先日、皆伐現場に行ったら、カヤが倒れていました。
伐採されて、2~3年くらい経ってそうでした。
実は、伐採されて、放置されたカヤを初めて見たんですが、内樹皮(?)がすごい繊維状質にはがれ、ふぅ~って吹くと辺りに飛び散りました。
服とかにつくと、エラいことになりそう
次に出会ったのは、切り株から萌芽したカヤ。
カヤは萌芽しやすいと、聞いていましたが、ここまでとは
少し、驚きました
針葉樹って、萌芽が不得手…というイメージが強いので
カヤの木って、何に使うの? と、聞かれると、ほとんどの人が「碁盤」と回答されるくらいカヤの碁盤は有名で、しかも最高級品と評されています。
カヤの木材は、弾力性があるため、碁石を打って出来た盤面の凹みが、しばらくすると元に戻るそうです。
ちなみに、カヤの木材は、耐朽性もあり、水湿にも耐えられるので、浴室用材などにも使われます。
うちの師匠が「カヤの木は蚊の足を折る」なんてことを言っていました。
カヤの枝を燃やすと蚊が寄ってこないとか・・・。
カヤの葉先は、触ると痛いです・・・(痛くないのはイヌガヤ)。
あと、カヤの実。
炒って食べることもできます
が、シイのように簡単にはいかず、渋皮が残ります・・・。
あと、油を採って、整髪油や食用油にも使われていました。
油も良質なものらしいです。