自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

こちらも赤く・・・

2021-10-20 22:25:00 | お散歩
ニシキギ[錦木](ニシキギ科)
道端の植え込みで、ニシキギの葉が赤く色付き始めていました。
枝につく翼が、存在を主張しています。
以前にも載せましたが、このコルク質の翼を採って日干し乾燥したものを「衛矛(エイボウ)」と呼び、無月経や産後の腹痛などに用いられます。また、これを黒焼きしたものを、ご飯粒と練って、刺の刺さった部分に塗り、刺抜きとしても用いられたそうです。
これも身近な薬用植物なのです。
そうは言っても、これから本番を迎える紅葉が楽しみですよね。

10月上旬 横浜市内にて

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色付いた・・・

2021-10-18 18:43:00 | お散歩
コブシ[辛夷](モクレン科)
公園に植えられたコブシの木に、たくさんの果実が付いていました。
一つ一つが小さくてわかり辛い写真ですが、赤く色付いて綺麗でした。
この果実の様子を、子供の握り拳に見立てて、この名が付いたという説があります。
ごつごつとした感じは、そう見えなくもないですね。
葉も落ちて、この果実の姿も見えなくなると、冬になりますね。

3月の花

10月上旬 藤沢市内にて

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花も実も・・・

2021-10-17 22:53:00 | お散歩
チャノキ[茶ノ木](ツバキ科)
道路と畑の境に植えられていたチャノキに、白い花がいくつも咲いていました。
ツバキの花に似て、たくさんの雄蕊がありますね。
アシナガバチが、花の周りを飛び回っていました。
その姿をうまく撮ることはできませんでしたが、昆虫たちにも魅力ある花なのでしょう。

果実の姿を見ることもできました。
ツバキと同様に、硬い果皮に包まれています。
この辺りでは、道端や雑木林などでチャノキを見ることは珍しくありません。
チャノキがあると気付く人は少ないでしょうかね。
この花は白く、俯いて咲くので子供の頃から好きな花でした。
秋も深まってくる頃ですね。

10月上旬 横浜市内にて

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・みの姿は・・・

2021-10-16 18:45:00 | お散歩
ガガイモ[蘿摩](キョウチクトウ科)
林縁の道端で、ガガイモの花と出会いました。
茂みに蔓延って、根元を探るのは容易なことではなさそうです。
花を見ることは珍しくありませんが、実の姿を観察することは本当に稀なことです。
ある調査によると、ガガイモの結実率は1割程ということでした。
これでは実に巡り合う確率は低いですよね。
以前にも載せましたが、ガガイモは全草及び根を「蘿摩(ラマ)」、果実を「蘿摩子(ラマシ)」といい、強壮、強精薬に用いられていた薬草です。
刈り取らずに、貴重な蘿摩子を見てみたいです。

10月上旬 横浜市内にて

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藪に咲き・・・

2021-10-12 19:29:00 | お散歩
ヤブマメ[藪豆](マメ科)
道端の草むらで、ヤブマメの花が咲いていました。
淡紫色と白の色合いが素敵です。
この花の存在を知り、この目で見てみたいと思って探し歩いた日々が懐かしく思えます。
以前にも載せましたが、ヤブマメはこの花の他に、地上部と地下に閉鎖花を付けます。
同じ個体で3種類を持つのです。
地下になる果実が一番大きく、食せるそうですが、どれだけ採れば食べた気になれるのでしょうね。

9月下旬 横浜市内にて

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