はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

伐採 もやい結び

2019年03月27日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

  先日、80年生のスギ(直径65cm・樹高25m以上)を伐採した際、前回ご紹介した「ロープにもやい結び」を行ったので、前回に引き続き、そのご紹介を。

 

 今回のように大木の立木を伐採する際、最初、糸に重りを付け、ロープをかける枝に向けて放り投げます。

 なお、僕は林家でもなく、伐採系のお仕事をしてるわけでもないので、あまり専門道具を持っておらず、身近な道具で代用したりしています。

 無事、目標の枝に糸をひっかけられたら、放り投げた糸の先にロープをくくりつけ、その糸を手繰り寄せます。

 重りはフックを兼ねたモノを使用してますが、枝に引っかかりやすいのが難点・・・。

 

 あと、糸はツリークライミングなどで使われるスローラインなどがイイかと。

 僕みたいに安くあげるため、普通の糸でやってしまうと、切れやすい・・・

 こんな感じです。

 立木にロープを巻き付けることが出来たら、ロープにもやい結びをします。

 結び方は、もやい結び ~ロープにもやい結び~もやい結びの記事をご覧ください。

 結べたら、あとは引っ張るだけ。

 高い位置にロープを投げて、ロープにもやい結びを行い、引っ張ると一番高い位置でロープを絞めることが出来ます。

 あとは、伐採するだけ。

 

 今回は、道の隣接し、重心も道側に偏っていたので、プラロックを使って、伐倒しました。

 きちんと結べていないと、ロープが解けてしまいます。

 最初の頃は、胸高の位置で、何度も練習をして、グッーと引っ張っても、解けないか試したり。

 理屈的には「アイ加工ロープ」と同じですが、すべてのロープを輪に通さないとダメですし、回収も大変です。

 でも、この方法だと、結び目をほどくだけで。

 ちなみに、結び目が高いところにあるので、伐採するまでロープは回収できません。


もやい結び ~ロープにもやい結び~

2019年03月05日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 昨日に続き、過去の記事のおさらい。

 木を伐採するときに使えるロープに結ぶもやい結び。

 

 木を伐採するとき、木上にロープを引っかけますよね?

 高い位置にロープを引っかけて、その手元で、もやい結びをしてしまうと、ロープを掛けた高さ分、ロープに無駄な部分が出来ます。

 必要以上に大きく、無駄な輪っかが出来てしまいます。

 そこで、登場するのが、ロープに結ぶもやい結び。

 もやい結びの方法は前回と同じですが、木に結ぶのではなく、ロープに結びます。

 このまま引っ張ると、結び目がスルスルスルッと上まであがって、締まるので、ロープを無駄なく使うことが出来ます。

 って、文章だけでは、分かりにくいので、一度、動画をご覧ください。

 

 

 ん~・・これで、分かっていただければいいのですが・・・。

 ただし、この方法は、一度かけてしまうと、木を伐倒するまで、ロープを回収できないので、注意してください。


もやい結び

2019年03月04日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 以前にもご紹介したんですが、再び掲載。

 更新数を稼ぐつもりじゃないんですけど、何年も前の過去の記事って、読まれないだろうなと思うので。

 もやい結びは覚えておくと、ホント、便利です。

 立木の伐採時にも使えますし、自動車の牽引にも使えます。

 そして、ブランコを作るときにも使えます!

 

1.まず。輪っかaを作ります。

 写真左は「輪っか内側Ver」、写真右は「輪っか外側Ver」です。

 お使いの端末によっては、左の写真が上に、右の写真が下になっているかもしれません。


 この時、木側に掛けているロープが上になるように輪っかを作ります。

 

 

2.ロープAを下から、輪っかaに入れます。

 

 

3.次は、ロープAをロープBの下へ通します。

 

 

4.ロープAを上から、輪っかaに入れます。

 

 

5.最後に、ロープBを引っ張って、完成。

 

 

 結び目はこんな感じ。

 

 

 最後に、もやい結びの動画も載せますので、ご参考ください。

 (カメラをアゴで挟んで撮影したので、少し醜いですが、ご容赦下さい

 


キンドリングクラッカー

2019年03月03日 | 資源利用(木材・特用林産物)のお話

 今回は、薪割りアイテムのご紹介です。

 商品名は「キンドリングクラッカー」。

 この商品を開発したのは、ニュージーランドに住む当時13歳の少女だそうです。

 母親がオノで焚き付け用の薪を割っているのを見て、危ないな~と思ったそうです。

 母親が安全に焚き付け用の薪を割れるように、と発明したのが、「キンドリングクラッカー」

  めっちゃ良い娘さんや!

 

 使い方は簡単です。

 薪を置きます。

 上からハンマーで叩くだけ。

 長さ25~50cmまでの薪に対応できます。

 スギやヒノキなど真っ直ぐ成長する素直な木であれば、直径20cmくらいの丸太でも割れます。

 見た目は、真っ直ぐでも、捻って成長した広葉樹だと、ちょっと大変かも。

 価格は15,000円から20,000円位の間だったと思います。

 

 我が家では、キンドリングクラッカーを使って、子供たちが薪割りを手伝ってくれます。

 

 もちろん、オノで割ってくれる時もありますが、ハラハラドキドキします。

 「ケガしないか、心配?」

 いえ、空振りして、オノの刃を石とかに当てないか、ハラハラドキドキします。

 刃を欠けさせないでね・・・。