はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

ミズメ 天板

2016年05月02日 | 思いつくままの雑多なお話

 無事、マイホームは完成したんですが・・・

 実は、家族みんなで食事を囲む「食卓」が、この家にはありません

 木材にこだわった家なんだから、食卓もこだわりたい

 ということで、ミズメの一枚板を買って、自分で作ることにしました

 

 で、今日は、その1枚板を引き取りに。 

 

 本当はヤマザクラが欲しかったんだけど、手に入らなかったので、ミズメに。

 個人的には、ミズメも美しいので、好きなんですけど、知名度的にはヤマザクラの方が高い。

 ミズメって、聞いてもどんな木か、イメージできる人少ないと思うし、イメージできる人なら「サロンパス」って言うからな~

 でも、美しいからいいけど。

 長さ310cm、幅65~70cm、厚さ7cmが1枚。

 長さ310cm、幅55~60」cm、厚さ5cmが1枚。

 合計2枚で、108,000円(税込み)。

 値段はこちらからの言い値。

 先方も、いくらにしたらいいのか、よく分からなかったようなので。

 そもそも、これで安いのか高いのか、よく分かりませんが・・・。

 

 製材所で積み込むときは、フォークリフト使ったけど、家に着いてからが大変やった・・・

 重た過ぎて、おろすの大変やった・・・・。

 

 あとは、天板の長さ180cmくらいに切って、切り端の残りで脚を作る。

 問題は・・・手持ちの道具で、無事、完成できるかな~?


マイホーム完成♪

2016年04月23日 | 思いつくままの雑多なお話

 念願のマイホームが完成

 

 

 まず、玄関を開けます。

 

 左に曲がって、8畳のリビングへ。

 

 キッチンはシンプルに。(システムキッチンとかに魅力を感じない派なので・・・。)

 スギの赤身がここにきて、一段と美しく

 階段を上って2階へ。

 アカマツの曲がり梁は、何度見てもイイ

 書斎の床は、アカネ材。

 

 歩いても気にならないし、見た目も気にならない。

 アカネのフローリングって、十分アリやと思います。

 この上に絨毯引いたら、まったく関係ないしね

 そして、12畳の子供部屋。

 

 何より柱が美しい

 見える柱ほとんどが無節

 こんな良い木材を育んでくれた林家さん、本当に感謝です

 


棟上げ決まる!

2016年01月14日 | 思いつくままの雑多なお話

 棟上げの日が決定

 2016年2月6日となりました

 龍神村で育った木を・・・

 

 伐って、

 

 製材所で加工され、

 

 大工さんの手によって仕上げられ、

 

 この上に建てられます。

  

 

 山主さん、製材所さん、設計士さん、大工さん等々のお陰で、ついに、この日を迎えることが

 当の施主はといえば、初めっから、妙~なこだわりとワガママを言うだけで、申し訳なく思います

 本当に、「感謝」の一言に尽きます

 (竣工はまだまだ先ですけどね


構造材の加工

2015年12月24日 | 思いつくままの雑多なお話

 11月頃から構造材の加工に入り、今日はその見学に。

 加工は、すべて大工さんの手刻み。

 挽き直した柱は、ほとんどが無節で、しかも四方無節ばかり

 
 上小節を探すのも一苦労といった感じの素晴らしい材に仕上がってます

 マイホームのこだわりは、

 「林家さんが丁寧に育てた木をふんだんに使って、大工さんの手作業で建てる

 当初から無節や四方無節の材を指定したわけではなく、丁寧に育林施業を行ってきた林家さんの木を指定したまでです。

 林家さんが植林、下刈り、つるき切り、徐伐、枝打ち、間伐までの施業を丁寧に仕上げてきたわけですから、当然といえば当然ですが、想像以上の美しさに感動

 構造材にせず、このまま飾りたいとさえ思いました。

 正直、挽いたばかりの無節ヒノキを見たのは初めて

 

 設計士さんも大工さんも大絶賛

 大工さんとしても、作業がしやすい上、配置にも気を使わない。

 むしろ柱をどう魅せるかで、あれもいい、これもいいと悩むそうです。

 

 住宅にとって構造材は、人の体で言うと骨格の部分にあたり、とても重要です。

 美しく、そして強い木材にお金をかけるって、十分アリやと思うんですが・・・。

 

 ちなみに、現地の状況は、基礎工事が完了。

 

 年明けからは、本格的な建築工事が始まります。

 2月頃に棟上予定。

 6月頃に竣工予定。

 

 期待に胸が膨らみます


薪木を確保

2015年10月05日 | 思いつくままの雑多なお話

 マイホームの建築はまだまだ先ですが・・・、 薪ストーブを入れるので、早めに薪木を確保しようと思い、建築地に隣接する山(というか竹林・・・)にあるアラカシやシイを伐倒することに。

 ただ、長い間放置していたので、アラカシもシイもデカい

 小さいものでも直径20cm、大きいものだと直径60cm・・・・。

 アラカシは芯が丈夫なので、基本に忠実すれば問題ないかな・・・

 問題は、芯が弱いシイ

 デカいし、重心が傾いているので、伐採中に割ける恐れも・・・・

 案の定、密集したアラカシを1本ずつ伐倒していると、1本だけシイが混じっていて、アラカシと勘違いし、芯抜きをせず、伐採したため裂けてしまい、あわやアゴが吹っ飛ばされるところでした・・・。

 

 残すはデカいシイ。

 さっきの事件で、少々ビビり気味・・・

 受け口を作って、慎重に芯抜きをしてから、伐採

 今回は、割けることなく何とか無事に作業終了

 伐った後の処理が大変でしたが、たくさんの薪木を確保

  

 今回の作業で、シイの伐採は怖いことを改めて痛感しました

 「シイは割けやすい」と聞いていたものの、ここまで割けやすいとは・・・・

 大きな事故につながらず、命があって何よりです・・・


梅畑の整理

2015年08月22日 | 思いつくままの雑多なお話

 農地転用の許可がおりたので、マイホームの建築に向け、梅畑を整理することに

 ひたすらウメを伐倒し、玉切り・・・

 毎日、山で木を伐採している人たちは、ホントにすごいと思いました

 玉切りした梅は、薪に使うため一纏めに。

 残すは、でっかいスギ

 

 その後、ようやく造成に取り掛かります。

 1日中、チェーンソーをぶっ放していたので、気分は爽快でした


マイホームの構造材

2015年07月05日 | 思いつくままの雑多なお話

 3月に伐採した大黒柱用のヒノキを見に行って来ました。

 それがコレ!

 ん~美しい

 6m(通し柱)材ですが、節がほとんどない!

 林家さん、ホントいい仕事してます

 この木が、今後の我が家を支えてくれるのです

 

 続いて、大黒柱以外の柱。

 もちろんヒノキ。

←6mの柱

←4mの柱

 さすが、枝打ちの手入れが行き届いている木は違います

 見事、無節(もしくは上子節)

 きれい

 そして、枝打ちをしていない柱は、こんな感じ。

 一般的に、製材所で見られる材は、こういうのが多いかと思います。

 

 あと、枝打ちしている木の木口を見ると、スパッと枝が切れているのがわかります。

 枝打ちをしていない木の木口と見比べると、一目瞭然。

 

 最近の住宅は、洋風住宅が多いです。

 洋風住宅の壁は、柱が表に出ない工法(大壁工法)なので、無節の柱にこだわる必要はありません。

 逆に、和風住宅の壁は、柱が表にあらわれる工法(真壁工法)なので、無節の柱の方が美しく見えるため、無節の柱が好まれていました。

 なので、純和風の旅館や料亭の柱を見てみると、無節の柱がたくさん使われていると思います。

 また、古民家を改装した喫茶店やお宿の柱が無節で、床の間に天然の絞り丸太や磨き丸太などが使われていると、非常に裕福な家庭だったと思われます。

 個人的には、柱は見せたい。

 あと、無節だと、大工さんも施工が楽になると思います。

 例えば、角に節があり、その節がかけると、服や腕が引っかかったりするので、柱の向きを考える必要があります。

←こういう角の節。

 その点、無節なら、気にすることなく施工することが出来ます。

 

 木を植えてから伐採するまで、一番の手間とコストがかかる施業が「枝打ち」です。

 しかし、枝打ちを行っても、それに「見合う価格にならない」ので、結果的に、枝打ちが省略されがちです。

 でも、材価にもっとも影響を与えるのが「枝打ち」なので、とっても大切な施業です。

  個人的には、林業の施業の中で、「枝打ち」という作業が一番好きです。

 数多ある施業の中で、もっとも技術を要し、1枝でもミスしてしまうと、材価を下げてしまいます。

 まさに「職人技」

 

 あと、アカマツの曲り梁。

の状態から

になりました


大黒柱を突っ込み伐りで!

2015年03月08日 | 思いつくままの雑多なお話

 昨日、マイホームに使う大黒柱の原木を伐採してきました。

 原木はもちろんヒノキ!

 

 左が林家さん、右が僕。

 使用したチェーンソーは3種類。

 一番下の小さい(14インチ)のが僕のんです。

 

 まず、伐倒前にサカキと日本酒を供えて、ヨキも添えます。

 山の神様へのお供えですね。

 

 今回、初めて「突っ込み伐り」で伐採しました。

 まず、受け口を作り、

 

 次に、芯を抜きます。

 

 追口側から突っ込みますが、ツルの部分は残します。

 

 念のため、クサビを打ち込み、追口を伐ります。

 

 これで、材を傷つけることなく伐倒することが出来ます。

 突っ込み伐りを見たことはあっても、実際にするのは今回が初めて。

 このほか、胴差に使用するスギを伐採。

 受け口をでかく伐り過ぎて、たくさんの修正が入りました・・・。

 

 伐採したヒノキはリョウシン号で搬出。

 この型は、当時2台しか販売されておらず、現在、この1台しか動いていないそうです。

 世界に1つしか稼働していないリョウシン号。

 我が子供たちは気に入ったご様子。

 

 今回、伐採して感じたこと。

 これまで、自分の山からカービング用の丸太を切り出したり、間伐したりするよりも、緊張しました。

 それは、伐倒の際、他の木を傷つけると、林家さんの商品を傷つけてしまうということです。

 今回は自分の原木ですが、商品としての木材を伐採する場合、それを傷つけないことと周囲の木も傷つけないよう伐倒しないといけません。

 これまで、楽しく、深く考えず、でも安全第一で、伐ってきましたが、改めて商品として扱う木を伐る技術の重要性を身に染みました。

 

 最後に製材所に寄って、曲り梁に使うアカマツを見に行きました。

 仕上がりがとても楽しみです!


家を建てる

2015年02月28日 | 思いつくままの雑多なお話

 梅畑を造成して、家を建てようと思います。

 農振地域の除外申請や農地転用の手続きがあるので、工事を始めるのは、早くて8~9月くらいの予定です。

 設計士さんに依頼して、すでに設計済み。

 プレカットではなく、手刻みの職人さんがいる大工さんも確保済み。

 構造材にもこだわりたいので、製材所も確保済み。

 何より、住宅の骨格となる木材の原木先も確保済み。

 家を建てるなら、木材にこだわりたい。

 キッチンとかにこだわるつもりはありません。

 新築当初は「おぉ~っ」と思っても、次々と新しい製品が出るので、何十年も生活することを考えると、キッチンとかにそれほどお金をかけたいとは思いません。

 それよりも、何十年も住む家だからこそ、骨格となる木材にお金をかけたい!

 原木は田辺市龍神村のとある林家さんにお願いしました。

 枝打ちをはじめ、山自体を丁寧に管理し、施業されているので、安心して任せられます。

 木材価格が低迷し、それほど木材にこだわらない現代人が多い中、きちんと施業し管理された山から出された木材の価値があまり光らないのが現状です。

 ニーズに合わないものを生産している、時代遅れという風に考える方もいるかと思います。

 でも、我が家の大切な骨格である木材だからこそ、きちんと施業と管理がなされた木材を使うべきだと思います。

 柱はヒノキで無節か上小節クラス。

 梁・桁もヒノキ・・・と言いたいところですが、予算の都合上、スギに。

 その代り、曲り梁はアカマツ。無理を言って、ヤニ壷があるやつ!

 とは言え、伐ってみないと分かりませんが・・・。

 一般的にヤニ壷は、欠点とされています。

 まぁ、木材にしてから、じわ~っとヤニが出るので、苦情の原因になりますから。

 でも、昔の住宅や建物の梁をよ~く見ると、ヤニが出ているものが結構多い。

 家になった後でもヤニが出てくる。

 やっぱり、木って生き物なんだな~って実感できます。

 我が家の曲り梁も、どうかヤニがじわ~っと出てきてください!

 

 あと、薪ストーブも入れるので、竹林をコナラ林に樹種転換をしないといけません!

 デかいコジイも伐らないと!


◆WELCOME「山いこら♪」◆

2012年01月08日 | 思いつくままの雑多なお話

 ブログ「山いこら♪」では、山、森、生き物、木など自然の楽しさを広め、共有できる、そんな情報を発信しています

 

    Haru

 

 5人の師匠から教わった技術や知識をはじめ、個人的な情報が中心になりますが・・・、そこはご容赦ください

 

    Natu

  

 皆さんそれぞれ、山に求めるニーズが違います。

林業(木材生産)など商業としてのニーズ

生活資源としてのニーズ

山村地域の雇用としたニーズ

環境志向のニーズ

レジャーや観光としてのニーズ

癒しとしてのニーズ

教育としてのニーズ

災害対策のニーズ

生物多様性など保全のニーズ

 

 ホントにたくさんのニーズがあります。

 そして、各ニーズの観点から山のことを語る著名人もたくさんいらっしゃいます。

 しかし、一方のニーズから見れば、その考えが正しくても、もう一方のニーズから見れば、その考えが正しいとは言えないものも多々あります。

    Aki

 それぞれのニーズは違えど、山は大切だという、最も根幹的な考えや想いは同じなんです。

 それを皆さんで共有したいと思っています。

 なので、ここに書かれた技術や知識も、楽しむための参考として、活用ください。

 活用する・しないの取捨選択もお任せします。

 「くだらねぇ」っと思った部分があっても、すべてを見捨てず、引き続きご覧いただければと思います

 

 

 「山いこら♪」をよろしく

    Huyu_2