今回も山とはまったく関係のないネタですが、とっても大切なことなので、読んでくださいね
和歌山県田辺市にある新庄総合公園。
遊具も豊富で、花壇に芝生、緑化樹も多く、暑い日にはミストが出たり、休日には多くの家族で賑わっています
公園の雰囲気は、田辺市のホームページをご覧ください
→ http://www.city.tanabe.lg.jp/kanri/shinjo_park/sisetu.html
ちなみに、平成23年5月に全国植樹祭が開催された場所でもあります。
公園には、天皇陛下と皇后陛下がお手植えした「ヒノキ」、「イチイガシ」、「ヤマザクラ」、「ナギ」、「ウバメガシ」があります。
いずれも、和歌山県の代表的な郷土樹種です。
そんな新庄総合公園に、危険な植物が蔓延しそうです
以前にも紹介しました、あの「メリケントキンソウ」を発見!
→ http://blog.goo.ne.jp/yamaikora/d/20130309
な~んか、どっかで見たことあるな~・・・と見ていたら、ヤツでした!
メリケントキンソウは、キク科の植物で、原産地は南アメリカ。
ちゃっかりと日本の芝生に馴染んだ帰化植物で、今、危険な植物として、注意喚起されています。
日本では、1930年に和歌山県で発見されたそうですね。
メリケントキンソウは、4~5月頃に花が咲き、5~6月頃に結実します。
この結実した時期が大変危険です。
何が危険かというと・・・実にとっても痛いトゲがついているからです。
芝生の上で、手をついたり、腰をかけたりすると、グサっとささります。
固まりの上だと、なお大変な目に遭います。
大人も子どもも注意が必要です。
メリケントキンソウが蔓延すると・・・・
芝生の上で、お弁当が食べられない。
芝生の上で、ゴロゴロ出来ない。
芝生の上を、裸足で走れない。
なんてことになります。
メリケントキンソウを駆除するには、まだ結実していないこの時期(4~5月)に手や草かきで刈り取ります。(大変ですが・・・)
除草剤という手もありますが、公園とかではあまり使えないでしょうし、芝生も枯らせてしまいます。(芝生だけを残す除草剤もあるらしいですね・・・。)
新庄総合公園のメリケントキンソウをよく見ると・・・
まだ軟らかいですが、トゲトゲしています。
刺さると本当に痛いです。
刺さった実を放り投げると、今度は、そこで発芽して、分布が広がります。
僕の見た限りでは、この1株でしたが、この広い芝生の中で1株ってことはあり得ないと思います。
まだまだ数としては少ないと思いますが、これが広がって、被害者が続出すると問題になるでしょうね・・・。
皆様のまわりでも、蔓延している、もしくは、し始めているかもしれません。
本当に危険な植物なので、5~6月頃の芝生は要注意です。