自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

イヌと付く花・・・

2017-09-08 18:48:00 | お散歩
イヌゴマ[犬胡麻](シソ科)
山野の湿地などに生える多年草。茎は方形で下向きに刺が生えます。草丈は50~70cm。葉は対生し、鋸歯のある披針形で、表面にはしわがあり、裏面はざらつきます。
7~8月、茎先端に花穂を出し、下唇が3裂する淡紅色の唇形花を数段輪生させます。蕚は緑色~赤褐色で5裂します。
林縁の草むらで、この花と出会いました。周囲の草に隠れるように咲いていましたが、草丈は20cmほどでした。
この場所は、林縁からにじみ出るように水の湧いています。周囲よりやや湿っている感じがする所なのです。同じように草に隠れていくつか花が咲いていました。
地下茎がチョロギに似ていて、食用とならないことから「チョロギダマシ」とも呼ばれています。
イヌゴマもチョロギダマシも似て非なるものが名の由来、ちょっとかわいそうな花ですね。

8月下旬 横浜市内にて

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細かな花も・・・

2017-09-06 21:28:00 | お散歩
カノツメソウ[鹿爪草](セリ科)
日本各地の山野の林内に生える多年草。草丈は50cm程で、時に100cmになることもあります。葉は互生し、縁には鋸歯があります。下部の葉は2回3出複葉で、上部の葉は1回3出複葉になります。
8~9月、分枝した茎先に複散形花序をだし、白色の小さな花をたくさん付けます。花弁は内側に曲がり、雄蕊は花弁より長く突き出ます。果実は分果で、長楕円形で無毛です。
林縁を歩いていたら、見慣れぬ白い花と出会いました。色んな草が蔓延っていて、どれがこの花の葉なのかよく分かりませんでしたが、一番下の花の辺りに辛うじて1回3出複葉の葉が確認できます。
一番上の花序は既に果実になっています。手前があまりにも草が多かったので、あまり近づけなかったのが残念です。

8月下旬 横浜市内にて

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今年の花も・・・ヤマホトトギス

2017-09-04 22:08:00 | お散歩
ヤマホトトギス[山杜鵑草](ユリ科)
林縁の茂みには、この花も咲いていました。
ヤマホトトギス、散房花序をだし花を咲かせます。隣に見えるのは蕾でしょうか。
去年も8月にこの近くで花を見ていますが、8月は秋なのだなと感じさせる花でもあります。
9月に入り、秋の深まりを感じる今日この頃です。
残暑、今年は感じることができません。

2016年の花

8月下旬 横浜市内にて

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花の季節・・・ノダケ

2017-09-02 22:25:00 | お散歩
ノダケ[野竹](セリ科)
林縁の草むらでは、こんな花も咲いていました。
ノダケ、この辺りの林ではよく見られる花になります。
複散形花序に咲く暗紫色の花は、印象に残る花ですね。
葉は3出羽状複葉で、小葉は深裂しますが、その様子も特徴的です。
ほぼ白い花を付けるものもあるそうですが、まだ白花を見たことがありません。
白花に出会っても、ノダケかどうかわかる自信はありません。

2015年の様子

8月下旬 横浜市内にて

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赤く弾けて・・・

2017-09-01 22:16:00 | お散歩
ツリバナ[吊花](ニシキギ科)
5月に花が咲いていたツリバナ、6月にはまだ緑色の実を付けていましたが、その実が赤く色付いて弾け始めていました。
果皮の赤みは思ったよりも薄い感じがしますが、5裂した果皮から、赤い仮種皮に覆われた種子が顔を覗かせています。
ツリバナの種子も珠柄によって果皮からぶら下がっているようです。こうして鳥に食べられるのを待っているのでしょうか。
ツリバナよりも目にする機会の多いマユミの実は、まだ色付く気配もありません。マユミが色付く頃には、ツリバナの実の姿はもうないのでしょうね。
マユミの色付いた姿も見たくなりますね。

6月の様子

8月下旬 横浜市内にて

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