はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

シラカシ樹幹こぶ病

2015年10月31日 | 樹木の病気・森林被害のお話

 幹がボコボコしているシラカシって、見たことないですか?

 

 結構、公園とか街路樹にあるシラカシで見かけることができます。

 一応、病気です。

 

 病名は「シラカシ樹幹こぶ病」。

 

 木の成長とか樹勢には特に影響はありません。

 でも、気になるな~と思ったら、取り除いて、その部分をトップジンなどで塗布してください。

 小さいものだと、「ブチっ」て手で取れます。

 

 僕は、取ったこぶの樹皮を取り除き、木工の材料にしています。

 木工といっても、ヒートンと目玉をつけた簡単なキーホルダーだったり、色塗って、爪楊枝をさして「たこ焼き」を作ったりする程度ですが・・・

 

 公園とか歩いていて、こぶを見つけると、ついついブチッて、取っちゃいます。

 見つけたら、ブチッと。

 結構、ハマる

 あっ、もし、ブチッとする場合は、夏の時期とかはやめてくださいね・・・

 雑菌が入るといけないので、やるときは、冬の時期とかにしてください。

 本当は、冬の時期でも、ブチッとちぎった後にトップジンとか塗布したほうが良いんだけど・・・

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サルナシ

2015年10月27日 | 樹木・草花のお話

 アケビやムベに続く秋に実る人気の木の実「サルナシ」。

 マタタビの仲間で、雌雄異株と雌雄混株があり、雌雄混株は栽培用に用いられています。

 見た目は、マタタビの実に似ていますが、切ってみると、キウイそっくり。

 果実の大きさは、直径2.0~2.5cmくらいです。

 味はとても甘くて、美味しい木の実です。

 

 見た目が梨に似ていて、サルが我を忘れて食べるくらい好きなので「サルナシ」と名付けられたそうです。

 僕は主に生食を楽しむのですが、サルナシの実で作られた「果実酒」や「ジャム」などもとても美味しいそうです。

 軽く手で押すと、軟らかいくらいの実がとても甘く熟して美味しいです

 

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ロケットストーブ

2015年10月19日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 中辺路町観光協会主催のロケットストーブ作り体験に参加してきました


 ペール缶をくり貫いて、煙突を突っ込み、バーライトを詰め込むだけ。

 作り方は非常にシンプルで、簡単に作れます

 早速、その日の夕食は、ロケットストーブで調理

 
 お味噌汁、焼き魚、焼おにぎりを作り、お茶も沸かす

 本当にガス要らな~い

 だから、災害時に大活躍するわけですね

 ただし、薪ストーブに放り込むような薪は入れにくいので、それをさらに半分くらいの大きさに割る必要はあるかな・・・。

 

 さらに翌日も・・・

 調理しちゃいました。

 今宵はから揚げ

 

 揚げ物もバッチリ

 火力も、薪を奥にいれたり、手前に戻したりしながら調整できます。

 揚げたら、そのまま子供たちのお口へ・・・

 

 あと2個は欲しいな

 ご飯炊いたり、おかず作ったり、暖をとったりと同時に事を運べるので。


 あっ・・・・今回は、作るのに夢中だったので、作り方は別の機会に紹介しますね…

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ヤマガラ

2015年10月18日 | 動物・野鳥のお話

 ソメイヨシノの枝でヤマガラを発見

 左足で緑色の何かを押さえ、嘴で掴んでは枝に叩き付ける

 おそらく何かの幼虫・・・

 非道いことするな・・・

 で、ヤマガラが去った後、何を食べていたのか調べてみると・・・。

 イラガでした。

 ゴメン

 全っ然非道くないよ

 非道いって言って、本当にごめんなさい

 ドンドン捕まえて、叩きつけちゃって

 

 あと、ヤマガラは木の実も食べます

 モミの球果を1枚1枚、丁寧に剥がし、種の部分を上手に食べます。

 あと、ドングリも上手に足で挟んで、殻を割って、中身を上手に食べます。

 

 木の実もいいけど、イラガもいっぱい食べてくださいね

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オオキンカメムシ

2015年10月17日 | 昆虫類+αのお話

 先日、串本町に行ったら、初めて「オオキンカメムシ」を見つけました

 

 思わず、お持ち帰り・・・・

 特にカメムシが好きというわけではありませんが、結構、珍しいカメムシなので、つい・・・

 ただのミーハーですね

 オオキンカメムシは、体長19~26mmと大型のカメムシで、日本だけでなく、熱帯アジアにも分布するカメムシです。

 ちなみに生息地の北限が日本だそうです。

 11月~5月までは、房総半島以西の海岸に生えるツバキなどの常緑広葉樹の葉裏で集団越冬しているそうです。

 そして、6月~10月は北海道を含む内陸部にいるそうです。

 繁殖期は7月~8月で、アブラギリで行われ、幼虫はそのアブラギリの実の汁を吸って成長するそうです。 

 アブラギリって、シナアブラギリでもOKなのかな?

 純国産アブラギリって、あまり見かけないけど・・・。

 だから珍しいのかな

 

 ちなみに、オオキンカメムシの調査で、こんな報告があります。

 和歌山県すさみ町の江須崎で採取したオオキンカメムシにマーキングをして、放したところ、130日後に高知県の室戸岬で発見されたそうです。

 直接距離にして約130kmという距離を移動したそうです。

 すごいね

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シカに寄生していた大きなマダニ!!!

2015年10月14日 | 動物・野鳥のお話

 今回はキモイ系の話です

 

 

 今、仕事でシカを捕まえているんですが、先日、くくりワナでシカを捕獲

 

 で、色々とシカの体を調べて(いじって)いると、ダニダニダニ

 気持ち悪いくらいダニがぁーーーーー

 

 人間で言う股と脇の部分にウジャウジャ~

 特に驚いたのは、めっちゃ動きが速いダニ

 見た目も、一般的なマダニのイメージと異なる。

 動きもマダニとは思えないスピード。

 速い

 キモイ

 

 あとは、耳の付け根とかに、吸血で腹いっぱいになったでっかいマダニ

 SFTSウイルスとか、めっちゃ持ってそう~

 

 うわ~キモかった

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アケボノソウ

2015年10月12日 | 樹木・草花のお話

 アケボノソウが咲く季節になりました

 アケボノソウはリンドウ科センブリ属の植物で、1年目はロゼッタ葉、2年目に開花する二年草です。

 花は、9月~10月に咲きます。

 「花びらの模様が、ほのぼのと夜が明ける星空に見立てた」、「花びらにある斑点を夜明けの星座に見立てた」などから、「アケボノソウ(曙草)」と名付けられたそうです。

 オシャレですね

 僕なら絶対に思いつかない発想です

 ちなみに、名前のポイントにもなった、花びらにある黄緑色の2つの斑点は蜜腺です。

 

 写真のアケボノソウを見つけた場所は、シカの痕跡が非常に多い場所でした

 しかし、花を咲かすってことは、シカに2年も食べられなかったってことだから、シカはアケボノソウが嫌いなのかな?

 食べないのか。

 嗜好性が非常に低いのか。

 気になるところ

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ホンシメジ ブナシメジ

2015年10月08日 | キノコ・菌類のお話

 「香りマツタケ、味シメジ」というので、今回はシメジ

 ホンシメジもマツタケと同じ菌根菌で、コナラに寄生します。

 発生場所はマツ林に隣接するコナラ主体の広葉樹林やマツが交じるコナラ主体の広葉樹林の下です。

 図鑑によっては、コナラ主体の広葉樹林という風に書かれ、マツに触れていないものもあります。

 まぁ、個人的な経験では、マツが交じった混交林でよく見つけました。

 ホンシメジはお味噌汁で頂くのが一番好き

 香りと味、歯ごたえを同時に楽しめるので。

 あと天ぷらも最高ですね



 

 次にブナシメジ。

 このキノコは「木材腐朽菌」で、ブナやトチノキ、カエデ類の枯れ木や切株に発生します。

 ホンシメジより香りが劣ります(個人的な主観)が、美味しいキノコです。

 これもお味噌汁や天ぷらにするのが大好きです

 

 最近の菌床シメジは香り、味、歯ごたえ、サイズ、どれを見ても立派でレベルが高いですよね

 それでも天然の香り、味、歯ごたえにはまだまだかな〜

 あと・・・天然キノコを楽しむなら毒キノコを誤食するというリスクは承知の上でしょうが、単純にキノコを楽しむなら、正直、ちょっと値がはる市販の菌床キノコで十分じゃない?と思っています。

 天然の食用キノコって、味が微妙・・・が結構多い・・・これも個人的な主観ですが

 個人的には、食用キノコを見つけて、その場で鑑賞・撮影して、食べた気になって帰る方が楽しい

 あっ、でも、ホンシメジ、ブナシメジ、マイタケ、タマゴタケなどなど、本当においしいキノコはお持ち帰りします

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マツタケ

2015年10月07日 | キノコ・菌類のお話

 今回もキノコネタ、最高級「マツタケ」。

 

 キノコは菌ですが、菌も何を栄養分にしているかは、当然種類によって異なります。

 前回のツキヨタケやシイタケは枯れた木を栄養源にする「木材腐朽菌」。

 これは枯れたり、倒れたりして、死んでしまった木に発生するキノコ。

 また、幹に傷がついたり、枝が折れたりして、一部死んでしまった部分にも発生します。

 なので、生きている木からキノコが出ていると、木の中に死んだ部分(腐った部分)が発生し、樹勢が弱っているというサイン・・・とも言えます

 

 他にも落ち葉を栄養源にする「落葉分解菌」、昆虫類やクモ類に寄生する「冬虫夏草」、動物の排泄物を栄養源にする「糞生菌」というのもあります。

 マツタケは「菌根菌」になります。

 

 「菌根菌」とは、生きた樹木の根に寄生して共生するキノコで、マツタケはマツ、ホンシメジはコナラの根に寄生し、共生しています。

 寄生というと、何か悪いイメージを持ってしまいますが、菌根菌は樹木の根が吸収できない・吸収しにくいミネラル分を吸収し、それを樹木に提供する代わりに、樹木が生産した栄養分をいただいているので、お互いにメリットがあるので、「共生」していると言われています。

 ただ、マツタケは、落ち葉が多い・腐葉土が発達したマツにはあまり生えません。

 落ち葉のないマツの下でないと、他の木材腐朽菌や落葉分解菌に負けてしまうようです。

 昔は、マツの葉は焚きつけの燃料として使われていたので、マツ林の下に落ち葉が少なく、マツタケがたくさん生えたそうです。

 僕の祖父も、若い頃は両手に抱えきれないくらいのマツタケを採ったと言って、その時の写真を見せてもらったことがあります。

 これマツタケ?って思うほど、大きいものもありました。

 

 あと、マツ枯れが進んで、マツ林が減少し、マツタケが発生する環境が非常に少なくなった・・・なんてことも。

 マツタケが発生しにくくなったという話は、「美味しんぼ」105巻を読んでください

 海原雄山がマツタケの先行きを憂いています(林業の将来も憂いています)

 あと、「こんなところでマツタケは採らん」とも怒ってます

 (どうでもいいことですが、マツタケの解説は、知り合いの樹木医です。長男の保育園の同級生のおじいさん。もっと、どうでもいいか

 

 昔(15年程前)、採ったマツタケ。

 今、あの松林はどうなっているのか・・・、当時でもシダや落ち葉が多かったからな~・・・。

 

 あと、マツタケアレルギーというものがあります

 触ると皮膚炎など、食べると頭痛などが起こったりするそうです。

 マツタケを食べてアナフィラキシーショックを起こしたという事例もあるくらいです。

 ちなみに、マツタケが腐るとヒスタミンが発生するそうです。

 なので、腐ったマツタケを食べてしまうと嘔吐・腹痛を起こしてしまいます。

 

 高級食材だからといって、絶対安心というわけではなさそうですね

 マツタケアレルギーを詳しく知りたい方は、こちら↓

  http://allergy.kaizen-taisaku.info/allergy/matsutake/

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ツキヨタケ

2015年10月06日 | キノコ・菌類のお話

 キノコの時期になりました

 まぁ、キノコって春も夏も発生しているので、時期という表現は正しくないのかもしれませんが、「美味しいキノコが発生する時期」ってことで「キノコの時期」。

 で、毎年、毒キノコを食べてしまい、中毒になったというニュースも聞くわけですが、その中で最も誤食してしまう毒キノコ「ツキヨタケ」について。

 

 その名の通り、暗いところでぼんやりと光るキノコなので「月夜茸」。

 ブナの枯れ木に密集して生えている姿をよく見かけます。

 あまり、ブナの枯れ木がある山の中を暗い時に歩くことがないので、光ったところを見たことはありませんが・・・

 

 光ったら、キレイなんだろうな~・・・・と思いながら、この10数年間見に行こうとしたことがないんです・・・。(シイノトモシビタケは見に行くんだけど・・・)

 

 見た目がムキタケやヒラタケ、シイタケに似ているので、間違って食べてしまうようです。

 しかも、食べた人の話によると「美味しい」らしいです。

 テングタケも美味しいらしいのですが、美味しい毒キノコって多いそうです・・・

 

 以前、ツキヨタケに群がる人がいたので、見ていると、袋に入れていました・・・

 見過ごすわけにもいかず、「あの~、それ毒キノコですけど・・・・」と声をかけると、

 案の定「そうなの?ヒラタケじゃないの?」と・・・。

 「キノコを半分に割いて、柄の部分が黒いと、毒キノコのツキヨタケなんです。」

 

 「そういえば、聞いたことあるわ~」

 ・・・・・・

 

 意外と判別方法を知っていながら、ヒラタケと思い込んでしまい、試そうとしない?、忘れる?・・・・

 それが、食べてしまう原因なのかな?

 確かにツキヨタケの見た目は美味そう。

 

 ムキタケとかヒラタケを採るときは、必ず、上の方法でツキヨタケの判別をしてください

 大量に採った後、ツキヨタケと知って、枯れ木の根元に大量に捨てられるのは、ちょっと・・・・

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