触ると、高級カーペット並みに気持ちいい毛虫がいる!
先日、そんな話をしたら、盛り上がったので、ここでもご紹介します。
それは「ヒメヤママユ」の幼虫。めっちゃ気持ちいい~(1枚目の写真は僕の手、2枚目は長男の手。)
サクラやクヌギなどの葉を食べる毛虫です。
もちろん、触ってはいけない危険な毛虫もいます。
チャドクガ。近づくだけでダメ。超危険な毛虫。
イラガ。触ると超イタイ。こっちが触るつもりなくても、落ちてきただけで痛い。
写真はクロシタアオイラガ。クヌギやクリ、サクラ類にウメ、カキなどの葉を食べます。
テングイラガ。サクラ類、ザクロ、カキ、チャノキ、カエデ類などの葉を食べます。
ヒロヘリアオイラガ。サクラ類、ケヤキ、ナンキンハゼ、カエデ類、ザクロなどの葉を食べます。
マツカレハ。クロマツ、アカマツ、カラマツなどの葉を食べます。
ここまでは、毒毛をもつ毛虫たち。
ここからが、少し毒毛があったり、毒毛はないけど、人によっては「ちょい危険」な毛虫。
マイマイガ。ふ化直後の1齢幼虫のみ毒毛があります。ただし、体質によっては、終齢幼虫の毛がチクチクしたり、痒みがでる場合もあります。
マメドクガ。フジ、ダイズ、ケヤキ、ウツギ、コナラなどの葉を食べます。
毒毛がないとか、茶色の毛束に毒があるとか。これも体質があるのかもしれませんね。
カシワマイマイ。クヌギ、カシワ、コナラ、サクラ類などの葉を食べます。
一応、無毒ですが、これも人によっては、チクチクするかも。
さてさて、再び、触っても大丈夫な毛虫のお話。
シンジュサン。ニガキの葉を食べます。シンジュとはニガキのこと。
気持ちいというものではないですけど、触れます。
次に、モンクロシャチホコ。これも触っても大丈夫。
若い個体は赤く、終齢は黒くなります。
サクラの害虫で、昆虫食でも有名な毛虫です。
なんと、サクラの葉を食べたモンクロシャチホコは、「桜餅」のような味がして、おいしい毛虫。
ちなみに、クヌギの葉を食べたモンクロシャチホコは、・・・・苦くて、不味い。
続いて、見た目が痛そうな蝶の幼虫。でも触れる。
イチモンジチョウの幼虫。
イラガに化けているつもりなのか、見た目が刺々しい。
でも、触っても大丈夫。
ツマグロヒョウモンの幼虫。これも見た目は刺々しい。
でも、触っても大丈夫やし、気持ちいい~。
昔、毛虫をテーマにした観察会をしたことがあって、その時のお話はこちら。
https://www.asahi.co.jp/minnanoki/katudou/41.html
実際に子供たちが、毛虫を触っている動画はこちら。
みんなの木@和歌山県立森林公園「根来山げんきの森」