はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

カヤ(イチイ科)

2014年02月12日 | 樹木・草花のお話

 先日、皆伐現場に行ったら、カヤが倒れていました。

 伐採されて、2~3年くらい経ってそうでした。

 実は、伐採されて、放置されたカヤを初めて見たんですが、内樹皮(?)がすごい繊維状質にはがれ、ふぅ~って吹くと辺りに飛び散りました。

Kaya_01

 服とかにつくと、エラいことになりそう

  次に出会ったのは、切り株から萌芽したカヤ。

Kaya_02_2

  カヤは萌芽しやすいと、聞いていましたが、ここまでとは

 少し、驚きました

 針葉樹って、萌芽が不得手…というイメージが強いので

 

 カヤの木って、何に使うの? と、聞かれると、ほとんどの人が「碁盤」と回答されるくらいカヤの碁盤は有名で、しかも最高級品と評されています。

 カヤの木材は、弾力性があるため、碁石を打って出来た盤面の凹みが、しばらくすると元に戻るそうです。

 ちなみに、カヤの木材は、耐朽性もあり、水湿にも耐えられるので、浴室用材などにも使われます。

 うちの師匠が「カヤの木は蚊の足を折る」なんてことを言っていました。

 カヤの枝を燃やすと蚊が寄ってこないとか・・・。

 そんなことを、昔から言われていたそうです。

Kaya_03

 カヤの葉先は、触ると痛いです・・・(痛くないのはイヌガヤ)。

 あと、カヤの実。

 炒って食べることもできます

 が、シイのように簡単にはいかず、渋皮が残ります・・・

 あと、油を採って、整髪油や食用油にも使われていました。

 油も良質なものらしいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目立て~砥石②~

2014年02月02日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 今回も砥石のお話を・・・

 目立ての基本は、砥石を真っ直ぐに砥ぐことです。

 真っ直ぐに砥げているかは、砥石を見たらわかります。

 

 携帯砥石を横から見たの場合、

 

Toishi01

 

 固定式の砥石の場合、

Toishi02_2

 携帯砥石を正面から見た場合、

 Toishi03

 鎌や鎌鉈を砥ぐ場合は、砥石を斜めにして砥ぎます(僕の場合。)。

 上の図に示すように、あえて、片方に偏らせています。

 仮に、右側が偏ったら、次は左側で砥ぎ、偏りを修正します。

 

 これも、師匠に教わったことです。

 でも、この考え方が共通(または絶対)だとは思っていません。

  1つの目安として、ご参考ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする