はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

ぬた場

2021年06月22日 | 動物・野鳥のお話

 イノシシやシカなどの動物が、身体に付着したダニ等の寄生生物や身体の汚れを落とす「ぬた場」。

 まぁ、人間で言えば、お風呂・バスルームですね(^_^;)。

 泥水が溜まった場所にしか見えないけど、イノシシなどの野生動物が、ここで水浴び(泥浴び?)をしています。

 ぬた場があるということは、その場所に獣が集まる・出現しているという証になります。

 センサーカメラを設置すれば、出現する動物の種類と頻度、ぬた場での行動を見ることができるので、面白いですよ。

 

 ぬた場で身体をキレイにしたら、周辺の木に身体を擦りつけます。

 人間で言えば、バスタオルですね(>_<)。

 そのため、ぬた場の周辺に生えている立木の根元には、泥が付着したものが多いです。

 または、身体を拭きながら移動することもあるので、根元に泥が付着した立木が数十m続くこともあり、そういう立木の集団を見つけたら、「おっ、獣の移動ルートだな。」と予想することもできます。

 

 さて、最後に、イノシシがぬた場で身体をキレイにしているところの動画をご覧下さい。

 

ぬた場

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モズ

2020年10月18日 | 動物・野鳥のお話

 見た目はカワイイ、中身は肉食系、ギャップが激しい野鳥「モズ」。

 モズは、全長で20cm程度の野鳥で、日本全国に分布し、平地から低山地の畑、林緑、河畔林等に生息・繁殖しています。

 

 そして、モズと言えば、「モズのはやにえ」。

 モズは、バッタやトカゲなどの獲物を串刺しにする、ゾッとするような習性をもっています。

 

 これが、「モズのはやにえ」(^_^;)....。

 ムカデVer.

 トカゲVer.

 バッタVer.

 ドジョウVer.

 捕獲した獲物は、すぐには食べず、木のトゲや先が鋭い枝に突き刺し、保存しているとされています。

 そして、刺したまま、忘れることが多いようです。

 

 しかし、こんな光景。

 何も知らなければ、ギョッとしますよね(^_^;)。

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ニホンジカ お尻丸出し

2020年10月11日 | 動物・野鳥のお話

 「あなた、本当に野生ですか?」

 と、問いかけたくなるくらい、警戒心が低いニホンジカが増えていますね。

 

 先日、車で林道を走行していたら、お尻をフリフリしながら、食事に没頭しているニホンジカに遭遇。

 

 すぐ側で車を止めて、ドアを閉めて、カメラのシャッターを押しても、逃げない、いや、気づかない(^_^;)

 お尻をフリフリしながら、ススキか何かを貪り続けるニホンジカ・・・。

 

 そこで、「 おいっ!」って、大きい声をかけたら、ビクッて、逃げ出す。

 突然、大きな声をかけられたときの人間のリアクションと同じ(^_^;)。

 

 通り過ぎる車に慣れてしまっているんでしょうね。

 ニホンジカに気づかず、そのまま素通りする人間。

 ニホンジカに気づいても、何もせず素通りする人間。

 両方とも、ニホンジカにしてみれば、「ただ通り過ぎていく機械の塊」ですからね・・・。

 だから、安心して、お尻フリフリできるんだろうなー。

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カワセミ

2020年09月20日 | 動物・野鳥のお話

 翡翠の様な美しい色の体をもつ野鳥「カワセミ」。

 その美しさゆえ「飛ぶ宝石」とも呼ばれています。

 カワセミは、全長約17cmある小型の野鳥です。

 

 体の大きさに対して、嘴が非常に長く、魚捕りが非常に得意な野鳥です。

 日本全国に分布し、土崖に横穴を掘って巣をつくります。

 一般的には、池や川などの淡水域で魚を捕る姿をよく見かけますが、離島のような環境では、海岸で魚を探すこともあるそうです。。

 森の中を流れる渓流、都市近郊地の池や沼などで、木の枝に静かに止まって、見下ろす姿をよく見かけます。

 

 カワセミを見つけると、やっぱりテンションが上がりますね。

 木の枝に静かに止まっているなーと思って観察していると、突然、水中に飛び込んで魚を捕獲したり、水面をかすめるように一直線で飛んだりする姿を見せてくれると、さらにテンション、上がりますね!

 

 以前、カワセミは、失われていく自然の象徴みたいな感じに扱われていました。

 人の生活が流す汚水によって、川が汚され、カワセミが住める川がなくなったからです。

 

 それが、今では、都市近郊の池や沼、川でもカワセミが住み着き、昔のようなイメージが薄れています。

 実は、都市近郊の池や沼、川が、カワセミが定住できるくらいの美しさに戻ったわけではありません

 

 キレイな川に生息するメダカやオイカワなどが、川が汚れるとともに減少し、カワセミも減少しました。

 そして、今の汚れた川でも生息できるフナなどが増え、再び、カワセミが戻ってきました。

 カワセミは、川の魚を捕獲するので、川に魚が増えれば、定住することができます。

 川の環境が美しくなったから、カワセミが戻ったわけではなく、現状の川の環境で生息・対応できる生き物たちの存在が、カワセミを呼び戻しただけです。

 いずれにしろ、この美しい体は、美しい川が似合っています。

 ぶっちゃけ、濁った川に飛び込むカワセミなんて、嫌だ!

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ヨタカ

2020年07月19日 | 動物・野鳥のお話

 夏の渡り鳥「ヨタカ」。

 あまり野鳥に関しては詳しくないのですが、ヨタカは夏になると日本全国の低山帯に渡来する夏鳥です。

 夜になると「キョキョキョキョ」と独特な声で鳴きますが、僕は聞いたことがありません(^_^;)


 ヨタカは、伐採跡地や林道終点の広場など明るい森林や林縁部を好み、昆虫類を補食します。

 昔は、造林が盛んで、林道工事も盛んだったという背景もあり、ヨタカの生息に適した環境が多く、生息数も少なくなかったようです。

 しかし、造林したスギやヒノキが成長し、林道工事も減少し、開けた空間が徐々に減るとともにヨタカの数も減少したのか、現在は、レッドデータブックでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています(地域によっては「準絶滅危惧」の指定も)。

 近年は、皆伐も増えてきたので、それに伴い、ヨタカが生息できる環境が増えるといいなと思います。

 なお、皆伐が増えれば良いというわけではありません。

 皆伐後に造林し、下刈りを行うことで、ヨタカの環境が整います。

 下刈りもせず、放置すると、キイチゴ類やタケニグサなど背丈の高い植物が繁茂してしまうと、ヨタカも住み着きにくくなると思うので・・・。

 

 ちなみに、ヨタカの卵は小さく(3cmくらい?)、巣らしきものもなく、地面に無造作に産卵されています。

 めっちゃ、分かりにくいので、草刈機で蹴散らしたり、うっかり踏んだりしないであげて下さいね (^_^;)。

 

 僕がヨタカと初めて出会ったのは、2007年の夏。

 ケガをしたのか、足を引きずりながら地面をピョンピョン歩くヨタカとばったり出会い、それを追いかけると、突然、飛び立ち、目の前の防護柵の支柱に止まりました。

 この動きを見て、「なるほど!弱った動きを見せつけて、こっちへ誘導したな。と言うことは、反対側に何かあるなー。」と、感づき、反対方向へ向かうと、羽根を広げて怒り出すヨタカ。

 その先に、卵が2個、無造作に置かれていました (^_^;)。

 

 そして、半月後。

 卵が雛に!

 残念なことに、卵2個に対して雛は1匹・・・。

 もちろん、この雛に近づいたときも・・・・

 

 めっちゃ、怒られました。。(-_-)

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コジュケイ

2020年05月16日 | 動物・野鳥のお話

 「チョットコイ、チョットコイ」という風に聞こえる鳴き声で有名なコジュケイ。

 ちなみに、「ちょっと来い、ちょっと来い」と鳴いている様に聞こえるので、「警官鳥」とも呼ばれています。

 コジュケイの鳴き声は聞こえるけど、その姿を拝む機会は少ないと思います。

 コジュケイは、全長27cmほどで、丸っこい体型をしています。

 胸が赤褐色で、その中に青灰色の模様があり、個人的には、体型と色具合から、カワイイ鳥だと思っています。

 降雪や積雪のない温暖な地域の平地~低山地に分布し、人家周辺や農耕地、雑木林などに生育しています。

 コジュケイは、1918年に狩猟の対象鳥として、中国から持ち込まれ、東京や神奈川に放鳥され、生育環境に適した各地域に広がりました。

 なので、コジュケイは在来種ではなく外来種になります。

 

 でも、「ちょっと来い、ちょっと来い」と言う割りに、近づくと逃げるんだよねー。 

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キジ(♀)

2020年04月23日 | 動物・野鳥のお話

 道路でウロウロしているキジ(メス)。

 

 「?」って、思ったら、近づきたくなる(^_^;)。

 

 で、近づくと、なんかソワソワしているなーと思ったら・・・

 雛。めっちゃカワイイ❤(^o^)。

 

 って、思ったけど、雛が側溝から脱出できず、困っている模様。

 

 当然、近づけば逃げるし、ママさんはめっちゃ怒る・・・(-_-)。

 だけど、気づいた以上、このまま放置できない・・・

 

 側溝に向かって伸びるサルトリイバラを利用して、脱出できない?

 と、思ったけど、案の定、脱出できず、無駄に怯えさせ、ママさん激怒!・・・m(_ _)m

 

 

 

 とりあえず、その辺にある落ち葉や枝などを集めて、側溝を埋めて、雛たちを誘導。

 

 いやー、なんとか脱出できた!

 よかった~(^o^)。

 

 側溝に埋めた落ち葉や枝を取り除きながら、逃げ遅れた雛がいないか確認。

 無事、すべての雛たちが脱出できたようです。

 

 私たち、人間にとって便利なものが、動物たちにとって、命に関わるような危険なものに変わることがあります。

 側溝もその1つです。

 側溝に落ちて、脱出できない動物はキジの雛だけでなく、トカゲやミミズなど小さな生き物にとっては脅威です。

 実際、干からびて死んでいますし。

 こうした事情から、土木工事も生き物に配慮した施工が行われています。

 しかし、過去に施工されたものは、変わらぬままのものが多いと思います。

 

 コンクリート舗装1つで、生息できる環境を失ってしまう生き物は本当に多いと思います。

 田舎に住むと言うことは、こうした生き物たちへの影響も考えて、暮らさないといけない。

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アオゲラ

2015年12月07日 | 動物・野鳥のお話

 山の中にいると、時々「トントン、トントン」という音が聞こえます。

 この音を聞くと、「どこかでキツツキが木を叩いてるんやな~」と、自然とキツツキを探してしまいます

 この日は、ラッキーなことに音の主を発見

 

 あまり、野鳥には詳しくないのですが、これは「アオゲラ」かな?

 図鑑によると、

 

 体長は29cm、本州以南に分布する留鳥で、日本固有種。

 キョキョと鳴き、飛び立つときは「ケケケ」と大きな声を出す。

 オスとメスともに繁殖期は「ピョーピョー」と鳴く。

 

 だそうです。

 

 冬の静かな山の中で、「トントン、トントン」と響くあの音

 結構好き

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ヤマガラ

2015年10月18日 | 動物・野鳥のお話

 ソメイヨシノの枝でヤマガラを発見

 左足で緑色の何かを押さえ、嘴で掴んでは枝に叩き付ける

 おそらく何かの幼虫・・・

 非道いことするな・・・

 で、ヤマガラが去った後、何を食べていたのか調べてみると・・・。

 イラガでした。

 ゴメン

 全っ然非道くないよ

 非道いって言って、本当にごめんなさい

 ドンドン捕まえて、叩きつけちゃって

 

 あと、ヤマガラは木の実も食べます

 モミの球果を1枚1枚、丁寧に剥がし、種の部分を上手に食べます。

 あと、ドングリも上手に足で挟んで、殻を割って、中身を上手に食べます。

 

 木の実もいいけど、イラガもいっぱい食べてくださいね

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シカに寄生していた大きなマダニ!!!

2015年10月14日 | 動物・野鳥のお話

 今回はキモイ系の話です

 

 

 今、仕事でシカを捕まえているんですが、先日、くくりワナでシカを捕獲

 

 で、色々とシカの体を調べて(いじって)いると、ダニダニダニ

 気持ち悪いくらいダニがぁーーーーー

 

 人間で言う股と脇の部分にウジャウジャ~

 特に驚いたのは、めっちゃ動きが速いダニ

 見た目も、一般的なマダニのイメージと異なる。

 動きもマダニとは思えないスピード。

 速い

 キモイ

 

 あとは、耳の付け根とかに、吸血で腹いっぱいになったでっかいマダニ

 SFTSウイルスとか、めっちゃ持ってそう~

 

 うわ~キモかった

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