海岸に近い森林に生える、見た目がちょっと?特徴的な植物「ツチトリモチ」。
キノコのように見えるけど植物です。
ツチトリモチは、ハイノキ属の樹木の根に寄生し、養分をいただいています。
ちなみに、根茎をつぶしてトリモチに使ったので「ツチトリモチ」。
ツチトリモチ。
見れば見るほど、キノコっぽいよね(^_^;)
海岸に近い森林に生える、見た目がちょっと?特徴的な植物「ツチトリモチ」。
キノコのように見えるけど植物です。
ツチトリモチは、ハイノキ属の樹木の根に寄生し、養分をいただいています。
ちなみに、根茎をつぶしてトリモチに使ったので「ツチトリモチ」。
ツチトリモチ。
見れば見るほど、キノコっぽいよね(^_^;)
夏から秋にかけて、ナラやカシ類など広葉樹の枯れ木に発生するサルノコシカケ系キノコの「アイカワタケ」。
アイカワタケは、全体的に鮮黄色で、群生するこもあります。
若いときは、肉質が柔らかく、一応、食べられますが、生食すると中毒を起こします。
ちなみに、僕は食べたことはありません(^_^;)。
アイカワタケは、時間が経過すると固くなります。
固くなったアイカワタケは、残念ながら食べることが出来ません。
若いときは柔らかいけど、老いると固くなる特徴はサルノコシカケの仲間だなーと感じますね。
和歌山県の特産品「みかん」。
中でも「有田みかん」は、超有名です(^_^)v。
和歌山県有田市や有田川町は、みかんの生産が盛んな地域です。
今、みかんは、段ボールで出荷されていますが、昔は木箱でした。
そして、みかんの木箱が、有田地方の林業を支える木材利用の1つでした。
この度、ちょっとしたご縁から、みかん箱を廃棄する方から、「欲しかったらどうぞ。」とお誘いいただきました。
想像以上の量に、見ただけで、ワクワク。
ボロボロの木箱もあれば、まだまだ美しい木箱もあって、まさに宝探し(^o^)♪~
サイズは、大・中・小と色々あって、気に入ったみかん箱を思う存分いただきました(^_^)v。
いただいたみかん箱は、きれいに磨いて、塗装して、本棚や机の脚にしようかな~。
美しく仕上げれば、古民家カフェ向けの本棚として販売できるんじゃないかなー。
東京や大阪の都市部にあるアンティーク風のカフェでも、需要があると思うので、数量限定で販売してみようかなー。
廃棄されるみかん木箱を別の用途に。
まさに、SDGs(^o^)。
見た目はカワイイ、中身は肉食系、ギャップが激しい野鳥「モズ」。
モズは、全長で20cm程度の野鳥で、日本全国に分布し、平地から低山地の畑、林緑、河畔林等に生息・繁殖しています。
そして、モズと言えば、「モズのはやにえ」。
モズは、バッタやトカゲなどの獲物を串刺しにする、ゾッとするような習性をもっています。
これが、「モズのはやにえ」(^_^;)....。
ムカデVer.
トカゲVer.
バッタVer.
ドジョウVer.
捕獲した獲物は、すぐには食べず、木のトゲや先が鋭い枝に突き刺し、保存しているとされています。
そして、刺したまま、忘れることが多いようです。
しかし、こんな光景。
何も知らなければ、ギョッとしますよね(^_^;)。
スギやヒノキの人工林で、よく見かける白いキノコ「スギヒラタケ」。
スギヒラタケは、スギやヒノキ、アカマツなど針葉樹の切り株や倒木に発生する毒キノコです。
傘は2~6 cm程度の大きさで、写真のように扇形の白いキノコがいくつも重なり合って、群れるように生えます。
発生時期は、夏~秋(8月~10月頃)にかけて発生します。
冒頭に毒キノコと書きましたが、昔は、よく食べられていたキノコです。
僕が林業関係の職に付いた時、真っ先に教えてもらい、真っ先に覚えた食べられるキノコが、この「スギヒラタケ」で、お味噌汁に合うとてもおいしいキノコでした。
しかし、平成16年と平成19年に、スギヒラタケを食べて、急性脳症(意識障害やけいれん)が発生するという多数の報告があげられるようになりました。
当初は、腎臓機能が低下している人がスギヒラタケを食べると、急性脳症が発症すると考えられていましたが、その後、腎臓機能に異常がない人も、スギヒラタケを食べた後に、急性脳症を発症し、死亡する事例も報告されました。
そのため、厚生労働省が、「念のため、原因が究明されるまでの間、腎臓機能が低下していない人も含め、一般の方に対して、スギヒラタケを食べない」よう注意喚起を行っています。
あわせて、農林水産省も、毎年のキノコ狩りシーズンに合わせて、スギヒラタケを食べないよう自治体や関係団体に注意喚起しています。
厚生労働省や農林水産省が原因究明の調査研究を行いましたが、今もスギヒラタケが安全かどうか、現時点ではわかっていないようです。
元からスギヒラタケに含まれる複数の成分が関与して、急性脳症が起きるのではないか・・・とも考えられています。
昔は食べていたから大丈夫。
自分は食べたけど大丈夫だった。
そんな曖昧で科学的な根拠もない理由で、人に勧めたり、食べたりしないようにしましょう。
前回大丈夫だったとしても、今回も大丈夫と言い切れますか?
自分は大丈夫だけど、他の方も大丈夫と言い切れますか?
言い切るなら、その根拠は何でしょうか?
スギヒラタケが食べられないことは、残念なことかもしれませんが、人命の方が大切です!
※2016年12月の記事を改編
マツが枯れていたら、全てが「マツ枯れ」というわけではありません。
マツ枯れと呼ばれる森林被害は、”マツノマダラカミキリ”がマツの新梢を食害することで、枯れる原因となる”マツノザイセンチュウ”がマツの樹体内に侵入し、増殖することで発生します。
次の写真は、マツノマダラカミキリムシが、マツの新梢を囓った痕(食痕)です。
分かりにくくて、申し訳ないですが、写真中央に囓った痕跡があります(>_<)。
マツノマダラカミキリの囓った傷痕から、マツノザイセンチュウがマツの樹体内に侵入します。
ちなみに、マツノザイセンチュウによって枯れたマツからは、ヤニ(樹液)が出ません。
この枯れたマツに、マツノマダラカミキリが産卵します。
産卵された枯れマツを駆除しないと、来年の春、マツノマダラカミキリが飛び立ってしまいます。
そして、飛び立つマツノマダラカミキリの体内には、マツ枯れの原因となる”マツノザイセンチュウ”が侵入しています。
新たな春を迎えたマツが、新しい枝を伸ばし、新しい葉を出すと、それをマツノマダラカミキリが囓り、そこからマツノザイセンチュウがマツの樹体内に侵入し、増殖し、マツを枯らす。
そして、枯れたマツに、マツノマダラカミキリが産卵し・・・・というサイクルの繰り返しで、マツ枯れ被害は拡大します。
被害拡大を防ぐため、マツノマダラカミキリの幼虫が潜む枯れマツを処分することが重要になるわけです。
枯れたマツを観察すると、次の写真の様に、枯れたマツの幹や枝の樹皮の下、枯れたマツの根元に粗い木の屑が確認できます。
この木くずは、マツノマダラカミキリの幼虫が、マツの材部を食べた痕跡です。
なので、写真のような木くずや痕跡が確認できる枯れたマツには、マツノマダラカミキリの幼虫が潜んでいます。
一方、同じ枯れたマツでも、マツノマダラカミキリが産卵していない場合は、写真の様な粗い木屑は見当たりません。
ゾウムシなど他の幼虫は、写真の様な粗い木屑ではなく、粉に近いような感じの木屑です。
それと、マツ枯れの被害を受けた枯れ松を伐採すると、青変菌(せいへんきん)と呼ばれる菌が広がっています。
それと、たま~に、キツツキがカミキリムシの幼虫を食べることもあり、駆除の一役を担ってくれています(^o^)。
マツ枯れ被害が拡大すると、風景が損なわれるし、住宅付近だと生活環境の安全面も損なわれるおそれもあります。
特に近年の大雨、豪雨、強風、台風は想定外や規格外の場合もあるので、そんな時、マツ枯れの様な枯れ木の存在は驚異かもしれません。。。
※2016年2月の記事を再編
海と松林。
まさに白砂青松。
そんな素晴らしい景色を阻害するマツ枯れが目立つ・・・
マツ枯れとは、その名の通り、松林が枯れる森林被害をいいます。
マツ枯れは「マツ材線虫病」ともいい、これに「ニレ立枯病」、「クリ胴枯病」、「五葉マツ類発疹さび病」という世界三大樹木病害を加えた、”世界四大樹木病害”の1つです。
被害を受けたマツは、8月下旬から9月頃にかけて枯れ始めます。
枯れる原因は、「マツノザイセンチュウ」という体長1mmにも満たない小さな線虫が、マツの樹体内で増殖し、マツを枯らします。
そして、その病原体となる「マツノザイセンチュウ」を運び、被害を拡大させているのが「マツノマダラカミキリ」です。
これがマツマダラカミキリ。
オスは、体に対して触覚が長く、触覚の色も茶色一色。
メス。体に対して触覚が短く、触覚が縞々模様。
マツノマダラカミキリは、5月から7月にかけて、枯れたマツの幹から脱出して、動き出します。
脱出したカミキリは、生きたマツの新葉を食べます。
実は、マツの幹から出たばかりのマツノマダラカミキリは、体が未熟で、すぐに交尾・産卵することができません。
マツの新葉を食べて、はじめて体が成熟し、交尾・産卵が出来るようになります。
これを「後食(こうしょく)」といいます。
この新葉を食べたときに出来た傷口から、センチュウが侵入し、マツの中で増殖し、マツを枯らします。
そして、枯れたマツの幹にカミキリが産卵し、孵化→蛹化→羽化します。
センチュウは、カミキリが羽化して飛び立つまでに、体内に侵入します。
センチュウに侵入されても、カミキリは死にません。
マツ枯れの流れをイラストにまとめましたので、ご参考ください。
ちなみに、健康なマツであれば、カミキリに産卵されても、樹液を出して、対抗することができます。
しかし、写真のようにマツの樹皮の下でたくさんの木屑に出ていたら、順調にカミキリが成長していると考えられます。
マツノザイセンチュウによって枯れたマツからは、樹液が出てきません。
なので、枯れたマツや衰弱したマツから樹液が出てきたら、それは別の原因で枯れたと考えられます。
ただ、最近は、カミキリに後食されているにも関わらず、部分枯れしているマツに出会うことも。
マツも、「いつまでも、やられっぱなしではない!」と、少しずつ抵抗しているのかな?
※2015年5月の記事を再編
「あなた、本当に野生ですか?」
と、問いかけたくなるくらい、警戒心が低いニホンジカが増えていますね。
先日、車で林道を走行していたら、お尻をフリフリしながら、食事に没頭しているニホンジカに遭遇。
すぐ側で車を止めて、ドアを閉めて、カメラのシャッターを押しても、逃げない、いや、気づかない(^_^;)
お尻をフリフリしながら、ススキか何かを貪り続けるニホンジカ・・・。
そこで、「 おいっ!」って、大きい声をかけたら、ビクッて、逃げ出す。
突然、大きな声をかけられたときの人間のリアクションと同じ(^_^;)。
通り過ぎる車に慣れてしまっているんでしょうね。
ニホンジカに気づかず、そのまま素通りする人間。
ニホンジカに気づいても、何もせず素通りする人間。
両方とも、ニホンジカにしてみれば、「ただ通り過ぎていく機械の塊」ですからね・・・。
だから、安心して、お尻フリフリできるんだろうなー。
ツガとモミを見分ける簡単な方法をご紹介します。
ツガとモミを見慣れていない方にとって、両種の葉が似ていて、どっちがどっちか分からないという意見を聞くことがあります。
一応、実(球果)を見れば、両種の違いは簡単なんですが・・・。
ツガは、松ぼっくりみたいな実(球果)をつけます。
次にモミの実(球果)。
だけど、頻繁に実(球果)が見られるわけではありません。
そこで、今回、ご紹介するツガとモミの見分け方は、葉の付け根に注目した見分け方です。
モミの葉の付け根は、「吸盤」のようになっています。
吸盤でくっついているようなイメージですね
一方、ツガの葉の付け根は、葉柄があって、普通に生えているって感じ(^_^;)。
ツガもモミの葉も、先端がボコッと凹んでいます。
ただし、モミの場合は、先端が2つに分かれて、尖っていることもあります。
このモミの葉の違いは、陽当たりの良い場所に出来る葉「陽葉(ようよう)」と日陰の場所に出来る葉「陰葉(いんよう)」の違いです。
モミの葉先が凹んでいたら陽葉、葉先が尖って2つに分かれていたら陰葉です。
良く見かけるモミの葉は、先が2つに分かれて尖った陰葉だと思います。
ツガとモミの簡単な見分け方は、葉の付け根です。
葉の付け根が吸盤ならモミ。
そして、モミの葉は2種類。
先が凹んでいたら陽葉。
先が2又になって尖っていたら陰葉。
「葉の付け根が吸盤だったらモミ」という風に覚えて、是非、現地で確認してみて下さい!
”殺しの天使”という異名を持つ毒キノコ「ドクツルタケ」。
広葉樹林だけでなく、針葉樹林の林床にも生え、非常に身近で、よく見かける毒キノコです。
全体が白色のキノコで、”ツバ”と”ツボ”がある特徴的な毒キノコです。
食べてしまうと、嘔吐、腹痛、下痢、肝臓や腎臓の機能障害といった症状を起こし、最悪、死に至ることもある本当に恐ろしい毒キノコです。
基本的に、ツバとツボがあるキノコは、毒キノコが多いので、絶対的な自信がない場合は、食べないことをオススメします(^_^;)。
「これ、美味しいよ~」と勧められても、キノコにツバとツボがあって、見分ける自信が無い場合は、絶対に食べないことをお勧めします。
安易に「キノコに詳しい方が大丈夫って言うから安心♪」は危険です。
実際、それで中毒を起こした事例は多くあるので・・・・(>_<)。