初期に千葉県三里塚の牧場に侵入したそうですが、今ではほぼ全国でその姿を見ることができます。ソラニンを含む有毒植物でもあるのです。
この草原でも、ワルナスビが繁茂していました。30年近く前、金沢に住んでいた時にも道端でこの花の群生を確認しています。
刺が鋭く、繁殖力も強いので、駆除するのは難しそうですね。

ワルナスビの実

7月上旬 大和市内にて

コメント (10)
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