頼っています・・・カナビキソウ

カナビキソウ[金引草]
（ビャクダン科）
日向の草地に生える多年草で、葉緑素を持ちながら、他の植物の根に寄生する半寄生植物です。
４～６月、葉腋に３mmほどの小さな白い花を咲かせます。花柄は斜上し長さは４mm以下になります。
葉は線形で先は尖り、互生します。
全体的に白っぽいのが特徴ですが、周りに生えるシバの葉と比べてみると分かりますね。
今は小さな果実をつけていますが、表面の縦脈と縦脈間の網目模様は隆起するのも特徴です。
色が白っぽいのは、葉緑素が少ないからでしょうか。植物の生き残る戦略もいろいろですね・・・・・
１０月上旬　横浜市内にて　

こんな実がなる・・・ガガイモ

ガガイモ［蘿摩］（ガガイモ科）
８月の終わりに、花を咲かせていたガガイモも、こんな実をつける季節になりました。この実が見たくて、花を撮った場所に行ったのですが、線路下のガガイモは、例のカメムシが大量に発生したみたいで、全体的に汚く枯れたようになっていました。境川の土手は、全て刈り取られてしまいました。
今年は実に出会えないかなとがっかりしていたのですが、別のところで偶然に出会うことができました。
この中に絹糸状の毛がある種子が入っているのですが、その姿を見ることができるでしょうか。
運を天に任せるしかありませんね・・・・・

１０月上旬　横浜市内にて　

風に揺られて・・・マツカゼソウ

マツカゼソウ[松風草]（ミカン科）
山野の林際などに生える多年草。
葉は互生し、３回３出複葉で、柔らかいです。葉には油点があり、臭気がしますが、私はいい匂いだと思います。８～１０月、枝先に白色の４弁花を咲かせます。かわいい花ですが、うまく撮ることができませんでした。林の中を吹き抜ける、爽やかな風に揺れていたので仕方がないですね。
マツカゼソウは、ミカン科で唯一の草本だそうです。

１０月上旬　東京都内にて　

ソバの花を愛でて・・・

ソバ[蕎麦]（タデ科）
今日は、近所の畑で「蕎麦の花を愛でる集い」という催しが開かれました。
ここは、そば粉などを扱う地元の会社の社長宅なのですが、畑で花を観賞し、手打ちの蕎麦を試食したり、打ちたての蕎麦を持ち帰ったりでき、とても賑わっていました。
整理券をもらい、1時間ちょっと待ちましたが、打ち立ての蕎麦はとても美味しかったです。

シュウメイギク[秋明菊]
（キンポウゲ科）
自宅も一部開放されていて、庭を見学したり、お茶を飲んだりすることもできました。茶室がいくつかあり、庭にはいろいろな植物も植えられていて、季節の花を楽しむことができました。
この花は、池のほとりに植えられていたシュウメイギクです。

アケビ[木通]（アケビ科）
アケビも植えられていて、美味しそうな実が幾つもぶら下がっていました。個人宅のものなので、味見することができなかったのが残念です。

この集いは毎年開催されますが、地元の風物詩のひとつです。
１０月中旬　横浜市内にて　

林際にて・・・マルバノホロシ

マルバノホロシ（ナス科）
山野の林際に生えるつる性の多年草。８～９月、紫色のこんな花を咲かせます。茎は無毛またはわずかに短毛が生えます。葉は長楕円形で先はしだいに尖り、基部はくさび形で鋸歯はありません。
この花は、ミゾソバの群生の中に、一輪だけ咲いていました。ミゾソバの葉との違いが分かるでしょうか。実のなったところも見てみたかったのですが、今回は出会うことができませんでした。
１０月上旬　東京都内にて