自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

薬草研究「面白話」

2006-08-08 17:33:51 | Weblog
 8月6日の薬草研究会の出来事を報告します。
まるで果物の食べ放題試食会になりました。
嫌いな方には申し訳ないと思いますが、楽しかったとの声も多数ある。
その時、鈴虫を頂いたので見てください。(絵をクリックすると多少大きくなります)
 さて、当日の研究題材「みょうが」「桃」「ナス」の面白話をブログ仲間からご要望があるので掲載します。
皆さんが最初に浮かぶのが「みょうがを食べると馬鹿」になるでしょう。





みようがに賢くなる成分が含まれているかと聞かれたら返答できないが
夏の食欲が落ちた時、このみょうがのみじん切りをつゆに入れてソーメンを食べると
不思議に一杯が二杯と量が食べられる。
香りと味が薬味として、夏の食欲不振に対抗して夏ばてを防いでくれる。
さて何故、馬鹿になるという嘘が広まったかというと
江戸時代、落語で熊さん、八さん、大家さんのおなじみのメンバーが
みょうがのうまさを人に知られたくないばかりに長屋の世界で話した噺が
世間一般に広まったのも1つの要因です。
又仏教的な話もあるようだ。

桃から産まれた桃太郎とんでもない「桃から桃太郎は産まれていない」




桃太郎の御伽噺は室町時代に岡山県で発祥伝わった話のようだが定かではない。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、
そうしたら上流から大きな桃が流れてきた。
それを持ち帰り、切ったら桃太郎が桃から出てきた。
御伽噺で納得してはいけない。
桃にはビタミンEが豊富に含まれており、このビタミンEが若返り効果を持っている。
当時の平均寿命は約40歳、それから推測するとおじいさんもおばあさんも30歳代、
だからビタミンEの豊富な桃を食べて若返ったから桃太郎が授かった。
こう考えると高齢出産かも分からないが十分つじつまが合うのである。
追加の話し、桃の葉の薬効としてあせもには良く効くので試す事を勧める。

なす「秋茄子は嫁に食わすな」
栄養学的にみて、茄子に特別な栄養素が含まれているとは思われない。
しかし茄子には身体を冷やす働きがある。



茄子の諺は姑が嫁に嫉妬やいじめで食べさせないのではなく、
妊婦の身体を冷やさないように、
茄子には種が少ないから子宝に恵まれない事を危惧して食べさせない、
つまり嫁の事を案じて食べさせない良い話しなのであった。

今回の研究会ではこんな話もありました。