キクもいろいろ・・・オクモミジハグマ

オクモミジハグマ[奥紅葉白熊]
（キク科）
山地の木陰に生える多年草。
葉は腎形で掌状に浅く裂け歯牙縁があります。
８～１０月、花冠が５裂する３つの小花からなる頭花を咲かせます。
この花は、昨日載せたカシワバハグマより少なかったですが、いくつか見かけました。木陰に降り注ぐ太陽のスポットライトに照らされて、とてもきれいに輝いていました。
以前載せたキッコウハグマと同属ですが、こちらの方が草丈がはるかに高いです。私が出会ったキッコウハグマは閉鎖花でしたが、こんな花が咲くんでしょうね。
１０月上旬　東京都内にて　

キクもいろいろ・・・カシワバハグマ

カシワバハグマ[柏葉白熊]
（キク科）
山地の乾いた木陰などに生える多年草。葉は長い柄があり、長楕円形で歯牙縁があります。花期は９～１１月で、総苞は無毛で頭花は無柄です。
この花は、このとき一番見かけた花です。我が家の近所では見かけないので撮ってみたのですが、あまりうまく撮れませんでした。コウヤボウキと同属ですが、こちらは草本です。
花の感じは似ていますね。
ハグマ[白熊]とは、ヤクの尾で作った旗竿の飾りのことで、花の様子が似ていることからこの名がついたそうです。

１０月上旬　東京都内にて　

キクもいろいろ・・・メナモミ

メナモミ[豨薟]（キク科）
山野に生える一年草。葉は対生し歯牙縁があり、卵形～卵状三角形で、翼のある長い柄があります。９～１０月、枝先に黄色い頭花を散房状につけます。茎と葉の裏面の脈に沿って密に軟毛が生えるのが特徴です。
以前載せたコメナモミと似ていますが、コメナモミは全体的に小さく、茎や葉の軟毛が疎らに生えることで区別できます。
先日、家族で高尾山に行ってきました。私が行くのは、２０年ぶりになると思いますが、相変わらず人が多かったです。紅葉の頃には、もっと混雑するんでしょうね。
上り下りするのに精一杯で、ゆっくりと植物観察ができませんでした。いくつか撮ってきた写真をしばらく紹介いたします。

１０月上旬　東京都内にて　

花も終わって・・・アメリカキンゴジカ

アメリカキンゴジカ
［亜米利加金午時花］（アオイ科）
先月、薄い黄色の花を咲かせていましたが、今は花も終わり実りの季節を迎えたようです。果皮の上部に穴が開き、その中に小さな種子がありました。派手な色に色付くわけでもなく、茶色く枯れた感じです。
８月に初めて見た時は、道端にたくさん生えていましたが、除草剤でも撒かれたのか立ち枯れた感じのものが多かったです。
１０月上旬　横浜市内にて　

マメもいろいろ・・・ヤブマメ

ヤブマメ[藪豆]（マメ科）
去年出会ったヤブマメは、林際を流れる小川沿いに生えていて、あまり近付いて見ることができませんでした。
先日散策をしていたら、道端の草むらやフェンスで花を咲かせているヤブマメにたくさん出会いました。今年は思う存分花に近づけたので満足できました。花の様子が分かるでしょうか。
先日載せたツルマメと似た感じですが、花はこちらの方が大きいので区別できると思います。
１０月上旬　横浜市内にて