はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

バッテリー刈払機 Husqvarna

2022年06月30日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 バッテリー式刈払機(Husqvarna製)を購入したので、使用した感想です。

 結論から言うと「いい!」。

 全体的にどの機械もバッテリーの質が良くなっているとは思っていたけど、思った以上に良いですね。

 昔の感覚で考えると、全くの別物です。

 

 さて、今回購入したバッテリー刈払機は、Husqvarnaの「520iLX」。

 作業場面に応じて、使い分けたいので、チップソーとナイロンコードを合わせて購入しました。

 

 なお、今回は、山林作業ではなく、農作業や自宅周辺の草刈りで使いました。

 そして、石積みが多い畑や田舎の道路脇を刈るため、ナイロンコードを使用。

 

 フル稼働で30~40分。

 最後まで馬力は衰えず、エンジン式と変わらず普通に刈れます。

 そして、軽い。

 先端は、モーターのため、エンジン式より重いですが、農作業で使う分には、全く問題ありません。

 ナイロンコードも、青い部分を地面に押しつけるだけで、新しいコードが飛び出してくれるので、交換作業が不要で、すっげー楽♪

 

 バッテリーも交換直前まで、フル充電と変わらない馬力だったので、最後まで、ストレス無く作業が出来ました。

 バッテリーの交換もスムーズです。

 

 バッテリー残量が無くなった状態での、充電時間は、だいたい50分ほど。

 バッテリーが2~3個あれば、充電を繰り返しながら、1日中作業できます。

 ちょっと、家の周りの草を刈りたい。

 朝早いから、近所に迷惑かな?

 バッテリー式なら、そんなこと気にせず、サクッと作業にかかれるのがいいですね。

 ちょっと刈りたいよって時だと、ガソリン入れるとかが、結構面倒(^_^;)。

 

 エンジン式とバッテリー式。

 それぞれの長所とメリットを活かして、夏の草刈りを乗り切ろうと思います。

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スウェーデントーチ

2022年06月23日 | 資源利用(木材・特用林産物)のお話

 チェーンソーを使って、丸太に6~8箇所の切り込みを入れるシンプルだけど、有用な大人の火遊びアイテム「スウェーデントーチ」。

 

 暗い中、ただただ炎を前に物思いにふける時間って、贅沢だなーと思います。

 スウェーデントーチが燃える動画です。ヤギの鳴き声とか聞こえるけど、気にしないでね(^_^)。

 

 自宅に薪ストーブがあるので、基本的に、燃料用木材は、薪優先です。

 

 だけど、枝が多い丸太や太枝と樹幹の分かれ目になる丸太は、薪割りしにくいので、スウェーデントーチに使います。

 パカッて、割れない丸太で行う薪割り作業は、ただのストレスです(>_<)。

 結局、チェーンソーで切り込み入れて、割るんだから、スウェーデントーチにしちゃえ!ってことで、今では、こういう丸太は全て、スウェーデントーチ。

 薪割りばかりじゃ飽きてくるので、気分転換で、薪割りの合間に作ってます。

 自分で使うこともありますが、販売したり、物々交換したり、色んな場面で役立ってくれます。

 

 上手に炎をコントロールすれば、スウェーデントーチの面影を残す形にすることも可能です。

 

 僕は、面倒くさがりなので、いつも、最後まで燃やしてしまいますが・・・(^_^;)。

 終わったスウェーデントーチで、何か使えないかな~?と模索中。

 今のところ、このまま、薪ストーブ行き(>_<)。

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造林木の獣害 ノウサギ

2022年06月19日 | 狩猟・獣害のお話

 野生動物による造林の被害と言えば「ニホンジカ」による被害を真っ先に思い浮かべますが、1950~70年代にかけて行われた拡大造林の時代は、ニホンジカによる被害はなく、ノネズミとノウサギによる被害が大半でした。

 そして、近年、皆伐が進み、再造林が重要視される時期を迎えているわけですが、昔の拡大造林と同じように、この先、ノネズミやノウサギによる被害が増える可能性は十分にあります。

 何より、昔と違い、ニホンジカの被害も加わるので、拡大造林時代以上の獣害に悩むことになると思います。

 

 とは言え、それが今を生きる我々に課せられた課題なので、1つの事実として、受け入れ、乗り越えていくしかないかなと思います。

 

 ちなみに、昔、ノウサギ対策でキツネを放った例がありますが、一応、失敗に終わっています。

 キツネはノウサギを襲わず、民家で飼育しているニワトリを襲い、結果的に、ノウサギの被害は大幅に減少することはなく、キツネの被害が増えた。というわけです。

 正確には、キツネによってノウサギ被害は減少したかもしれないけど、人間の生産活動においては、実感できるほどの効果は出なかった。ですかね。

 ノウサギ被害が減少したという実感がわかないまま、ニワトリの被害を大いに実感してしまっては、元も子もないのかな。

 同じ事を繰り返さないためにも、安易に「キツネを放つ」という方法は採用しないでほしいです。

 

 近年、森林保護分野において、森林生態系を活かした被害対策という考え方も進められています。

 もちろん、大切なことですが、そのためには、森林生態系をしっかりと理解し、認識しないといけません。

 天敵動物とか食物連鎖とか、そういうシンプルなものではなく。

 特に、人間の生産活動や日常生活と関わりある森林では、そうそう単純な話ではない。。。

 例えば、田舎に移住した方達の中には、ニワトリを飼育している方もいますし、養鶏で生計を立てている方もいるので。

 (我が家もニワトリを飼育してました。ハクビシンに襲われて、鶏ガラみたいな形の骨と足だけを残されたけど・・・)

 

 ノウサギによる造林木への被害は「葉の摂食」と「樹皮の剥皮」です。

 先日、とある造林地に赴くと、ノウサギによる剥皮被害が・・・

 3年生を迎え、順調に育っていたのに・・・・。

 

 あと、ノウサギとの接触により発生する「野兎病」。

 ノウサギが増えて、造林木への被害だけでなく、感染症被害も増えたら、ホントに嫌だな。。。

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奈良県フォレスターアカデミー2022年度 リーダーシップの理論と実践

2022年06月13日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 6月8日から10日までの3日間にわたり、「リーダーシップの理論と実践」をテーマに講義をさせていただきました。

 リーダーとか、リーダーシップとかという言葉を聞くと、それぞれイメージを持たれるかと思いますが、先天的な素質がないとリーダーになれないというわけではありません。

 リーダーシップには、「目的を設定する能力」、「コミュニケーション能力」、「課題の発見と解決する能力」、「責任をとる力」という4つの能力が求められます。

 しかし、これら能力は後天的に身につけることが出来るので、誰でもリーダーシップを取れることが出来るということです。

 そして、リーダーには、実行力で引っ張るリーダー、行動力で引っ張るリーダー、調和力で人をまとめるリーダーとタイプは実に様々です。

 

 と言うわけで、今回の授業は、主に次の4つを学んでいただきたく、授業をさせていただきました。

 ①「目的と目標の違い」と「問題と課題の違い」を理解すること。

 ②樹木や森林の生態、樹木生理学、森林科学、造林学などの基本的知識を集約し、柔軟な発想と応用力を身につけること。

 ③合意形成など人が行動したくなる感情を理解すること。

 ④人が行動したくなるプレゼンテーションの作成を経験すること。

 

 特に目的は明確に持っておかないと、目標達成が目的になって、迷走してしまいます。

 目標達成が目的になる...いわゆる「手段が目的になる」という迷走です。

 目標達成が目的になってしまった場合、目標を達成できても、達成感はありません。

 なぜなら、一切の目的が達成できていないから。

 では、目的って何なのか。目標って何なのか。

 それをしっかりと理解する必要があります。

 

 その上で、問題と課題の違いも理解する必要があります。

 問題と課題がごっちゃごちゃになると、何も解決出来ません。

 仮に、課題が解決出来ても、問題は解決出来ません。

 なぜなら、何が問題なのか。それに対して、課題が何なのか、を理解しないまま、取り組んでしまっているから...。

 そして、現状と問題がごっちゃごちゃになっている場合もあります。

 ここの整理も出来ていないと、正しく現状把握が出来ていない。ということになります。

 

 そんな話を織り交ぜながら、生徒の皆さんには、3日間、頑張っていただきました。

 最終日は、長期的な視野に立った森林管理プランの提案づくり。

 

 そして、6月16日に、奈良県職員の方を前にプレゼン。

 

 森林管理プランと森林施業プランの違いが掴めないので、提案づくりにも悩んでいました。

 森林施業プランは、予算があって、その中でプロジェクトを実行します。

 森林管理プランは、目標とする森林に向かって、いつ、何をするかを体系化したものです。

 これがないと、資金計画、準備資金、ポートフォリオなどが定まりません。

 計画の進捗管理も、森林管理プランがあって、成立します。

 施業プランは、実行プランなので、実行の進捗管理にとどまります。

 

 そして、森林管理プランとビジョン・構想は、全くの別物です。

 ビジョン・構想があり、そのビジョン・構想を実現可能な形にするための具体的なプランが森林管理プラン。

 そのプランに基づき、森林施業プランを立て、実行する。

 それを長期にわたり、実行することで、ビジョン・構想が現実の物になる。

 

 ということを理解していただきたく、3日間の授業を経て、プレゼン発表に臨んでいただきます。

 結構、面白いプランが出ていたので、発表当日が非常に楽しみです。

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車に引きずられた枯れ枝が着火

2022年06月03日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 山道を車で走行していると、時々、車の下に枝が引っかかる、なんて事がありませんか?

 

 車の下に枝が引っかかると、ズズズズズーみたいな音がして、運転中、気になります。

 そんな時は、一度、バックして、枝が外れたことを確認したら、そのまま前進します。

 

 今日も、車の下に枝が引っかかったので、いつもどおりバックして、枝が外れた事を確認し、そのまま前進しようと思ったのですが、よく見ると、枝から煙が・・・・

 

 「えっ?」と思い、車を降りて、確認すると・・・・

 ほんのり赤く燃えてます・・・。

 

 そして、燃えた破片も・・・

 

 道路脇には、スギやマツの枯れた葉が集まっています。

 もしかして、この破片が、風に流されて、枯れ葉のところまで流されると、燃えるんじゃない?

 一応、水筒の水をかけて、火事にならないように配慮しました。

 

 もしかすると、気づいていないだけで、今までもこんな事があったのかも(^_^;)

 今度から、舗装道路を走行中に枝が引っかかったら、着火していないか、そこまで確認しよう・・・

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ニホンアマガエル

2022年06月01日 | 爬虫類・両生類のお話

 日本で一番有名なカエルといっても過言ではないアマガエル。正式なお名前は「ニホンアマガエル」。

 地域によっては多少前後すると思いますが、4~8月にかけて繁殖を行います。

 

 この時期、夜中に田んぼの周りを歩いていると、アマガエル・パラダイスですね(^_^)v

 

 鳴く時、口?顎?の下にある鳴のうを膨らませます。

 人が近づくと、鳴のうを膨らませた状態でジッとしてます。

 じ~っと、見ていると、疲れてくるのか、プシューって、鳴のうが萎みます(^_^;)。

 

 特に田んぼで良く見かけますが、もちろん、森の中にも生息しています。

 森の中では、湿地など水が流れていないような場所に産卵します。

 

 体長は2.0~4.5cm、オスよりもメスの方が大きい。

 

 ニホンアマガエルは、体の色を緑色・灰色・茶色に変えることが出来ます。

 基本的に、周囲の色に合わせて、身を溶け込ませるために色を変えますが、休息中などアマガエルの状態によっても体色を変化させるそうです。

 灰色と茶色の時は、雲形模様が出ます。

 

 緑色の時は、雲形模様が出るときと出ないときがあります。

 雲形模様は、人間で言うと「迷彩服」と同じ効果があるようです。

 

 個人的には、緑色の迷彩が一番目立つと思うんですが、ヘビとか鳥とかの天敵には、きっと、周りに溶け込んだように見えるんでしょうね(^_^;)。

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