弊社では、森林管理に森林整備、森林空間利用のマネジメント事業を行っています。
「森林管理のマネジメントって、何なの?」と、ちょくちょく聞かれるので、今回は、この場を借りて、説明させていただきます (^_^;)。
事業自体は、ぶっちゃけ、細々と、必要な方にマネジメントするという感じなので、あまり目立った活動はしていませんが、ありがたいことに、色々な問い合わせは続いています・・・。
大体多い問い合わせは・・・・
「この山、どうしたらいいですか?」(写真はイメージです)
「このままじゃ、ダメだと思うんですが、どうしたらいいですか?」(写真はイメージです)
というもの (゚Д゚;)。。。
これまで、何十件、同じような問い合わせを受けたことか・・・ (^_^;)
逆に言えば、「このままではいけない!」という認識がある。ということなので、個人的には、この質問をしてくる方は、実に素晴らしいと思っています。 (^_-)-☆
さて、非常に多いこのような問い合わせに対して、実は、定番のパターンがあります。
「逆に、お聞きますが、あなたは、どうしたいんですか?」
「このままじゃダメって、何がダメだと感じているんですか?」
質問に対して、質問で返す、非常に失礼な方法ではあるんですが、実は、この質問返しが非常に重要なんです。
この質問返しの問いに対して、ほとんどの方は、「う〜ん (-_-)」、と考えた後、「下層植生を生やすとか、今より良くしたいですね。」という風な回答が多いです。
で、ここから、さらに質問攻めに入りします (^_^;)
「どんな下層植生が生えてほしいのか、希望の種類とかありますか?」
「下層植生が生えれば、どんな種類のどんな植物・樹木でもいいですか?」
「どういう風に下層植生が生えて欲しいですか?」
「ところで、何のために、下層植生を生やしたいのですか?」
下層植生に含まれる植物・樹木の種類は色々あります。
下層植生を生やす方法も色々あります。
この写真のように、間伐をしなくても、下層植生を生やせる方法はあります。
逆に、間伐をしても、下層植生が生えないこともあります。
間伐は特効薬ではないし、そもそも100%下層植生を生やすことができる方法ではありません。
ですが、その方法を示すことややり方を教えることが重要ではなく、どうしたいのか、どうなりたいのか、目的、理想、ゴールを明確にすることが重要です。
そして、それは、他人に言われ、流されて決めるものではなく、自分で決めないといけません。
質問返しの質問攻めは、そのために必要なプロセスです。
時々、「いい加減、教えてくださいよ。(`^´)」みたいなことも言われます・・・。
しかし、目的が明確にならないと、どんな森にしたいのか、その目標設定が出来ません。
目的の明確化と目的意識をもつための重要なステップとして、このような対応を取らせていただいています。
弊社はコンサルティング事業ではなく、マネジメント事業を行っています。
マネジメントなので、ご本人は何を目指しているのか、何を望んでいるのか、という点を明らかにしないとマネジメントが出来ません。
施業方法やノウハウを教えるのではなく、何をどうしたいのか、その「目的」や「ゴール」をしっかりと設定し、そこに向かって取り組みたい!と思うからこそ、施業方法やノウハウを身に付けたいというモチベーションに繋がります。
ぼんやりした状態のまま、取り組んでも、目的・ゴールがはっきりとしていないので、モチベーションも上がりにくくなります。
森林管理や森林整備などは、基本的な知識は必要になりますが、どんな管理をしたいのか、どんな整備をしたいのか、という思考に知識は必要ありません。
分からないことがあれば専門家に聞けばいいんです。
しかし、どうしたいのか、目的やゴールは専門家に聞いても、答えは出ません。
でも、このような質問をされる方って、実は、自分自身の中に答えを持っている方が多いです。
ただ、明確になっていないだけなので、質問を繰り返すことで、それが明確になってきます。
それが、弊社が考える森林管理のマネジメント事業です。
ちょっと営業っぽい内容になってしまいましたが、ちょいちょい「森林管理のマネジメントって、何なの?」と聞かれるので、この場を借りて、ご説明させていただきました (^_^;)。
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