イボクサ[疣草](ツユクサ科)
湿地や田に生える1年草、茎は紅紫色を帯びます。葉は線状披針形で互生し、基部は短い葉鞘となり茎を抱きます。茎は生長すると横に這い、節から根を出して所々で枝分かれをし、群落を形成します。
8~10月、茎先または上部の葉腋に、淡紅紫色の3弁花をつけます。果実はさく果で、熟すと開裂します。
水田雑草としても名高いようで、稲を倒したり、コンバインに絡みつくなどの被害があるそうです。イボクサを観察したのは17年ぶりです。その頃観察していた水田は、今はもう無くなっています。水田自体が減ってしまい、この辺りではイボクサも姿を見ることが希なことになってしまいました。
10月上旬 横浜市内にて