コブシ[辛夷](モクレン科)
林の中ではコブシの実を見ることができました。
これは集合果で、熟してくると中の種子が膨らんできて、表面がごつごつとしてきます。この様子を拳に例えてこの名がついたという説もあるようです。
このあと果皮が開裂し、中から赤い種子が顔を覗かせます。
別の林では、風に吹かれて落ちたのか、足元にたくさんの実が落ちていました。
果皮が割れて顔を覗かせて種子は、そのあと白い糸状のものにぶら下がるそうです。
その様子を見たことが無かったので、種子をひとつ引っ張ってみました。
すると面白いように中から白い糸のようなものが出てきました。これは珠柄(しゅへい)と言って、胚珠を子房の胎座に付着させる柄で、子房から栄養をもらっている臍の緒の様なものなのです。
熟した後に伸びてくるのはどうしてなのでしょう。鳥などにその存在をアピールしているのでしょうか。
一度、木からぶら下がっている様子を見てみたいですね。
2015年の花
8月中旬 横浜市内にて
林の中ではコブシの実を見ることができました。
これは集合果で、熟してくると中の種子が膨らんできて、表面がごつごつとしてきます。この様子を拳に例えてこの名がついたという説もあるようです。
このあと果皮が開裂し、中から赤い種子が顔を覗かせます。
別の林では、風に吹かれて落ちたのか、足元にたくさんの実が落ちていました。
果皮が割れて顔を覗かせて種子は、そのあと白い糸状のものにぶら下がるそうです。
その様子を見たことが無かったので、種子をひとつ引っ張ってみました。
すると面白いように中から白い糸のようなものが出てきました。これは珠柄(しゅへい)と言って、胚珠を子房の胎座に付着させる柄で、子房から栄養をもらっている臍の緒の様なものなのです。
熟した後に伸びてくるのはどうしてなのでしょう。鳥などにその存在をアピールしているのでしょうか。
一度、木からぶら下がっている様子を見てみたいですね。
2015年の花
8月中旬 横浜市内にて