馴染み深い代表的なチョウ、ナミアゲハ(アゲハチョウ)の幼虫。
ナミアゲハの幼虫と言えば、「黄色いツノ」を出す姿が印象深いのではないかなと思います。
この黄色いツノに触れると、臭いですよね・・・
ナミアゲハは年4~5回発生する蝶で、春型は3月下旬~5月、夏型は6月~10月に見ることが出来ます。
これは、夏型のナミアゲハ。春型の写真がないので比較しにくいんですが、春型は夏型よりも黄白色の部分が大きく、全体的に夏型よりも色が鮮やかです。
ナミアゲハの幼虫は、ミカン科の植物を食べるので、ミカンはもちろん、サンショウ、カラスザンショウ、カラタチ、タチバナなどの樹木を観察すると、簡単に見つけることができます。
刺々しいカラスザンショウに並ぶ2匹のナミアゲハ幼虫。
葉を平らげられたカラスザンショウ・・・。
トゲトゲの中を平然と登るナミアゲハの幼虫。
幼虫の顔、左上のところに黄色っぽい小さい丸いものが卵です。
ミカンの葉に産卵された卵。
黄色っぽい卵の左斜め下にある黒ぽっい丸い物も卵で、孵化直前になると黒っぽい色になります。
孵化して間もないナミアゲハの幼虫は、緑色ではありません。
実は、鳥の糞に擬態しているそうです。
どんど成長すると見慣れた緑色の姿に。
お馴染みのナミアゲハの幼虫。
ミカン、カラタチ、タチバナ、カラスザンショウ、サンショウなどミカン科の樹木を観察すると、ナミアゲハの卵から終齢幼虫まで、様々な姿をした幼虫に出逢えると思います。
ちなみにナミアゲハの幼虫も美味しいそうです。
ミカンの葉を食べてるだけに、ミカン風味だとか。
ということは、サンショウを食べた幼虫は、サンショウ風味?舌が麻痺するかも?
ということは、カラスザンショウを食べた幼虫は臭そう・・・絶対臭いな!
ミカンの葉を食べたナミアゲハの幼虫・・・一度、食してみたいわー