シャガ[射干](アヤメ科)
林の中でシャガの花が咲き始めていました。草丈は低いですが、まとまって咲く姿は見事ですね。
朝に咲き、その日に萎んでしまう一日花、儚さが花の美しさを引き立たせているのでしょうか。
細かく分かれたひだのようなものは花柱の付属体です。この存在がこの花の特徴ともいえるでしょう。
シャガは3倍体なので種子は作らないそうです。地下茎を伸ばして繁殖していくので、群落を作って花を咲かせている姿をよく見かけます。古い時代の帰化植物ですが、この花の美しさにほれ込んでいた人が持ち込んだのでしょうかね。人為的に移動させてしまうのは、今も昔も変わらないのかもしれません。
4月上旬 横浜市内にて