はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

へびふぇすてぃばる

2013年07月22日 | 樹木医・森林インストなどの活動のお話

 久しぶりにブログを更新します

 が・・・例のごとく遡りネタです。。。

 

 7月15日(月)。

 奈良県川上村にある森と水の源流館のイベント『企画展「巳」 へびふぇすてぃばる~ゆかいなへびのおはなしとうた~』にへびネタの講師として参加してきました。

Genryukan


 源流館のHPにも掲載されていますので、ご覧ください。

  → http://www.genryuu.or.jp/thanks.htm

 

 あと、花子Baby'sさんが来館され、ライブも盛り上がりました(”ゆかいなうた”ですから)。

 「へびの唄」とても気に入りました。

 どんな唄なのか。

 こちらのブログから聞くことが出来ます。You Tube付き

  → http://yokoiterum.exblog.jp/20708359/

 

 企画展「巳」は9月8日まで。

 超リアルなヘビの模型や骨格標本なども展示されています。

Snake_b

 展示されている各種ヘビの写真(大きい方)のいくつかは、僕が撮影したものです

 ず~と前に、源流館にデータの複製をお渡ししたものです。

 自分の写真だけど、久しぶりに見ました。。。

 

 7月15日の当日のみ、ニホンマムシ、ヤマカガシ、ヒバカリ、ジムグリ、タカチホヘビ、シマヘビ、アオダイショウを展示し、来館された方に触れてもらいました。

 珍しいアオダイショウのアルビノも

Aodaisyo_w

 初めて見たので、超感激

 

 あと、マムシの蒲焼き試食会なんかも。

Mamsuhi_kabayaki

 久しぶりに食べました

 見た目はウナギの蒲焼きっぽいけど、ヘビはヘビなので、身は少なく、骨が多いので、「少し肉付きのよい骨せんべい」って感じです。食べてもマムシ臭いし。。

 ちなみに、食べると「カッカする」と言いますが、僕はしません

 精力がつくなどと言われており、自然の健康食として、有名なマムシ。

 もちろん、個人差があります。

 お皿にあった一番大きいのを食べましたが、翌日(16日)、頭痛で寝込みました(いや。食べたから頭痛で済んだのかも。。

 

 

 しかし、ヘビ好きが5人も集まると、話す内容も濃い!

 ヘビ達を見ながら、昼食を食べ、ヘビの話をする。

 きっと、昼食中のへびトークの方が、内容的には濃密(マニアック)だった・・。

 

 今回のヘビのおはなしで皆さんに伝えたかったこと。

 

 今、ヘビの個体数が減りつつあります

 昔よりヘビを見なくなりました

 ヘビがレッドデータブックに載る日も遠くはありません

 ヘビは生態系でも上位に立つ生き物です。

 ヘビが少ないと言うことは、エサとなるカエルやネズミの数・生息地が減っていると言うことです。

 さらに、エサとなる虫も減っていると言えます。

 あくまで、僕の持論ですが、「ヘビの種類が多い山は生物多様性が豊かである」。

 ヘビは鳥のように飛ぶことが出来ません。

 また、手足がないので、簡単に移動することもできません。

 一定のエリアで生息している生き物です。

 その限られたエリアに多種類のヘビが生息すると言うことは、それだけ、自然が豊かだと言うことです。

 一番、適応力というか生活力があるのは、街中でも見かけるアオダイショウ。

 その次はシマヘビかな。。。

 ニホンマムシは、街中に不向きです。

 タカチホヘビにいたっては、乾燥に弱いので、湿潤な森の中でしか生きられないでしょう。ミミズ食やし。

 

 ヘビの数が減っている・・・

 ヘビ嫌いの方は嬉しい情報かも知れませんが、自然界にとっては、かなりの危機であることを知っていただきたいと思います。

Snake Snake_face

 

 さいごに。

 奈良県も2011年(平成23年)の12号台風で大きな被害を受けました。

 川上村の役場近くでも、山が大きく崩壊し、橋ごと道路が吹き飛ばされました。

Kawakamimura_sako

 少しした知り合いが、当時、目の前で橋が吹っ飛ばされる現場に居ました。

 もう少しで、あの崩壊に巻き込まれていたそうです・・・。

 源流館へ行く途中、その現場を通りました

 復旧が進んでいました

コメント (1)
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