柑橘系が好き・・・

アゲハチョウ[揚羽蝶]
（アゲハチョウ科）
職場のビルの外に生えている木に、アゲハチョウの幼虫がいました。
冬にサナギがついていたのですが、気付いた時には、風に飛ばされてしまったのか、もうありませんでした。
羽化できなくて残念だなと思っていたのですが、最近葉っぱが、何かに食べられているようなので、アゲハチョウの幼虫でもいるのではないかと探してみたら見つけました。
この日は、この１匹しか見つけられませんでしたが、結局この木には２匹、隣に生えているサンショウにも１匹の幼虫がいたのです。
現在は、サンショウの木にいる幼虫しかいません。他の２匹は、どうしたのでしょう？
鳥に食べられた？誰かが持ち去った？何処かでサナギになった？
優雅に舞えるようになるには、なかなか厳しいのですね。

６月中旬　横浜市内にて　

ナス、ナス、咲いた・・・

コナスビ[小茄子]（サクラソウ科）
道端や畑などに生える多年草。
５～６月、葉のわきに花冠が深く５裂する、こんな黄色い花を咲かせます。葉は対生し、卵形～広卵形。茎には軟毛が生え、地面にはって広がります。梅雨の雨で飛び散った土が、茎に生える軟毛に絡み付いている様子が分かるでしょうか。
ナス科の植物ではありませんが、果実の形を小さな茄子に見立ててこの名があるそうです。
６月上旬　横浜市内にて
ホオズキ[酸漿，鬼灯]（ナス科）
今年もこの花が咲き始めました。
道端で咲いていましたが、まだ果実は生っていないようでした。
こちらは名前に「ナス」はつきませんが、ナス科の植物です。ナスとは別属ですが、コナスビよりはナスに近い仲間です。
白い花が爽やかですね。
６月中旬　横浜市内にて

せせらぎの中で・・・オランダガラシ

オランダガラシ（アブラナ科）
[和蘭芥子(Cresson,Watercress)]
ヤマサナエやオオカワトンボに出会ったせせらぎにも、オランダガラシが生えていました。ここでは、ホタルも見られるらしいのですが、こんな所にも定着しているようです。要注意外来生物リストに載っていますが、今ではオランダガラシの白い花を水辺で見るのは、珍しい光景ではありませんね。
みんなで、毎日食卓へのせれば、減っていくでしょうか・・・・・
６月上旬　横浜市内にて　

花粉も飛んで・・・カモガヤ

オーチャードグラス[カモガヤ]
（イネ科）

ヨーロッパ原産の多年草。明治時代初期に牧草として各地に導入されたものが野生化し、現在では全国に分布しています。
花期は５～８月、風媒花であるためか、この時期の花粉症の原因植物でもあります。この花を見ただけで、目が痒くなり、くしゃみも出てきそうですが、今のところ症状は出ていないので私にとっては原因植物ではないようです。
林際の道端で花を咲かせていましたが、要注意外来生物リストにも記載されています。今でも牧草や緑化植物として利用されているそうなので、こういう林際などに逃げ出さないようにして欲しいものです。
６月上旬　横浜市内にて　

花が見たくて・・・タラヨウ

タラヨウ[多羅葉]（モチノキ科）
東海地方から九州にかけての常緑林内に生え、庭や寺院にもよく植えられる雌雄異株の常緑高木。
花期は５月、黄緑色４弁の花を葉腋に多数つけます。
この木は、近所のお寺の境内に植えられているものです。以前赤い実がなっているのを見たことがあるのですが、そろそろ花が咲いているかと思い、行ってみたのですが、どうやら遅すぎたようです。 タラヨウの葉は厚く、裏面に棒などで字を書くことができます。そのことから「郵便局の木」に指定されています。実際切手を貼れば、葉書として利用できるそうです。
文字通り「葉書き」ですね・・・・・

６月上旬　横浜市内にて