自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

運と奇岩

2012-10-20 15:52:21 | Weblog
17日福山市の中心からの帰り道
北を見ると雨が上がり、雲が切れはじめた。
運が良ければ雲海に出合うかと、掘れた山道を車はガタガタと音を立てて走る。


栗の実が落ちて


前を猪が逃げて行く。証拠なし。約30kg。
雲海が見える場所では下方はまだ見えない。




時間が1分3分と立つうちに


平地の川が見え始める


ほぼ霧が消えた。運が悪いのか、時期が早すぎたのか雲海はだめであった。。





松茸が昔は良く生えていたこのあたり、今は松が枯れて伐採された。
以前は道から見ることが出来ない大狐岩(おおきつねいわ)、子狐岩(こぎつねいわ)がよく見える。


おおきつねいわ

こぎつねいわ


この岩は江戸時代、菅茶山が藩へ提出した各村々の史実を書いた「福山志料」に載っている。
この山の東隣が八丈岩のある所。奇岩が多い場所である。

ところで19日快晴の中「神辺四季の森自然観察会」へ参加した。
目的はインストラクターの先生がどんな話をされるか学ぶためである。
会が始まる所の道筋


堂々川鳶ケ迫砂留入り口
ジョウビタキの♀を見つける


家を出る前オスは我が家の木の上で鳴いていた。これが今年の冬鳥1号。



ラジオカーも来訪


我が庭のような四季の森、
説明が長いのでちょっと車の陰に隠れたら蝶が飛んでいる。
数歩追いかけたら止まる。ラッキー。
テングチョウだ。多くの皆さんに教えてもらったからすぐわかった。


鼻が長く見える


此処から八丈岩まで時間にして約1時間少々
木の名前と木のエピソードを聞きながら山道を登る。


ガマズミ

リョウブ


他に約49種あると話された。
その中にはヌルデの木がありこの葉にアブラムシが産卵して虫こぶ状のものが出来る。
この虫こぶ状のものを秋に採取して蒸す。乾燥したものを五倍子と呼びオハグロの材料である。
平安時代に歯を黒くしたものであった。機会があれば薬草教室で!
標高234m、このあたりでは高い山、八丈岩


八丈岩

千人隠れ岩


奇岩が沢山ある。
此処での休憩が10分。
欲張って写真を撮っていたら団体行動だから時間を守れと叱られた。
素直に謝るほかはなかった。


南の方向
四国も見える


福山市にはよい企画をありがとうと感謝し、
私にも、もう少し範囲を広げた四季の森散策ガイドをさせてとお願いしたい。
インストラクターの方叱ってくれてありがとう。本人、はまっていると案外気がつかないものです。