はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

薪ストーブ 薪

2019年02月28日 | 資源利用(木材・特用林産物)のお話

 薪ストーブに欠かせない「薪」。

 海外から運ばれる石油は「灯油」という形で簡単に手に入るのに、国内の豊富な森林資源は「薪」という形で簡単に手にはいらないというのが不思議だなー

 まぁ、単に流通が出来ていないからなんだけど・・・。

 

 いずれにしろ、薪は購入するか、調達するか、の方法になると思いますが、とにかく一冬で使う量が半端ない!

 直径50~60cmのクスノキ。

 植え替えに撤去したミカンの幹や枝。軽トラ5車分。

 直径50cmのシイノキ。

 と、これだけでは、我が家の一冬には足りない・・・。

 

 これだけの丸太を集めた後に、薪割り。

 広葉樹は真っ直ぐ、素直に成長していないものが多いので、枝やヨキでは割れない場合も・・・

 そんなときは、チェーンソーで割れ目を作り、そこに楔を入れて、ひたすら割る。

 割った後は、運搬し、薪小屋に積み上げる。

 薪小屋に薪が積み上がって、満杯になると、めっちゃテンション上がります!

 丸太で手に入るなら世話ないんですが、伐らないといけない・・・というのもデメリットかな。

 僕は、伐採して、搬出して、薪割りして、積み上げる。

 これら一連の作業が好きなので、苦ではありません。

 

 薪ストーブを楽しみたい。

 薪割りと薪ストーブを楽しみたい。

 伐採から薪割りまで楽しみ、薪ストーブを楽しみたい。

 生活に薪を取り入れて、森林整備をしながら薪ストーブを楽しみたい。

 

 薪ストーブの楽しみ方は色々です。

 楽しみ方次第で、薪の確保がメリット/デメリットと感じるかもしれません。

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鹿皮なめし 仕上げ

2019年02月25日 | 狩猟・獣害のお話

 前回と前々回、シカ皮なめしの仕上げについて、書き損じたので、補足させていただきます。

 

 

 僕は、毛を取り除くとき、肉を除去するとき、仕上げの時に使用する作業台として、集成材(厚さ105mm、幅210mm、長さ500mm)を使っています。

 集成材でなくても構いません。たまたま手元にあったので、使用しているだけです。

 似たようなサイズであれば、丸太でも構いません。

 

 仕上げの時に使用している電動サンダー。

 一番左のグラインダーは、作業効率が良いものの、皮が破れるリスクが高いです。

 真ん中のベルトサンダーは、作業効率が良いんですが、油断していると皮を破いてしまいます。

 一番右のミニサンダーは、作業効率が悪いけど、皮が破れるリスクが低いです。

 

 ちなみに、僕はベルトサンダーをメインに使い、破けそうなところはミニサンダーと使い分けています。

 やすりは#100~150を使用しています。

 先ほどの作業台に乗せて、皮を伸ばしながら、仕上げ作業にかかります。

 

 以上、シカ皮なめし・仕上げの補足でした。

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鹿皮なめし 毛なし

2019年02月21日 | 狩猟・獣害のお話

 前回に引き続き、今回もシカ皮鞣しのお話で、毛なしバージョンのなめし方です。

 なめし方としては、基本、前回ご紹介した方法と同じですので、毛の取り除き方をメインにご紹介させていただきます。

 

用意するもの

 シカ皮1枚、バケツ、石灰、塩(食塩でも可)、毛を入れるゴミ袋

 

毛抜き作業

 バケツに石灰と塩をそれぞれ500gずつ入れます。

 この量は・・・ホント適当です。すみません。

 これが多いのか、少ないのか、も分からないんですが、この量で毛は抜けるので・・・。

 その後、水を2リットルほど入れて、石灰が底にたまらないよう、しっかりと混ぜます。

 

 シカ皮を入れます。

 シカ皮全体がしっかり浸かるようにして下さい。

 しっかり浸からないようなら、水を足して下さい。

 上の写真は、皮が浮いてきてるので、浸かっていないように見えますが、だいたいこんなこんな感じで大丈夫ですが、しっかりと染み込むように混ぜて下さい。

 冷凍したシカ皮の場合は、冷凍のまま放りこんでも大丈夫です。

 

 そして1~2日間、石灰に浸けておきます。冷凍の場合は解凍具合もあるので、冬だと2~4日間くらいかな?

 浸けるときは、毛の根元(人で言えば頭皮?)まで、染み込むように浸けて下さい。

 バケツの中で、皮をしっかり混ぜたり、底に溜まった石灰をかき回したり、時々、混ぜ混ぜして下さい。

 

 浸け終わったら、皮を取り出し、毛を取り除きます。

 取り除くとき、僕は自作した木ベラを使ってます。

 石灰がしっかりと染み込んだところは、簡単に取り除けます。

 

 どんどん、取り除きます。

 

 完了~

 作業時間は1時間半~2時間。結構かかりました。

 白い部分が石灰がしっかり染み込んではズルって簡単に取れた箇所。

 茶色い部分は、しっかりと染み込んでおらず、手こずった箇所。

 

 この後、肉を取り除く作業になります。

 これ以降の作業は、前回の記事「シカ皮なめし 毛付き」をご確認ください。

 なお、個人的には、肉を取ってから、毛を抜く作業に入ることをお勧めします。

 と言うのは、毛があった方が肉を削ぎ落としやすいからです。

 あくまで、僕個人の所感なので、先に肉か、先に毛か、それはお好みで。

 

 なめした後は、こんな感じ。

 しわの部分を引っ張りながら、両面をサンダーで磨きます。

  シカ皮は、丈夫な上、薄いので、簡単に引っ張れます。

 なお、サンダーを使う場合、破かないように気をつけて下さい。

※ちなみに写真のシカ皮は、仕上げが完全に終わっていないものを載せています。

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鹿皮なめし 毛付き

2019年02月17日 | 狩猟・獣害のお話

 前回、シカ毛皮のランドセルカバーをご紹介したので、今回はシカ毛皮のなめし方をご紹介させていただきます。

 なめし方を紹介したホームページはたくさんあって、僕もそれらを参考にして始めました。

 罠を使って、時々、少しシカを捕る程度で、頻繁になめす訳ではありませんが、素人の僕の経験でも、これから始めたいという方の参考になれば幸いです。

※このブログをご覧になるツールによって、文章の説明と写真にズレが生じる場合があります。その点は、ご容赦下さい。

 

「シカ皮の保存」

 捕獲したシカを解体し、皮を採取した後、そのまま、なめし作業に入ります。

 解体後、すぐになめし作業が出来ない時は、皮だけ採取して、冷凍保存して下さい。

 なめすときは、シカ皮を解凍するだけです。

 

「用意するもの」

 シカ皮(1枚)、焼きミョウバン1kg、塩1kg

 普通のナイフもしくは皮剥ぎ用ナイフ(皮に残った肉を除去するため)、中性洗剤(何でも可)

 ビニール手袋、古新聞(10枚程度)、くし(毛並を整える)

 汚れても良い服(僕は長靴、雨合羽)、ボロ布(古タオル1枚分)、油(サラダ油でも可)

※この後の説明で、上記に書かれていないものも出てきますが、読んでいただきながら、必要に応じて、ご用意ください。 

 

「なめし方」

①シカの毛皮を水洗い。

 毛皮に付着した泥、ひっつきむし、ダニなどを水洗いにより取り除きます。

 ただ、ダニは水洗いで完全に除去できないので、目に付くダニを取りあえず除去するって感じで、メインは泥など。

 洗ったら、毛からボタボタ垂れる水を簡単に切り、干します。

 干すと言っても、完全に皮が乾くまで干すのではなく、水が切れる程度に干します。

 ※毛無しの場合は、古いタオルなどで拭き取る程度で。

 

②肉を除去する。

 皮を傷つけないように肉を除去します。

 普通のナイフだと、先端で皮を傷つけることもあるので、先端が尖っていない皮剥ぎ用のナイフを購入されてもよろしいかなと思います。(ちなみに僕は普通のナイフで除去しました。)

 こんな感じです。ある程度の妥協は必要かと思います。

 

③中性洗剤で洗う

 脂分を除去するため、中性洗剤で洗い、水ですすぎます。

 ①と同じ様に水切ります。

 

④ミョウバンに漬ける

 皮1枚につき、焼きミョウバン1kgと塩1kgを混ぜ、しっかりと塗り付けます。

 なお、塩は普通の食塩でもOKです。

 

 肉を除去した側の皮同士がくっついたりするので、そこを丁寧に剥がしながら、ミョウバンを塗りつけます。

 くっついたままだと、完成後、そこから破れる原因になります。

 下の写真のように、皮の端っこがクルッとなっている部分も丁寧に塗りつけます。

 僕は実践したことありませんが、生ミョウバンでも良いそうです。

 塩が含まれていると、後々に水分が出てくるので、それを考えると、生ミョウバンの方が良いとのことです。

 

⑤1週間から10日間ほど寝かす。

 上に新聞紙をかぶせ、クルクル回して、1週間から10日間ほど、日陰の場所でねかします。

 もしくは、毛皮側を下にして、段ボールの上に置き、新聞紙をかぶせ、その上に段ボールを置き、さらにその上にベニヤ板など重しになるものを置きます。

 新聞紙を被せただけでは、シカ皮の端がクルッと反ってくるので、それを防ぐために重しを置きます。

 

⑥ミョウバンを取り除く

 左下の写真がミョウバン除去前、右下の写真がミョウバン除去後。

 上の2つの写真は、上から重しを置いて、ねかしたものです。

 下の2つ写真は、くるくる巻いて、ねかしたたものです。

 左下が除去前、右下が除去後です。

 除去後の写真を見ると、所々に”しわ”があり、その部分は、きちんとミョウバンが塗りつけられていない部分です。

 こういうところから、皮が破けてしまいます。

 

⑦仕上げ

 軽石や紙ヤスリなどで磨きます。

 手で磨くと大変なので、僕は電動工具を使って磨きます。

 電動サンダーの場合、ヤスリは♯100、♯150の物を使っています。

 電動研磨機の場合、♯80の物で磨きますが、作業は楽になるものの、破けやすいので、作業には注意が必要です。

 磨き終わった状態です。(上の写真と下の写真は別の皮です)

 

⑧完成

 最後に油を塗って、日陰で干して、完成!

 油は普通の食用油を使っています。

 あとは必要に応じて、櫛などでブラッシングします。

 あと、塩の影響で水分がなにじみ出てくることもあるので、暗い場所で保管しながら、毛皮の様子を見る必要があります。

 特に夏場の保存には気を付けていただき、水分が出てきたら、古新聞などで拭き取ってください。

 1~2年、暗い場所で保存すれば、皮が落ち着いてくるかと思います。

 シカ解体のとき、皮から肉を除去するとき、ミョウバンがきちんと塗りつけられていなかったとき、電動サンダーで磨き過ぎたときなどが、破ける原因になります。

 毛の質は捕獲した個体によりますし、元々、毛が抜けている個体もいます。

 成獣はかたく、バンビはやわらかいので、僕はバンビの皮が好きですね。

 ただし、皮が薄く、破けやすいので、丁寧に処理する必要があります。

 

 全体を通して大変な作業は肉の除去で、それが終われば、あとは楽な作業・・・かな。

 

 ちなみに、肉を除去し、洗った後、皮をパリパリに干して保存することも出来ます。

 パリパリになった皮を、柔らかくなるまで水に漬けて、戻します。(大きさにもよると思いますが、2~3日くらいかな。)

 その後、「④ミョウバンに漬ける」から順に作業を行えば、同じようになめす事が出来ます。

 

 シカ皮を入手したが、すぐになめし作業ができない場合は、

 ・シカ皮をそのまま冷凍する(なめすときは解凍する。)

 ・シカ皮から肉を除去して乾燥させる(なめすときは水に漬ける)

 という方法で、保存することが可能です。

 

 毛皮をそのまま敷物に使っても構いませんが、毛が抜けてくるので、その点、ご注意ください。

 野外、特に山で使う場合、カバンのカバーにしたり、昔のマタギみたいに身に付けないようにしてください。

 シカと間違えて誤射される・・・というような事故になる可能性がありますので・・・。

 

 僕は素人ですが、シカの皮なめしを始めたい!という方の参考になれば幸いです。

 それなりの時間はかかりますが、それほど難しい作業ではないので、機会があれば、是非、挑戦してください。

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シカの毛皮

2019年02月14日 | 狩猟・獣害のお話

 以前、小学校に通う次男に、シカの毛皮でランドセルカバーを作ったら・・・

 「これ良いけど・・・、一人だけこんなんヤダ。」

 ガーン!

 

 みんなと違う。目立つ。

 それが嫌だったみたい・・・

 絶対に注目されるもんね・・・。

 カッコいいけどな~

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講座「林業施業と森林科学」を開催した・・・という報告

2019年02月12日 | 樹木医・森林インストなどの活動のお話

  個人的な考えですが、基本的にみんな森林づくりのビジョンを描く力を持っている。

 だけど、それがあまり鮮明ではなかったり、偏った視点になったり、しているんじゃないのかなと・・・

 その前に、そもそも森林づくりビジョンって何?って話ですよね・・・。

 これまで通り木材生産を目指したスギやヒノキの人工林整備、広葉樹の木材生産やシイタケ原木、薪生産などを目指した広葉樹林施業、減災効果を目指した森林整備、未整備森林の解消など多様なニーズに合わせたもしくは、組み合わせた森林づくりを目指すため、この施業をするとこうなるな、ここはこんなリスクがあるな・・・と言う風に、森林を見たとき、向き合ったときの想像力、創造力、イメージを、森林づくりビジョンと僕が勝手に言ってます。

 奈良県吉野地方にいた頃、間伐の選木作業中に師匠から「どんな山にしたいかイメージしながら選木しているか?、選木してきた木を振り返って見て、どんな山になるかイメージしながら、次を選木しているか?」とよく言われていました。

 何となくボヤーっとイメージできても、やはり、経験がなければ、明確なイメージは難しく、師匠に質問をしても、いつも答えは「木を見たら分かる」・・・。

 そんなある日、樹木医の資格を得る過程の二次試験で、樹木医の診断に必要な樹木の基礎知識や森林の基礎知識を理解したとき、師匠の言葉を理解することができ、今以上に森林づくりのビジョンを鮮明に描けるようになりました。

 これって、とても重要だなーと、特にこれから森林や林業に関わる上で必要だなーと思ったわけです。

 前置きが非常に長くなってしまいましたが、これから森林や林業に関わる方が、森林づくりのビジョンをより鮮明に描けるように、何かできないかなと考え、「森林づくりビジョン開眼講座」の開講を計画した次第です。

 先日(2019.2.9)、和歌山県有田川町のマルカ林業株式会社様のご協力を得て、今回、「林業施業と森林科学」をテーマに体験講座を開催させていただきました。

 今回はその内容を簡単にご紹介します。

 座学2時間、現場2時間の構成です。

 はじめに植栽、下刈り、つる切り、除伐、枝打ち、間伐の6つの林業施業の適期を示す林業施業カレンダー作ってもらいました。

 これは正解を当てるのではなく、自分が思う適期を改めて考えていただくために行いました。

  

 

 その後、それぞれの施業の適期を解説。

 植栽の春植え・秋植えの根拠、コンテナ苗であっても考えておくべき夏植えのリスクとその根拠。

 下刈りを夏に行う理由と根拠。

 下刈りと同時に行うつる切りの対象となるつる、下刈り不要の林齢になった後もつる切りが必要となるつるの特徴。

 枝打ちは今回省略させていただき、間伐の適期とその根拠。

 間伐の効果、間伐の選木、林分発達段階を絡めた森林づくりのお話をさせていただきました。

 体験版と言うことで、情報が詰め込み過ぎだし、森林科学と言っておきながら樹木の生理学半分以上占めてたし、と、改善点が見えてきました。

 単なる学問の話で終えるのではなく、自分の現場経験を織り交ぜながら、現場の方が聞いても「なるほど」っと思ってもらえるように、初めての方が聞いたら「早く現場で活かしたい」って思ってもらえるように、講座のカリキュラムやテキストを作成していこうと思います。

 

 実際のところ、補助金の関係、山主の意向、法律などの制限があって、今回のお話のように行うことは難しいと思っています。

 でも、知る必要はあると思っていて、同じ様に知りたい!と思う方に向けて、今後も企画していこうと思います。

 

 なぜ、林業施業の適期を知る必要があるのか?

 それは、林業施業が投資だからです。

 投資したお金は、収穫した木材で回収し、再び、植栽という投資を行います。

 林業施業という投資を最大限の効果で発揮できる時期が適期なので、知る必要があると思っています。

 実際に実行できるのか?という問題点はありますが、知っておけば、次につなげられると思います。

 知識は誰からも奪われることのない1つの財産です。

 僕の知識という財産を、これから森林や林業に関わりたい方に提供し、共有できればなーと夢見てます。

 

 そして次回。

 これも体験版でクローズに行うんですが、自然観察の指導者育成向けの講座「樹木医学と自然観察」を行う予定です。

 これも間伐木の選木に繋がるようにしていきたいなーと思います。

 

 それと、本講座開講の前に、参加費の設定という悩ましく大きな問題も考えねば・・・

 

 

出来杉計画でも報告されているので、よろしければ、そちらも併せてご覧ください!

http://www.deki-sugi.com/up/2019/02/post-5d53.html

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倒伏から再生したヒノキ

2019年02月06日 | 樹木・草花のお話

 ずっと昔、林道を作設されたときの切り土面?かな、そこに生えていた変わった樹形のヒノキ。

 一度、倒木したものの、再び、立ち上がったようです。

 よーく見てみると、地面に接している幹から根が出ています。

 倒木から再び立ち上がる時、地面に接した幹が樹体を支える基盤になって、上方に向かって、伸びたと思います。

 その内、地面に接した幹から根(不定根)が発生し、今では根として機能しているようです。

 ヒノキはスギよりも発根する力が弱いとされています。

 根を損傷した場合、スギは再生しやすく、ヒノキは再生しにくい。

 また、スギは挿し木しやすいが、ヒノキは挿し木がしにくい。

 そんなヒノキも、倒木した後も、再び立ち上がるように、しっかりと根を再生する。

 樹木の生命力はホントにスゴイなと、感心させられます。

 一般的に、木材としての価値はありませんが、とても魅力あるヒノキです。

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前生林の伐採株

2019年02月03日 | 森林管理・森林空間・森林整備のお話

 とある人工林を歩いていたら、今の人工林になる前に伐採された切り株を発見。

 切り株の高さは約1m、直径は・・・感覚的に60~70cm。

 比較できるものと一緒に撮影しなかったので、わかりにくいですね・・・。

 

 ところで、高さ1mの位置で、こんな大きな木を伐ったとは考えにくい・・・。

 切り株は、天然ヒノキだと思うので、こんな位置で伐採するのはもったいない。

 おそらく、前生林の頃からより、土壌が流されて、見かけ上の切株高が高くなったのかな?

 根の位置から考えると、厚さ50cmくらいの土壌は流された・・・かな?

 きっと天然林だったので、落ち葉の層も厚い・・・はず。10cmくらい?

 

 と、色々考えたけど、いずれにしろ、伐り高は高い気がする・・・。受け口も高いし・・・。

 取りあえず、前生林の頃より土壌の層が薄くなっていることは確実かな。

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