はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

クズ 新芽 

2020年04月14日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 国際自然保護連合(IUCN)が定める「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている日本の植物クズ。

 アメリカでは最悪の害草と呼ばれ、グリーンモンスターというあだ名も(-_-)。

 日本でも、放置された果樹園や畑で繁茂しているクズを見かけます。

 ただ、クズはシカの大好物なので、シカの生息頭数が多い地域ではクズの繁茂はある程度抑制されます。

 クズが減ってきたり、繁茂の勢いが弱くなったなー、と感じたら、シカが頻繁に出没し、定着している可能性があるかも・・・。

 

 

 最悪の害草なんて、呼ばれているクズですが、その用途は、非常に多いし、生活にも生かせるので、実は超優秀な植物。

 

 一番有名なのはクズの「根」。

 薬の「葛根湯」や料理やお菓子に使われる「葛粉」(吉野本葛、葛まんじゅう、葛きり)もクズの「根」。

 デンプン質に富むクズの根は、イノシシも大好きなのか、よく地面を掘り返しています。

 

 クズの根はイノシシが食べ、クズの新芽や葉はシカが食べ、野生動物には人気のクズ。

 シカも好むクズの新芽は、僕たち人間も食べられますよ。

 春(4月)に伸びたクズの新芽は、揚げて良し、炒めて良し、茹でて良しの三拍子揃った魅力的な山菜です。

 個人的には、これくらいの新芽が好みです。

 

 こんな感じに採取して、

 

 天ぷらでいただきました。

 タラの芽(タラノキ)同様、とても美味です(^o^)。

 

 なお、採取する際は、土地の所有者や管理者に許可を得た上で、採取してください。

 放置された場所に繁茂していても、許可を得てから採取することがマナーです。

 クズの美味しさに気づくと、周辺に繁茂するクズの見え方が変わってきます!

 

 クズを根絶する際は、4月に行い、新芽と根っこを採れば、ウハウハですね!

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イシクラゲ

2020年03月31日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 最も身近に生えている食べられる植物「イシクラゲ」。

 砂利敷きの駐車場などで繁茂しているワカメの様な植物、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。

 雨が降って、水分を含むとヌメヌメし、足下が滑りやすくなった・・・なんて経験ないですか?

 晴れの日が続くと、パリパリに乾燥し、駆除してもなかなか減らない。

 

 実は、このイシクラゲ。

 食べられます。

 でも、生えている場所が、砂利敷きの駐車場のような場所が多いので、採って、食べることに抵抗はありますよね・・・・。

 それと、採取にあたって、採取場所に除草剤が使われていないか、が大事なポイントになります。

 砂利敷きの駐車場だと、除草剤を散布している可能性も考えられるので・・・・。

 

 さて、採取したイシクラゲは、しっかりと洗いましょう!

 小さい砂利とか枯れ草の切れ端などが付着しています。

 僕は、結構、気にするタイプなので、何度も何度も洗います!

 

 きれいに洗ったら、熱湯でサッと茹でるだけ。

 今回は、ポン酢に付けて食べました。

 

 イメージ的にはワカメ・・・だけど、少し歯応えが足りない。

 個人的な好みの話ですが、僕は好きじゃないです(^_^;)。

 食べやすいし、きちんと洗えば、臭みもない。

 手に入れやすいし、あく抜きも必要ない。

 食べられる手軽な野草なんですが・・・。

 ぶっちゃけ、この程度なら、ワカメで良くない?、ワカメの方が美味しい!

 あくまで、個人的な好みの話です。

 もちろん、美味しい!と好評価の方もいます。

 

 と言うわけで、興味をもった方は、一度、イシクラゲをご賞味ください。

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クレソン

2020年03月19日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 食べられる野草(野菜?)クレソン。

 クレソンは、湿地に育つアブラナ科の多年草で、標準和名は「オランダガラシ」といいます

 食べ方としては、サラダ、煮浸し、和え物、味噌汁、鍋物など生で食べる・炒めて食べる・茹でて食べると、色んな食べ方を楽しめる優秀な野草です。

 味は「カイワレダイコン」に似ていますが、苦みと辛みは、カイワレダイコンの方が上かも。

 カイワレダイコンが好きな方は、クレソンも気に入ると思います。

 

 以下、僕好みの調理方法です。

 

 サラダとして食べる場合、太い茎は使わず、先端よりの柔らかい茎と葉を使います。

 柔らかい茎だけを使うことで、サラダに適したシャキシャキ感と一緒にクレソンの苦みと辛みが楽しめます。

 

 和え物の場合。

 サラダの様に茎が細い/太いとか、気にせず使います。

 サラダで使わなかった太い茎は、和え物にしてもOK。

 和え物としての歯応えを楽しむには、太い茎がベスト!

 今回は、出汁醤油で味付けし、ゴマを振りかけました。

 

 そして、煮浸しの場合。

 和え物同様、茎が細い/太いを気にせず・・・いや、太い茎は多い方が美味しいです。

 

 今回は、お揚げさんと一緒に炒め、みりんと醤油で味付け♬

 炒め物は、太い茎をたくさん使った方が、よりクレソンを楽しめます。

 

 クレソンは、湿地など水気の多い場所に生育しており、身近な食べられる野草として繁茂しています。

 クレソンの葉は奇数羽状複葉で、側小葉は1~4対(下の写真は3対)。

 そして、クレソンの葉は三行脈。

 葉の基部から3本に分かれる葉脈を「三行脈」といい、クレソンの葉は、まさにそれ。

 

 この三行脈、赤味がある・少し赤味がかる・赤味がないという3パターンがあります。

 上の写真と比較しながら、「クレソンかな?」と思ったら、葉を少しかじって、口の中で噛み噛みし、苦みと辛みを感じたら、クレソンかも・・・(このあたりは、個人の責任で試して下さい(^_^;)。)

 

 さて、クレソンを採取するにあたって、大事なこと。

 もし、クレソンを見つけて、採取する場合は、必ず土地の所有者などの許可を得て下さい。

 その辺にたくさん生えているし、野草だし、自然のものだし、という都合の良い解釈をして、勝手に採取しない様に。

 きちんと許可を得る・一言断りを入れてから採取する。それがマナーです

 

 クレソンは育て方も簡単です。

 採取したクレソンは、水に浸けておくだけで、根が出ます。

 

 根が出たら、ポットに植えてもイイし、水気が多い場所なら直接植えてもOKです。

 

 ただし、クレソンを植える・育てる上で大切なことがあります。

 クレソンは、ヨーロッパ原産の外来植物で、繁殖力が旺盛なため、水辺や湿地に生育する希少な在来植物を脅かす一面を持っています。

 このことをしっかりと理解した上で、育てて下さい。

 クレソンは、外来生物法において「要注意外来生物」に指定されています。

 地域によっては、水辺や湿地の植物を守る・維持するため、クレソンを駆除しています。

 

 クレソンは、食べやすくて育てやすい魅力的な自然の資源ですが、一方で、繁殖力が高い外来植物で希少な在来植物を脅かす存在であることも忘れないで下さい。

 「食べることの楽しみ」と「あるべき自然の姿」。

 このバランスを考えることが出来るクレソンは、教育的にも魅力的な資源ですね。 

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アラゲキクラゲ

2019年12月09日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 山や森の楽しみ「おいしいキノコ」。

 僕は、警戒心がとても強く、安全に対するニーズが強いので、基本的に、毒キノコと識別が怪しいキノコは、美味しいと言われても、食べません(笑)。

 そんな僕がオススメする、おいしい天然キノコの1つが「キクラゲ」。

 ちなみに、写真のキクラゲは「アラゲキクラゲ」表面に毛があります。

 名前にアラゲ(荒毛)って付いてますが、毛って認識できるほど付いているわけではないです。

 お店で売られているキクラゲは、原木栽培や菌床栽培ですが、天然キクラゲも市販のものと遜色ないくらい美味しいです。

 

 アラゲキクラゲは、1年中出ているって感じですが、初夏から初秋にかけての発生が特に多く、広葉樹の倒木や枯れ木に発生します。

 森の中はもちろん、湿気と影のある環境で、広葉樹の枯れ木があれば、畑でも発生します。

 

 見つけても、すべて採り尽くさず、小さいキクラゲを残しておくと、それが大きくなって、長い期間、採り続けることが出来ます。

 もしくは、キクラゲが発生している枯れ木を持って帰って、枯れ木が乾燥しない様に気をつけて管理すれば、しばらくの間、キクラゲを楽しむことも出来ます。

 

 今回は、イロハモミジの風倒木に発生したアラゲキクラゲをいただきました~♪

 

 調理方法は、市販のキクラゲと同じです。

 キクラゲの根元(石突き)を切り落とし、サッと洗います。

 キクラゲを適当なサイズにカットします。

 今回は、イカと一緒に炒めて、ショウガとニンニクを混ぜた醤油で味付けしました。

 アラゲキクラゲのコリコリした食感とイカの食感がピッタリです。

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タラノキ 根萌芽

2019年04月11日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 前回、タラノキの育て方をご紹介しましたが、今回も、タラノキを育てる上で重要な特性を1つ、ご紹介します。

 

 タラノキは、根から新しい芽を出すことができます。

 これを「根萌芽(こんぼうが)」と言います。

 

 根萌芽によって芽生えた新しいタラノキを育てることも、重要なポイントです。

 小さいので、見落としがちになり、うっかり、足で踏みつけたりしてしまいますので、ご注意ください。

 根萌芽させるための親木を残すことも考えながら、前回ご紹介した方法で収穫すれば、次々とタラノキが増えていきます。

 

 なお、タラノキは陽当たりを好む陽樹なので、根萌芽したタラノキを発見したら、光がよく当たるよう、上層木を伐採したり、上層木の枝葉を除去したり、競争相手を除去するなど、常に光がよく当たる環境を整えてあげることで、次々とタラノキが増殖していきます。

 

 収穫するタラノキの芽を見るだけじゃなく、足元にある根萌芽したタラノキにも、目を向けて下さい。

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タラノキ 育て方

2019年04月08日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 今回は、山菜の王様「タラノキ」の育て方をご紹介します。

 タラノキの特性と樹木の生理を生かした方法で、上手に管理すれば、安定的に収穫することが出来ます。

 

 一番のポイントは、収穫するとき。

 タラノキの芽を収穫するとき、下側にある健康的な「潜伏芽」付近で、幹を伐ります。

 

 この時、潜伏芽を傷めないこと

 

 暫くすると、潜伏芽が動き出し、新しい葉を展開させます。

 

 やがて、この葉がどんどん伸びて、新しい幹になります。

 今年、幹を伐った後に伸び始めた新しい葉です。

 その左側にある伐った痕跡が、去年、収穫の時に伐った痕跡です。

 これを上手に繰り返すことで、来年の春も同じように収穫することができます。

 

 樹木は、先端の葉が健康だと、潜伏芽から葉が出ません。

 しかし、先端の葉が衰弱したり、先端の葉による光合成の生産量が低下すると、潜伏芽が動き出し、そこから新しい葉が作られます。

 専門的な話になりますが、植物ホルモンの「オーキシン」と「サイトカイニン」が大きく関係しています。(このお話は、別の機会に。)

 

 さらに、タラノキは陽当たりを好む陽樹です。

 幹を伐った後も、陽当たりの良い環境を維持しないと、育ちません。

 

 タラノキの新芽を採ると、その下にある芽から新しい葉が作られますが、その方法だと、どんどんタラノキが成長して、いずれ採れない高さになってしまいます。

 この方法だと、少し手間がかかりますが、収穫しやすい位置で、タラノキを安定的に収穫することが可能です。

 タラノキをしっかりと観察し、陽当たりの良い環境を維持すれば、タラノキを持続的に育成することが出来ます。

 上の写真は、収穫と再生を繰り返したタラノキの幹です。

 

 で、毎年、こんな感じで収穫します。

 とにかく、トゲが痛くて、大変です・・・。

 

 こんな感じで、タラノキを維持することで、安定的な収穫が望めます。

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コシアブラ 施業

2017年05月05日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 「山菜の女王」と呼ばれているコシアブラ。(ちなみに王様はタラノキ。)

 伐採跡地や日当たりの良い場所に生えるタラノキは、よく見かけますが、林内に生えているコシアブラは、そう簡単には見つからないので、中々、口にする機会は少ないかと思います。

 以前(平成17~20年)、奈良県の吉野地方で山林に関わる仕事をしていた時、自生していたコシアブラを安定的かつ、大量に毎年、採取していたので、その経験をここでご紹介したいと思います。

←先日(H29.4)採取したもの。

 施業を行っていないので、10年前より採れる量が減少しました・・・。

 当時(H17~20)は、この2~3倍は採取でき、両手いっぱいのコシアブラを3家族にあげて、さらに自分も楽しめる分が手元に残っていましたので・・・。

 コシアブラは、新芽をいただきますが、

←これくらいが最適!

←もう少し待ちたいところですが、これでも十分!

 

 

 今回は、コシアブラを植栽して増殖する方法ではなく、自生するコシアブラから安定的に採取するための施業についてのご紹介です。

 

 1.採り方

 コシアブラを見つけたら、嬉しさのあまり、全て採りたくなりますが、来年、再来年も採るためには、全ての木の芽を採らないことが鉄則です。(もちろん、タラノキなども同様です。)

 

 僕は、採取する際、写真のように先端の芽を採り、青い矢印で示した芽を残します。

 この残した芽が、先端部となり代わり、コシアブラは枯れずに、生き残ります。

 

2.剪定

 芽を採取した枝は、当然、光合成が出来ないので、採取した部分の枝は枯れてしまいます。

 芽を残した枝は、光合成が行えるので、そのまま成長を続けます。

 この枯れた枝から、腐朽菌が発生する可能性があるので、芽を採取した際、剪定を行います。

 剪定は、下の写真のように行います。

 枝をじっくり観察すると、小さい芽がある場合もあるので、それも残すようにします。

 この小さい芽は、採取した芽に代わって、すくすくと成長する芽なので、侮ってはいけません。

 すでに水分を吸い上げ、木の芽を展開している時期なので、剪定時期としては、よろしくないかもしれません。

 もしかしたら、休眠期になる11月以降あたりに、もう1度、足を運び、剪定すべきなのかもしれません。

 

3.除伐

 残した芽がすくすくと成長しても、上層木に被圧されると、その成長に影響が出てきます。

 コシアブラは、タラノキのように強い陽当たりを好む樹木ではないので、上層木の強度な伐採よりも上層木の枝を刈り払う方が望ましいと思います。

 コシアブラと接触する枝はもちろん、コシアブラの日影になっている枝も除去します。

 場合によっては、日陰となっている上層木そのものを伐採することになりますが、コシアブラに光が当たればいいので、日陰になっている全ての上層木を伐採する必要はありません。

 例えば、コシアブラを中心に日陰となる上層木が、東西南北の四方に生えていたといます。

 日が良く当たる南もしくは東の上層木を伐採し、後は、コシアブラの枝に掛かっていないか、伸長成長の妨げになっていないか、将来的に伸長成長の妨げになると思われるものはないか、観察したうえで、上層木の枝はを刈り払います。

 また、ウルシなどコシアブラより成長の早い下層木は、早めに除去する必要があります。

 除伐を行い、周囲を開けると、コシアブラの種子が発芽する可能性もありますが、強度に伐採すると、カラスザンショウやアカメガシワなどの樹種を呼び込む可能性もありますので、「伐採し過ぎない」がポイントになります。

 僕は、毎春に採取するので、除伐は一気に行わず、コシアブラの稚樹の発生具合を見ながら、少しずつ行いました。 

 

 個人的な考えとして、コシアブラの施業は・・・

 コシアブラから美味しい木の芽をいただいたお礼に、コシアブラがすくすくと成長できるよう、コシアブラのストレスになるような要因を取り除くこと。

 だと思っています。

 ・ここの木の芽を採ったら、コシアブラは、次にどのように成長するのか。

 ・コシアブラの成長に妨げとなる/妨げになっている上層木や下層木はどれか。

 コシアブラを観察し、コシアブラの周辺環境を観察するしながら、施業を行うことが、ポイントかと思います。

 繰り返しますが、自生していたコシアブラに対する施業ですので、人工的に植え付けた場合や休耕田を利用した場合は、同じことが言えるのか、自信はありません。

 

 昔は、この山で、こうした施業を行っていたので、「両手いっぱいのコシアブラ×3、+余り」が採取できましたが、現在は施業できる立場ではないため、放置状態になっています。

 久しぶりに、コシアブラをいただきに、お邪魔させていただいたわけですが、やはり、昔のような樹勢はなく、上層木の被圧で枯れているコシアブラもありました。

 

 山の資源を安定的にいただくためには、植生遷移をある程度コントロールする必要があります。

 「自然のままがいい」という想いからすると、コントロールするという行為は、ものすごく悪いように感じますが、遷移をコントロールしないと、消失する植物があることも事実です。

 そして、消失した植物に依存していた虫などの小動物も、同じように消失します。

 人が関わることで消失するものがある一方で、人が関わることで生き残るものもあると思います。

 とはいえ、コシアブラのためにと、伐採や枝払いした上層木には申し訳ない・・という気持ちを持ちつつ、やはり、森林からいただいた資源を味わう楽しみはやめられません。

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フキノトウ

2017年02月27日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 春の訪れを感じさせる山菜「フキノトウ」。

 家の周りにたくさん生えていました。

 不覚にも、その存在を見逃し、食べるには遅い状態がほとんど・・・・

 でも、粘り強く探していると・・・

 まだ、食べられるフキノトウを発見!

 

 フキノトウは、花芽が開く前の包まれた状態のものを山菜として、いただきます。

 

 こういうのは、食べられません。

 

 開花したものが多かったけど、それでも、美味しくいただけるフキノトウが、たくさん見つけました。

 水気の多い場所に生えているフキノトウは、中身が腐っている場合があるので、要注意です。

 

 お浸しや味噌汁にしてもいいんですが、やはり、フキノトウの苦みを感じながら食べたいので、「天ぷら」に!

 ほんのりとした苦みが「フキノトウ」の旨みですね。

 

 ちなみに、卵がダメなので、天ぷらの衣は、小麦粉と米粉と水で作っています。

 米粉を入れるとカリッと揚がります(入れすぎるとネチネチします。)。

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キイチゴ

2016年06月12日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 今、仕事で植栽地を回ることが多く、この時期は晴天だと、日陰もなく、かなり暑くなります

 林業の現場では、下刈りの時期を迎えていますが、毎年、こんな炎天下の中、作業員さんってスゲェ~な・・・って思います。

 本格的な暑さはこれからですが、この時期の暑さも暑い

 でも、この時期ならではの楽しみもあります。

 そう、植栽地は日当たりが良いので、キイチゴに適した環境です

 実が終わると、ただの痛い植物となって、下刈りの邪魔になりますが、今は、ありがたい存在

 

 個人的には・・・

 No.1は「クサイチゴ」

 粒が大きく、味も甘い。

 No.2は「ナガバモミジイチゴ」

 クサイチゴより粒は小さいが、味は甘い。

 

 次に、おいしくないキイチゴ。

 ニガイチゴ

 その名の通り、苦い。

 ちなみに、葉も苦い。

 でも、クサイチゴやナガバモミジイチゴを食べたことがない人が食べると・・・「美味しい」という・・・。

 で、クサイチゴやナガバモミジイチゴを食べさせた後に、ニガイチゴを食べさせると「苦い」という・・・。

 まさに、美味しいものを知って、味覚が変わる瞬間

 

 あと、なぜか「毒」と思われている「ヘビイチゴ」

 毒はないです。

 ただ、味がなくて、甘くなければ、苦くもない。

 本当に味がありません

 

 採取したキイイチゴはジャムや果実酒に。

 でも、山を歩きながら、生食が一番おいしい。

 炎天下の植栽地を歩く中、キイチゴを食べる。

 この時期にしか味わえない、ちょっとした贅沢な気分になります

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トゲのないタラノキ

2016年04月17日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 春は芽吹きの季節で、お花見もいいですが、山菜も春ならではのお楽しみ

 春の山菜で代表的なものとして、タラノキ。

 トゲトゲしいタラノキですが、「トゲのないタラノキ」というものもあります。

 これは、職場で栽培されているタラノキ。

 左が普通のタラノキ(トゲあり)、右がトゲなしのタラノキ。

 

 トゲなしタラノキは、赤味がなく全体的に緑色で、別物のように見えます。

 トゲのないタラノキ・・・なんとなく違和感が・・・

 

 ちなみに、タラノキは根萌芽(こんぼうが)します。

 根を切って植えておくと、生えてきます。

 

 肝心な情報

 トゲなしタラノキのお味

 

 

 普通のタラノキと同じでした

 トゲがない分、採取しやすいですけど、個人的にはトゲある方が、タラノキっぽいし、山菜として楽しめると思いました

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