自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

田の片隅で・・・

2021-10-26 22:07:00 | お散歩
クログワイ[黒慈姑](カヤツリグサ科)
北陸・関東以西の本州、四国、九州のため池や沼地、水田などに生える多年草。茎は株状になって直立し、内部は海面質。地下茎を出して群落を作ります。
地下茎の先には黒い塊茎ができ、これがクワイの様に食すことができるため、この名が付いたそうです。
田んぼの隅に生えていたクログワイ、教えてもらわなければ気付かなかった植物です。
既に花期は終わったようですが、果期を迎えた頃でしょうか。
塊茎を確認することはできませんでした。

10月上旬 横浜市内にて

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どこまで広がる・・・

2021-10-25 22:44:00 | お散歩
メリケンムグラ(アカネ科)
川岸や田んぼの畔、ため池周辺などに生える北アメリカ原産の1年草。葉は対生し無柄で、縁には細鋸歯があります。茎は方形で稜に毛があります。
6~8月、白色で花冠が4裂する花を咲かせます。花冠は平開し、内側に毛があります。
ここは近所を流れる川の下流にある遊水地です。普段は水がありませんが、斜面の際にちょっとした群落を作っていました。
あまりうまく写っていませんが、花冠にある毛の様子がわかるでしょうか。
要注意外来生物に指定されている、オオフタバムグラと同属ですが、あまり広がらないで欲しい植物でもあります。

10月上旬 横浜市内にて


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花と花・・・

2021-10-24 20:40:00 | お散歩
イタドリ[虎杖](タデ科)
北海道~九州の山野に生える雌雄異株の多年草。葉は楕円形~卵形、茎は太く中空です。
7~10月、葉腋から総状花序をだし、白色~紅色の花被が5裂する小花をたくさん咲かせます。
地上部が枯れた頃に根茎を掘り採り、乾燥させたものを「虎杖根(こじょうこん)」といい、緩下、利尿、鎮痛に用います。
川沿いの道端に、イタドリの群生がありました。
ちょうど花の季節でした。

こちらは雌花です。
外側3個の花被片が花後に大きくなり、背面に翼を出します。
まだ花も咲いていましたが、花が終わり花被片の大きくなった姿も多かったです。

こちらは雄花です。
雌花とは印象がだいぶ違いますね。
雄蕊は8個で花被片より長いです。飛び出た雄蕊が可愛いですよね。

10月上旬 横浜市内にて

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色付き始めて・・・

2021-10-22 22:05:00 | お散歩
タコノアシ[蛸の足](タコノアシ科)
本州~四国、九州の湿地や沼、休耕田などに生える多年草。水位の変動する所に多く見られます。葉は互生し狭披針形、縁には細かい鋸歯があります。基部はくさび型で、葉柄はほとんどありません。
8~10月、径4~5㎜の花を咲かせます。花序の先ははじめ巻いていますが、咲き進むにつれ長く伸びていきます。
水辺に生えていたタコノアシ、花は既に終わり、茎や葉、果実が色付き始めていました。茹蛸の様に見えるのは間近ですかね。
来年ここで、花の様子も見てみたいです。

10月上旬 横浜市内にて

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白い花・・・

2021-10-21 18:31:00 | お散歩
シロバナサクラタデ[白花桜蓼](タデ科)
日本全土の湿地や休耕田など、常に湿った所に生える多年草。葉は披針形で先は尖り、基部はくさび型で葉柄は短いです。托葉鞘は筒状で、その約半分程の縁毛があります。
8~10月、花被片が5深裂する白色の花を咲かせます。花序は穂状で、先が下垂することが多いです。
久しぶりに田んぼの中を通る道を歩いていたら、稲穂が垂れた刈り取り間近の稲の脇にこの花が咲いていました。
まだ咲き始めたばかりのようで、花序が伸び切らず、蕾の数も多いですね。
ピントがだいぶ甘いですが、蕊が花被片から突き出ている様子がわかりますね。
シロバナサクラタデを見たのは、今回が初めてです。
田んぼが少なくなる一方の横浜ですが、こうした花たちも数を減らしてしまいますね。

10月上旬 横浜市内にて

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