伐採跡地や道端など陽当たりの良い場所に生えるタケニグサ。
タケニグサはケシ科の植物で、高さ1~2mにまで成長する多年草です。
茎は中身が空洞で、全体的に粉白を帯び、茎を切断すると切り口から橙色~黄色の乳液が出てきます。
この乳液は有毒で、プロトピン、ヘレリトリンなどの成分が含まれており、食べてしまうと嘔吐、最悪の場合は死に至るおそれもあります。
また、この乳液が皮膚につくと、体質によってはかぶれることもあるので、身近な危険植物の1つでもあります。
葉っぱは、長さ10~30cmと大きな葉を展開させます。
7~8月に白い花を咲かせます。
有毒なのでシカも食べないと思いきや、新葉をちょびちょび食べたり、地域によっては、タケニグサを丸坊主にするくらい食べるシカもいます。
タケニグサを食べた後のシカの生死は不明ですが・・・・。たぶん、お腹は壊しているんじゃないかな?
タケニグサという名前の由来は、「茎がタケに似ているから”竹似草”」、「この草と一緒にタケを煮ると軟らかくなるから”竹煮草”」という説があるそうです。
粉っぽい白色の茎なところ、
茎の中が中空ってところ、
そういうところが、タケに似ているって、ことなのかな(^_^;)?