猛毒キノコ「カエンタケ」によく似た赤いキノコ「ベニナギナタタケ」。
こんな感じに赤いキノコが生えていたら、「カエンタケ!」と思ってしまうのも無理ないですよね・・・ (^_^;)。
僕自身、まだカエンタケに出会ったことはありませんが、ベニナギナタタケは、それはもう頻繁に (^_^;)。
ベニナギナタタケは、夏~秋にかけて、林内に発生するキノコです。
キノコの形状が薙刀(なぎなた)に似ていること、キノコの色がピンク色~淡い赤色であることから、見た目そのままに「ベニナギナタタケ」と名付けられたそうです。
森や山の中を歩いていて、地面から非常に鮮やかな赤色系のモノが発生していたら、ものすごく目立つので、自然と目を向けてしまいますよね。
この形状で赤色系のキノコを見つけてしまうと、真っ先に「カエンタケ」という猛毒キノコの名前が浮かぶ方も多いと思います。
ちなみに、ベニナギナタタケは、一応食べられるキノコとして紹介されているので、カエンタケと間違って食べてしまうというような事故もあるようです。
ベニナギナタタケを食べた方の感想では「特に味も香りもなく、可もなく不可もなく。」ということなので、カエンタケと間違って食べてしまうかもしれないというリスクを考えると、採取してまで食べる必要はないな~と個人的には思います。
そもそも、「美味しい!キノコ!」であれば、巷で有名になっているでしょう。
なっていないということは・・・・ (゚Д゚;)
さて、そんなベニナギナタタケとカエンタケの違いについて。
①ベニナギナタタケは、カエンタケと異なり、軟らかいキノコです。
カエンタケは触れるとかぶれる・ただれると言われているので、落ちている木の枝などでつっついて、「硬ければカエンタケ / 軟らかいとベニナギナタタケ」 という風に確認できると思います。
②カエンタケは広葉樹の根株から発生するに対し、ベニナギナタタケは腐植土から発生しています。
③カエンタケは成長していくと枝分かれしますが、ベニナギナタタケは枝分かれしません。
以上の点で判別いただければと思います。
ですが、ベニナギナタタケ自体は、無味無臭と、決して美味というわけではないそうなので、カエンタケと間違うかもというリスクを背負ってまで食べる必要はないかな~と個人的には思います (^_-)-☆