自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

綺麗なうちに

2006-08-23 21:49:08 | Weblog
スズムシの音色が耳元を涼しげに通り過ぎていく。
50匹ぐらいいたが、大人になり2つの虫かごでは
窮屈に見えたので一部を庭に放した。{(M)さんすみません}
放した当座は少し戸惑っていたがやがて昼間なのに鳴き始めた。



しかし、庭には放すべきではないことが分かった。
後から気づいたのだがトカゲが暗躍していた。
見たくない人は顔をそむけて次へ進んでください。でも可愛いと思いますが!



夜の今、家の内と外で絶妙なシンホニーを奏でて秋の近づくのを教えてくれている。

薬草の話に変えさせてもらい今日はエビスグサを紹介する。

植物や虫と話が出来るわけではないが、
畑のエビスグサが言ってることをスズムシに聞いてみると
「綺麗なうちに写して」と聞こえるソウだ。
それならとご希望通りをかなえようと撮影した。



確かにエビスグサが薬草として効果があるのは種子で
種子は秋になると枯れ葉が目立つようになって収穫するから
黄色の花や緑の細長い種子の入った鞘等の綺麗さは見られない。
若さがあるときが綺麗なのは自然の摂理だが、
年をとっても人間には気力があると美があると言う。
私もホタルで頑張ろう。
薬草の話から外れたが
エビスグサの種子は決明子と呼び、薬局ではハブ茶名で売られている。
決明子と言う名前は視力を明らかにするということから名付けられ、
現に疲れ眼には抜群の効果をあらわすそうだ。
他に便秘、口内炎、神経痛、高血圧症、健康維持を保つ常備薬として
使われている。
昔から伝わっている有名な民間薬である。