久しぶりにブログを更新します。
が・・・例のごとく遡りネタです。。。
7月15日(月)。
奈良県川上村にある森と水の源流館のイベント『企画展「巳」 へびふぇすてぃばる~ゆかいなへびのおはなしとうた~』にへびネタの講師として参加してきました。
→ http://www.genryuu.or.jp/thanks.htm
あと、花子Baby'sさんが来館され、ライブも盛り上がりました(”ゆかいなうた”ですから)。
「へびの唄」とても気に入りました。
どんな唄なのか。
こちらのブログから聞くことが出来ます。You Tube付き
→ http://yokoiterum.exblog.jp/20708359/
企画展「巳」は9月8日まで。
超リアルなヘビの模型や骨格標本なども展示されています。
展示されている各種ヘビの写真(大きい方)のいくつかは、僕が撮影したものです。
ず~と前に、源流館にデータの複製をお渡ししたものです。
自分の写真だけど、久しぶりに見ました。。。
7月15日の当日のみ、ニホンマムシ、ヤマカガシ、ヒバカリ、ジムグリ、タカチホヘビ、シマヘビ、アオダイショウを展示し、来館された方に触れてもらいました。
珍しいアオダイショウのアルビノも
初めて見たので、超感激
あと、マムシの蒲焼き試食会なんかも。
久しぶりに食べました。
見た目はウナギの蒲焼きっぽいけど、ヘビはヘビなので、身は少なく、骨が多いので、「少し肉付きのよい骨せんべい」って感じです。食べてもマムシ臭いし。。
ちなみに、食べると「カッカする」と言いますが、僕はしません。
精力がつくなどと言われており、自然の健康食として、有名なマムシ。
もちろん、個人差があります。
お皿にあった一番大きいのを食べましたが、翌日(16日)、頭痛で寝込みました(いや。食べたから頭痛で済んだのかも。。)
しかし、ヘビ好きが5人も集まると、話す内容も濃い!
ヘビ達を見ながら、昼食を食べ、ヘビの話をする。
きっと、昼食中のへびトークの方が、内容的には濃密(マニアック)だった・・。
今回のヘビのおはなしで皆さんに伝えたかったこと。
今、ヘビの個体数が減りつつあります。
昔よりヘビを見なくなりました。
ヘビがレッドデータブックに載る日も遠くはありません。
ヘビは生態系でも上位に立つ生き物です。
ヘビが少ないと言うことは、エサとなるカエルやネズミの数・生息地が減っていると言うことです。
さらに、エサとなる虫も減っていると言えます。
あくまで、僕の持論ですが、「ヘビの種類が多い山は生物多様性が豊かである」。
ヘビは鳥のように飛ぶことが出来ません。
また、手足がないので、簡単に移動することもできません。
一定のエリアで生息している生き物です。
その限られたエリアに多種類のヘビが生息すると言うことは、それだけ、自然が豊かだと言うことです。
一番、適応力というか生活力があるのは、街中でも見かけるアオダイショウ。
その次はシマヘビかな。。。
ニホンマムシは、街中に不向きです。
タカチホヘビにいたっては、乾燥に弱いので、湿潤な森の中でしか生きられないでしょう。ミミズ食やし。
ヘビの数が減っている・・・。
ヘビ嫌いの方は嬉しい情報かも知れませんが、自然界にとっては、かなりの危機であることを知っていただきたいと思います。
さいごに。
奈良県も2011年(平成23年)の12号台風で大きな被害を受けました。
川上村の役場近くでも、山が大きく崩壊し、橋ごと道路が吹き飛ばされました。
少しした知り合いが、当時、目の前で橋が吹っ飛ばされる現場に居ました。
もう少しで、あの崩壊に巻き込まれていたそうです・・・。
源流館へ行く途中、その現場を通りました。
復旧が進んでいました